アンベル・ロキ
登場作品:天結いラビリンスマイスター
解説
メフィ公国において有数の名家であるロキ家の魔術師。
魔術師の名門の生まれながら少し不器用であり、一族でも有数の強大な魔力を持ちながらも制御技術が拙く、魔術師としては半人前。
その為、一族の中でも不遇な扱いを受けており、そんな自分が嫌で生真面目に努力をするも失敗が多く、自信を失っていく悪循環に陥ってしまっている。
真面目な性格もあって責任感は強く、与えられた務めをしっかり果たさそうとするが、自信の無さから言動の端々に自虐や卑屈さが出てしまう事もあり、
また未熟故か周りの目も気になるらしく、必死になっている姿を見られたらどう思われれるか考えてしまい、人前で積極性を示す事にも抵抗がある様子。
メフィ公国で起きた異変の調査にやってきた
アヴァロ達の案内役をロキ家から命じられ、迷宮探索に同行する事となり、
当初は彼等に対しても虚勢を張っていたが、割と早い段階で魔術師として未熟である事がバレてしまっている。
迷宮の異変に幼馴染の
リルが関わっていると知った後は彼女の真意を知りたいと考える様になり、その為にも実力をつけようと決意、
公国各地の迷宮探索やその後に起きた
魔神ヴィネアや
ベルガラード王国との戦いの中で成長し、
アヴァロ達の力となった。
元より高かった魔力は生来のものでは無く、
サクリファの人体実験を受けた結果であり、幼少期に身体が弱く寝込みがちだったのもそれが原因。
ただし本人も忘れていたが、被験者となったのは自ら望んでの事であり、
サクリファに強制された訳では無い。
ちなみに実験内容は生まれ持った才能で力の上限が決まっているという考えを覆す為、人工的に優れた魔術師を量産しようというもの。
投薬によって身体を改造する事で体内の魔力許容量を増大させるというのが具体的な手法で、
サクリファも自分の身体で試して一定の成果を出していた。
子供の頃に施術する方が魔力増大の効果自体は高かったようだが、拒絶反応が出るというデメリットもある事や制御能力までは伸ばせなかった為、
ある程度の成果こそあったものの、人工的に優れた魔術師を量産するという意味では失敗に終わったと最終的に
サクリファは判断した模様。
その話を聞いた時には流石にショックを隠せなかった様子だが、
アヴァロが自分の成長を信じてくれた事もあって持ち直し、
サクリファに対して自分がまだ成長を諦めてはいない事、そして実験が失敗とはまだ決まっていない事を伝えている。
自身が落ちこぼれであった事もあって魔術偏重主義の
メフィ公国の在り方に染まりきっていた訳では元々無いが、
アヴァロ達との交流を通して魔術師としての能力だけが人の価値では無いと考える様になっていき、また
リルの目的が孤児を救う為に公国を変える事だと知り、
自分の様な落ちこぼれや孤児であっても安心して魔術を学べ、一人前となれる場所を作りたいという想いを抱く事となった。
ギアリーに裏切られ、理想を実現させる道を見失っていた
リルもその考えを現実的な案と認め、協力を約束している。
ベルガラード王国との戦いが一段落ついた後は
アヴァロ達との別れを惜しみながらも公国に残り、
インフルース王国に帰還する彼等と別れた。
雑感・考察
上記解説はベルガラード王国ルートのもの。
シヴァ女王ルートでも
リルとの和解がラスボス戦後まで持ち越しな事を除けば立ち位置はほぼ同じ。
日常イベントにおいて度々ギザギザな歯が話題となるが、描写を見る限り単なるギャグ描写という訳では無く、本当にギザギザしているっぽい。
ゲーム上ではレベルアップする事で「水流魔術師」、「素潜り水流術師」、「水崩姫」、「絆紡ぐ水流術士」、「水流を極めし神傑」の称号を獲得可能。
最終更新:2022年01月16日 23:37