ギアリー・ガイダル
登場作品:天結いラビリンスマイスター
解説
魔シキ封錬ノ匠の構成員。
ベルガラード王国に逃げ延びていたが、未だ
現神による支配体制を覆す事に執着している。
自身が敗北する事を嫌い、例え目的を果たす為であっても一時的に後退する事すら好まない。
嗜虐的な性質が強く、常に相手に対して強気な立場をとれないと機嫌が悪くなる。
一族の方針を否定している訳では無いが、
ヴァーツラフが曲がりなりにも
人間族の地位復権を掲げていたのと比べ、
周囲に対する個人的な妬みや怒りを理由とした八つ当たり自体を目的としている所がある。
一度敵と判断すると一切容赦せず、苛烈なまでの制裁を与えるが、利用価値があると判断した者に対してはそれなりの温情を見せる事もある。
リルを盟主と呼んで協力関係をとっているが、当然信頼し合っている訳では無く、あくまで互いの目的の為に利用しあっているだけ。
魔力楔を設置する事で
メフィ公国の迷宮を暴走させていたが、その真の狙いは
公国の大地を弱らせ、
魔神ヴィネアの封印を解いた上で排除し、
彼女が秘匿している
柩冥神殿ヴィルキースとそこで眠る
魔神女王シヴァを手に入れ、その力で
現神の君臨する世界を破壊する事。
しかし
魔神女王シヴァの復活までは概ね想定通りに進んだものの、
アヴァロ達が彼女を倒した後にトドメを刺さなかった事で計画は破綻、
次善の策として
ズィナミアに準備させていた
ベルガラード王国軍を転移魔術で
メフィ公国の首都へ直接侵攻させようとしたが、
こちらもそれを予測した
アヴァロ達によって転移先を
グアラクーナ城砦内部へと変更された事で失敗に終わり、
最後は自身に歪んだ愛情を向ける
ズィナミアに生きたまま捕食されるという凄惨な最期を遂げた。
雑感・考察
上記解説は
ベルガラード王国ルートのもの。
シヴァ女王ルートでは
アヴァロ達が
ヴィネアを倒し、力を失った状態で彼女が再封印された事で計画通りに
柩冥神殿ヴィルキースの解放を果たした。
また
リルを依り代にする事で
魔神女王シヴァを復活させてもいる。
ヴィルキースの砲撃によって
メフィ・リウェロンを危機に陥れたが、フィアやクーナの活躍もあって首都を崩壊させるには至らず、
ヴィルキースに突入してきた
アヴァロ達との戦いに敗れた。
戦闘後には全く反省していない素振りで命乞いを行い、流石にバカ正直にそれを信用はされなかったものの、それでも
フィア達に殺す事を躊躇わせたが、
復讐に燃える
ルーチェにあっさりと致命傷を負わされ、最後は自らの魔力で自身を焼き尽くして死亡した。
善意では無く、悪意を持って自分を殺す事には共感するところもあったらしく、死をもってしても心を折れなかった事を
ルーチェは少し悔やんだ様子。
最終更新:2022年10月06日 18:54