クーン・カリエステル
登場作品:戦女神Ⅰ、戦女神Ⅱ、天秤のLa DEA。
解説
ミルフェの街に存在する
イーリュン神殿の司祭。
お互い仕事が忙しい為に疎遠になってしまっているが、
リンシャとは幼馴染。
イーリュンの教えに忠実な慈愛に満ちた女性であり、
セリカが
神殺しである事に気付きながらも
先の大戦で失った力を取り戻す為に彼を癒やす事を申し出た。
しかし様々な手段を試したものの
セリカの力を取り戻す事は適わず、最終的には自らを生贄としてまで彼の力を取り戻そうとしたが、
その様な手段で力を取り戻す事を望まぬ
セリカは
性魔術を用いて精気を貰う事でその代わりとした。
かつて
イーリュン神殿の司祭であった父親が病に倒れた時、彼は自分よりも病や怪我で苦しむ他の人々の救済を優先する事を娘に願ったのだが、
当時の彼女はそれを受け入れる事ができずに他人よりも家族である父親の治療に専念してしまった。
だがそれが真面目で優しい父親を追い詰めてしまう事になり、結果として彼は他者を救って欲しいと書置きを残して自刃してしまった。
そのような過去から今度こそ全ての人を救おうと思いつめてしまっており、それが
セリカの治療に命をも掛けようとした理由となっている。
また中々治療が成功しない自分に辛抱強く付き合い、励ましてくれる
セリカに惹かれていた事も理由の一つ。
命を掛けずとも
セリカを癒せた事で憑き物が落ちたようであり、今後は自分の事も蔑ろにはしないと約束している。
後に
古神七魔神を追って
ミルフェを訪れた
セリカと再会した。
その際には
セリカの身体と心の傷は彼自身によって癒やさなければならないという
イーリュンの神託を受けており、自分の手で直接癒やす事は無理でも可能な限り力になると伝えている。
雑感・考察
戦女神Ⅰの設定では父親は病魔に侵された結果、狂気に取り憑かれて亡くなった設定となっており、
セリカもいつか父の様に戻らぬ力に苛立って精神を病むのではないかと考えた事が治療に命を掛けようとした理由となっていた。
サラッと流されているが、イーリュンの神託を受けている辺り、聖職者として結構有能なのかもしれない。
最終更新:2019年02月11日 00:30