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Zalgo

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Zalgo」(ザルゴ)は『秘封霖倶楽部』のエピソードの一つ。小説としてではなく、ニコニコ生放送でボイスドラマとして数日にわたり公開されたもので、のちに脚本も公開された。生放送の録画が公開されたのは2018年07月03日。

蓮子、霖之助、メリーの3人により、数日にわたって収録されたラジオの形式でストーリーが展開していく。日によってはオリジナルキャラクターがゲストとして登場する。

- 目次

あらすじ

一日目、初めに蓮子が『ピーナッツ』の載った漫画雑誌を紹介する*1。この雑誌は、蓮子たちが京都府舞鶴市の「ロシア病院」(海軍第三火薬廠)の廃墟で、水没した場所から発見したものだという。雑誌は水没していた割には状態がよく、ところどころ落書きされているが、その落書きは離れたページ同士でつながるように描かれていた。蓮子は雑誌をページ別に分解して落書きを繋げ、落書きに込められた意図を探り出そうとする。

二日目、雑誌のページを繋げた結果として「Z」の文字が完成する。ラジオではゲストの駒田とのトークが展開するが、途中で音声が乱れ、唐突にアメリカのマンハッタン州で起きた強姦致死事件が言及される。被害者はルーザ・ゴーシュという7歳の女児で、生まれつきの盲目だった。このとき、霖之助だけがこの言及を認識する。

三日目、「Z」に続いて「a」の文字が完成する。ラジオのゲストは長谷田。再び音声が乱れ、マンハッタン州の強姦致死事件について言及される。事件以前、被害女児のルーザは毎晩母親から読み聞かせられていた本の登場人物の姿形を、先天性の盲目故に、実態と全く異なる姿で思い描いていたことが明かされる。

四日目、雑誌のページをさらにつなぎ合わせ、文字は「Zal」まで完成する。蓮子もメリーもラジオの録音を確認し、音声の乱れに伴う現象を認識する。ゲストの薫子の指摘により、雑誌のページに描かれた『ピーナッツ』の登場人物がタコのような姿になっていることが判明。続いて、音声の乱れを通じて、強姦致死事件について言及している人物がルーザの母親であると明かされ、彼女は「悪魔」と化したルーザを探していると話す(五日目にこの母親は身体を持たないことを話す)。音声の乱れが収まった後も、収録現場のテレビから触手が現れる。

以降も雑誌のページの連結による文字列は続いていき、最終的に「Zalgo」として完成する。五日目、現象の現実への干渉は明白なものとなり、ゲストの桐谷は化物の姿になる。六日目、霖之助はこれ以上の干渉を止めるために録音機器を破壊するが、蓮子は収録を強行する。そのような中、まもなくルーザが母親と再会することが仄めかされる。これまで「ザルゴ」という言葉が発声されることによって音声の乱れが生じていたが、その現象が起きなくなったと判明する。

七日目、音声の乱れが起こらなくなったのは、すでにザルゴによる現実への侵食が完了したためだと霖之助が明かす。霖之助もザルゴに侵食され始め、世界そのものもザルゴと一体化し、それによってルーザと母親の再会が果たされる。その後、「リンフォン」の回に登場した骨董品店の店主によって、この現象の起きた世界線は閉鎖され、それによってザルゴは封印されることが明かされる。

場面が切り替わり、視点は一連のストーリーを「ボイスドラマ」として視聴していた人物のものとなる。この人物により、作中のマンハッタン州の事件は実在しないことが明かされる。その人物の見ている画面が一瞬だけ乱れるが、それはコンピュータウイルスによるものとして片付けられる。

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関連項目

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注釈

*1 『ピーナッツ』の載った雑誌は、作中では「現地の雑誌」との説明が付されているが、現地の『ピーナッツ』は本来、新聞で連載していた作品である。ただ、今では2,000以上の雑誌で掲載された作品とされ、日本でも『女性セブン』、『週刊朝日』、『月刊SNOOPY』などといった雑誌で連載した。(出典: Wikipedia)