バンギラス
No.248 タイプ:いわ/あく
特性:すなおこし(場に出た時、天候が「すなあらし」になる)
| すなおこし |
HP |
攻撃 |
防御 |
特攻 |
特防 |
素早 |
| バンギラス |
100 |
134 |
110 |
95 |
100 |
61 |
| カバルドン |
108 |
112 |
118 |
68 |
72 |
47 |
| ばつぐん(4倍) |
かくとう |
| ばつぐん(2倍) |
みず/くさ/じめん/むし/はがね |
| ふつう(1倍) |
でんき/こおり/いわ/ドラゴン |
| いまひとつ(1/2) |
ノーマル/ほのお/どく/ひこう/ゴースト/あく |
| いまひとつ(1/4) |
--- |
| こうかなし |
エスパー |
バンギラスについて
特徴(内藤先生) ●第四後期
金銀で登場した悪/岩タイプの600族。高い攻撃力と耐久力、そして多彩な技を持つ比較的恵まれたポケモンです。
この基礎能力の高さに加え、特性の《すなおこし》により引き起こされた砂嵐によりなぜか特殊耐久が強化されるため、実質合計種族値は(耐久無振りで)680相当となります。特防に振れば、更に実質合計種族値は高くなります。
この特殊耐久から、『こだわりメガネ』
ラティオスの「りゅうせいぐん」2連打を耐えられる貴重なポケモンです。
他にも、その特殊耐久から弱点を突かれにくい電気タイプに対しても後出しが安定したり、相手の『きあいのタスキ』を削る事が出来たり、強力なポケモンが半減しにくい「ゴースト」「あく」タイプの攻撃両方を半減できたり、『こだわりハチマキ』「けたぐり」装備で
カビゴンにも強かったりするので、役割を持てる範囲や繰り出せる範囲は非常に広いと言えます。
これに加えて物理特殊両方の火力も高いので、相手の後出しに対しても比較的強く、交代を主軸に置いて考えての基本性能自体は非常に高いと言えますが、タイマンでの打ち合いを考えると、遅いすばやさや多すぎる弱点もあり勝てる範囲はあまり広くありません。
いわタイプであるだけあって物理耐久も高く、強化アイテムのない
メタグロスの「コメットパンチ」や、
ガブリアスの「じしん」程度なら調整次第で耐える事が出来ます。
タイプ不一致の「かわらわり」も、最低一発は耐えられると思った方がよいでしょう。威力120の「けたぐり」は流石に耐えない事の方が多いです。
《すなおこし》により自身の能力を強化できますが、同時に相手のガブリアスを強化してしまうので、バンギラスを使う人と使わない人で分かれるポケモンでもあります。
これはバンギラスというポケモン自体を嫌っての事ではなく、相手の《すながくれ》ガブリアスに攻撃を避けられるのを嫌っての事です。
カバルドンと比べると、砂嵐により自分の能力を強化できる点、タイプ一致の攻撃が二つある点(カバルドンはタイプ一致の攻撃が「じしん」しかなくラティオスなどを呼びやすい)、特殊火力も出せる点、「でんじは」を撃てる点が異なります。
カバルドンとは全然違う仕事をこなすポケモンではありますが、一つのパーティにカバルドンと共存させるのは、弱点やすばやさの関係からあまりお勧めしません。
実戦で使う場合は『こだわり』系アイテムを持たせる場合が多く、それ以外のアイテムでは『きあいのタスキ』が多いです。
後受けや潰し、タイマン性能を重視して考えるのならば『こだわり』系アイテム、砂嵐を撒く事を重視するのであれば『きあいのタスキ』といったように使い分けが出来ればいいでしょう。
『ヨプのみ』は、「インファイト」を半減しても倒れてしまうのが難点ですが、それでも「きあいだま」などを耐えるのには便利なので、一考の余地はあるといったところ。
『シュカのみ』は、ガブリアスの『こだわりハチマキ』「じしん」を受けても倒れないので、『こだわりハチマキ』ガブリアスが流行している環境では一考の余地があります。
特殊技が豊富なので特殊型も強力ですが、相手のバンギラスやカビゴンで止まるので、「けたぐり」はほぼ必須です。
型
(※:実値は便宜上6Vのものを記述しております)
物理スカーフ型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:『こだわりスカーフ』
わざ構成:ストーンエッジ+(けたぐり、かみくだく、れいとうパンチ、じしんからどれか3つ)
【サンプル配分】
バンギラス(ようき):HP179(28)-こうげき177(180)-ぼうぎょ136(44)-とくこう103(0)-とくぼう121(4)-すばやさ124(252)
すばやさに極振りし、ようきガブリアスの「じしん」を最高乱数以外耐えして、残りこうげき。
ようきガブリアスの「げきりん」を2発耐えるカビゴンに対しても「けたぐり」2発で安定して落とせます。
無振りガブリアスは「れいとうパンチ」で中乱数といったところで、
ヘラクロスの『こだわりハチマキ』インファイト耐えガブリアスはほぼ落ちません。
無振り
ゴウカザルは「じしん」で85%~87%の乱数を引かなければ倒せます。『シュカのみ』持ちが厄介ですが……。
サンダーは197-113調整くらいまでなら85~88の乱数さえ引かなければ天候ダメージ込みで落とせます。
【解 説】
『こだわりスカーフ』を持たせる事によってタイマンで勝てる相手を広げたいバンギラスです。
『こだわりスカーフ』型はバンギラスの足りない素早さを補え、バンギラスの癖に相手のガブリアスと打ち合える特徴を持つので数あるバンギラスの型の中でも抜けて使いやすいと思います。
オフラインだとまた事情が変わってくるのですが、オンラインでは「でんじは」サンダーに粘られないため物理スカーフ型が強力です。バトレボなら禁断の「おいうち」を使うことも出来ます。
「じしん」はぶっちゃけ抜いても構いません。「けたぐり」は同系やカビゴン意識です。ヘラクロスや《すながくれ》ガブリアスに当てる「つばめがえし」なども面白いでしょう。
『こだわりスカーフ』系は様々な型が考えられますが、構築の基本として、せっかく『こだわりスカーフ』を持たせるのですからタイマン性能を意識するとよいです。
鉢巻しっぺ返し型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:こだわりハチマキ
わざ構成:しっぺがえし/けたぐり/じしんorゆきなだれ/ストーンエッジ
【サンプル配分】
バンギラス(なまいき):HP205(236)-こうげき178(188)-ぼうぎょ130(0)-とくこう115(0)-とくぼう144(84)-すばやさ72(0)
スイクンの「なみのり」を最高乱数以外3発耐えして、残りこうげき。理想値である事を分かりやすくする都合上すばやさが高くなっているが、もっと遅い方が都合は良い。
「しっぺがえし」により、一般的なHP振りメタグロスを2発。スイクンを安定で3発。ずぶとい防御特化サンダーを2発。
耐久調整ヘラクロス(175-96)を「ストーンエッジ」+砂ダメージで高乱数1発。
「けたぐり」により、こうげき205メタグロスの「コメットパンチ」2発耐え程度のカビゴンを中乱数1発。
ちなみに、「かみくだく」を採用する場合はいじっぱりでこうげきを205まで上げても良いです。「かみくだく」や「けたぐり」により標準的なHP振りメタグロスが高乱数3発になります。
【解 説】
なまいきな『こだわりハチマキ』「しっぺがえし」バンギで、サンダーなどに対して後出ししてアドバンテージを取っていきたいバンギラスです。
後出しからアドバンテージを取るバンギラスとして、今なら『こだわりハチマキ』「かみくだく」よりも安定して活躍してくれるでしょう。
基本はサンダー相手に後出しして、後ろに居るであろうスイクンやメタグロス、カビゴンに負担を掛けて行く運用が主となります。
一番厄介なのはガブリアスですが、「でんじは」から「みがわり」を連打されない限りはとりあえず「しっぺがえし」を一発は撃てます。
後出しから簡単に対策出来るバンギラスではないので、今のオンラインではこのようなバンギラスが使いやすいでしょう。
バトレボ環境ではもちろん「おいうち」が使えますので、「じしん」を抜いて「おいうち」を入れましょう。
このようなバンギラスは、後出しを想定して構築すると使いやすいです。
「しんちょう」だと同速の際「けたぐり」を打ちやすくなるので「けたぐり」がより活きるようになるかもしれません。
勇敢のほうが努力値がおおよそ24くらい浮いてとくぼうがあと3上がるんですがどうなんでしょうか・・・?
球龍舞型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:『いのちのたま』
わざ構成:かみくだくorストーンエッジ/じしん/れいとうパンチorげきりん/りゅうのまい
【サンプル配分】
バンギラス(ようき):HP176(4)-こうげき186(252)-ぼうぎょ130(0)-とくこう103(0)-とくぼう120(0)-すばやさ124(252)
ただのAS極振り。これ以外の配分にする理由も特にないでしょう。
【解 説】
「りゅうのまい」で素早さを上げて、抜き性能を持たせる事でアドバンテージを取っていきたいバンギラスです。
タイマン性能で見ると微妙なので、個人的にはあまり評価していませんが、PTの性格によってはこのバンギラスが一番合うと思います。
配分はAS極振りでまったく問題ありません。こうげきを186まで上げる事で、「りゅうのまい」後の「じしん」により標準的なHP振りメタグロスを高乱数で倒す事が出来ます。
タイマン性能を考えるなら、『シュカのみ』など持たせても良いでしょう。
電磁波型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:『きあいのタスキ』
わざ構成①:かみくだくorストーンエッジ/じしん/れいとうパンチ/でんじは
わざ構成②:あくのはどう/れいとうビーム/だいもんじ/でんじは
【サンプル配分】
①バンギラス(ようき):HP176(4)-こうげき186(252)-ぼうぎょ130(0)-とくこう103(0)-とくぼう120(0)-すばやさ124(252)
②バンギラス(おくびょう):HP176(4)-こうげき138(0)-ぼうぎょ130(0)-とくこう147(252)-とくぼう120(0)-すばやさ124(252)
ただのASとCS。
【解 説】
「でんじは」を撃つことで、後続の「みがわり」ガブリアスに繋げていきたいバンギラスです。
「でんじは」を撃った後の『ひかりのこな』ガブリアスの回避率は46%で、ここまで来ると運ゲーと呼ばれるようなものではありません(身代わり四回に攻撃が全弾当たる確率はわずか8.50%)。
早く倒れてもらった方がありがたい側面もあるので、耐久は無振りを推奨します。
ヘラクロスやメタグロスなどとの対峙が起こっても「でんじは」を撃っていれば良いので、そういう意味で崩されにくい、強力なバンギラスではあります。
眼鏡型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:こだわりメガネ
わざ構成:あくのはどう/だいもんじ/10まんボルト/けたぐりorれいとうビーム
【サンプル配分】
バンギラス(ひかえめ):HP206(244)-こうげき138(0)-ぼうぎょ134(28)-とくこう154(196)-とくぼう125(36)-すばやさ82(4)
こうげき205メタグロスのコメットパンチ耐え、『こだわりメガネ』ラティオスの「りゅうせいぐん」2連打耐えを施して、標準的なHP振りメタグロスを「だいもんじ」で撃破する程度のとくこうを確保、残りすばやさ。
こうげきを205まで引き上げたメタグロスはどうせ強化アイテムを持っていると考えられるため、ぼうぎょ配分は切っても問題ないです。とくぼう配分も、どうせ高乱数で考える事を考えると、必要ないでしょう。
【解 説】
受けにくく高火力の「あくのはどう」、標準的なメタグロスを確1にする「だいもんじ」や水に刺さりまくる「10まんボルト」(または「かみなり」)といった手札を持ちたい『こだわりメガネ』持ちの特殊型です。
物理型を想定して受けに来た
グライオン等に甚大な被害を負わせる事が可能ですが、オンラインでは眼鏡である利点があまりないので微妙です。
特殊型なので
ソーナンスの反撃を受けません。「おにび」もほぼ効果がないので物理防御特化の
ヨノワールなどに対してもアドバンテージを取っていけます。
「だいもんじ」で標準的なHP振りメタグロスを確1にするといっても、特殊防御に振った調整メタグロス(185-134)などは落とせません。
襷カウンター型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:『きあいのタスキ』
わざ構成:ストーンエッジ/れいとうパンチ/かみくだく/カウンター
【サンプル配分】
バンギラス(ようき):HP176(4)-こうげき186(252)-ぼうぎょ130(0)-とくこう103(0)-とくぼう120(0)-すばやさ124(252)
【解 説】
「カウンター」でメタグロスや厄介な格闘タイプを返り討ちにしたいバンギラスです。
「カウンター」を撃った時点でバンギラスは半分潰されています。
例えばカイロスの「シザークロス」を耐えてカウンターで倒しても、カイロスとバンギラスの交換では分が悪すぎるので、この辺も考えた上で行動を決めましょう(カイロスが好きな人、ごめんなさい)。
特殊スカーフ型(内藤先生) ●第四後期
もちもの:『こだわりスカーフ』
わざ構成:あくのはどう/れいとうビーム/だいもんじ/けたぐり
【サンプル配分】
バンギラス(おくびょう):HP179(28)-こうげき138(0)-ぼうぎょ136(44)-とくこう138(180)-とくぼう121(4)-すばやさ124(252)
すばやさに極振りし、ようきガブリアスの「じしん」を最高乱数以外耐えして、残りとくこう。
【解 説】
特殊『こだわりスカーフ』型です。特殊型バンギラスは敵のカビゴンやバンギラスが課題になるので「けたぐり」を装備。
「おにび」やソーナンスに対して強いのが最大の特徴ですが、特殊スカーフ型自体の地力はそこまで高いわけでもありません。
ちなみに「はねやすめ」で粘ってくるサンダーは倒せません。サンダー側は、バンギラスを見たらまず逃げるでしょうが、1対1になったら負けです。
「けたぐり」で相手のバンギラスを倒せないことがあるので、性格をむじゃきにして両刀スカーフにするのも良いでしょう。
鈍いバンギ(内藤先生) ●第四後期
もちもの:『カゴのみ』
わざ構成:ストーンエッジ/しっぺがえし/のろい/ねむる
【サンプル配分】
バンギラス(いじっぱり):HP207(252)-こうげき170(4)-ぼうぎょ162(252)-とくこう103(0)-とくぼう120(0)-すばやさ81(0)
とてもシンプルないじっぱりぼうぎょ特化バンギラスです。
性能としては、一回「のろい」を積んだ後にこうげき187程度のメタグロスの「コメットパンチ」を最高乱数以外2発耐え、一回「のろい」を積んだ後の「しっぺがえし」でHP振りメタグロスを確定2発。
ラティオスの『こだわりメガネ』「りゅうせいぐん」連打もそこそこの乱数で耐え可能です。
制圧力としてはこのような形で運用するのが一番高いと思いますが、こうげき205メタグロスを想定したい場合はわんぱくにしましょう。
その代わり1積み後の「しっぺがえし」連打でメタグロスを倒すことは出来なくなるので、「じしん」でも入れるかのろいを何度も積んでいくプレイングになります。
【解 説】
ラズマ先生リスペクト。特殊相手に「のろい」を積んでがんばりたいバンギラスです。
技はしっぺがえし+じしんやしっぺがえし+けたぐりだとタイマン性能というか
ギャラドス辺りとぶつかった時に微妙だし、ストーンエッジがないと後出しヘラクロスも怖いのでこれが安定すると思います。
とはいえのろいバンギ自体性能が微妙なのもあり、普通に使っても強い型ではないです。
組み合わせと対策
組み合わせ(内藤先生) ●第四後期
バンギラスと何らかの形で相性が良いポケモン。
投げやりのようですが、これをかき集めるだけでも一線級のパーティが完成すると思ってよいでしょう。バンギラスは役割と弱点が妙に多いため、その弱点を補う強ポケを入れやすいです。
ガブリアス……特性の《すながくれ》が発動する。
サンダー……厄介なスイクンやメタグロスを担当してもらいます。同時採用の場合マンムーなどに少し弱くなりますが、十分強力な組み合わせです。ラティオスをバンギラスに対処してもらいます。
スイクン……ネックになるガブリアスやメタグロスに対して相性がよく、厄介になるサンダーや
ライコウなどをバンギラスが担当できます。
ギャラドス……生半可な水やメタグロスやガブリアス、マンムーを担当してもらい、電気タイプの相手をバンギラスに対処してもらいます。純粋に相性が良いため出れる機会が多いです。
ラティオス(
ラティアス)……草タイプや水タイプを担当してもらいます。ラティオスの場合だと、砂嵐ダメージ込みでスイクンの冷凍ビーム2発で倒れるようになってしまうのが難点です。バンギラスの砂嵐で体力を削り、相手の気合の襷も牽制します。同時採用の場合メタグロスに少々弱くなります。
ヘラクロス……スイクンなど受け偏重なポケモンの水技と「じしん」読み登場での強引な潰し。余談ですがこの組み合わせはイーブイズ相手にとにかく相性がいいです。
メタグロス……バンギラスと相性のいいポケモンを倒せるポケモンに対して大抵相性がいいです。サンダーをバンギラスに対処してもらいます。
ソーナンス……相手のメタグロスを倒す、相手のガブリアスを「アンコール」の圧力をかけつつ道連れするなど用途は多彩です。
ユキノオー……メタグロスやヘラクロスが厄介になりますが、相手のガブリアスの砂隠れと襷を牽制しつつ水タイプや草タイプ相手にも仕事ができるポケモンです。
グライオン……厄介になりやすいヘラクロスやカイリキー受け、メタグロス受け。特性の《すながくれ》が発動する事によるギロチンゲー。
ボーマンダ……ヘラクロス受け。ラティオスをバンギラスに対処してもらう。耐久調整が崩れるのが難点です。バンギラスである程度削ってから水技受けで登場、『こだわりメガネ』「りゅうせいぐん」で潰すと言う手札もあるにはあります。
FC
ロトム……サンダーのような特徴を持ちながら相手のマンムーやグライオンなどに対してもやたらと強い、バンギラスと永遠の愛を誓うべきポケモンです。ここでは考慮しないが、FCロトムが居るとバンギラスはその受け/潰しの意味でも本気を出します。フォルムチェンジのないロトムでも、補助技やギロチン回避が魅力的ですが砂ダメージが痛すぎる上基本性能が低すぎるので推奨しません。
対策(内藤先生) ●第四後期
バンギラス自体は弱点が多いので比較的簡単に潰せるでしょう。
バンギラスに対する後出しの際は型読みがポイントになりますので、相手のバンギラスがどのような型だったら崩れてしまうか、逆にどのような型なら受けられるのか、指し手をしっかりと吟味しましょう。
バンギラスを絡めた戦術で、一番厄介なのは《すながくれ》を発動させたガブリアスで「みがわり」を連打する、通称砂ガブリアス戦術です。
普通にガブリアスで「みがわり」を連打してくるだけの相手ならどうにか追いつけるのですが、そこに「でんじは」を絡められるともはや運ゲーの領域すら超越し、90%ほどの半確定ゲームとなります。
更に、「でんじは」により素早いポケモンでもガブリアスを抜けなくなり、多くの場合相性差がひっくり返るため対策がやたらと難しくなります。
すべての砂ガブを倒すための、一貫した、誰でもできる、汎用性のある対策は一つしかありません。更にこれは、汎用性のあるバンギラス対策にも通じます。
その対策とは、「こちらもガブリアスをパーティに採用する」こと。
荒廃したゲームだと思われるかもしれませんが、これが結論です。
特に『きあいのタスキ』を持たせたガブリアスであれば、相手のガブリアスが『きあいのタスキ』を持っていないなら単純なガブリアスミラーでは優位に立てるし、『きあいのタスキ』を持たせたガブリアスに攻撃が2回命中する確率は64%。
ガブリアス@きあいのタスキ
むじゃきACS振り
げきりん/じしん/りゅうせいぐん/どくどく
相手の攻撃を1回避けて、こちらの攻撃を相手のガブリアスに当てさえすれば(←重要)、ガブリアスが暴走してその試合はまず勝てます。
「でんじは」を通さないため、先発襷ガブリアスvsバンギラスとなれば、相手のバンギラスは「でんじは」を撃つ暇がないのもポイントです。
回避率80%のガブリアスが場にある状態で、相手のバンギラスは相打ち狙いで攻撃に移るか、交代するかしかなく、この段階で相手が「でんじは」を撃つチャンスを潰せているので、場を整えられてからの「みがわり」ガブリアスで荒らされたりはしにくくなります。
こんなゲーム嫌だ、ガブリアスの顔も見たくないという人には、襷マンムーを推奨します。
マンムー@きあいのタスキ
いじっぱりorようきAS振り
じしん/こおりのつぶて/ストーンエッジ/がむしゃら
とりあえず「でんじは」を無効にし、「じしん」でバンギラスメタグロスを倒せて、「こおりのつぶて」でガブリアスの行動もだいぶ縛る事が出来ます。
砂嵐を無効にしつつ襷「がむしゃら」で、スイクンやギャラドスに対しても一矢報いる事ができ、サンダーに対しても有利を取れます。
ただ、マンムー自体読みが必要なキャラではありますので、相手がどう動いたらマンムーが下がらなければならないか、こちらがどう対応すればアドバンテージが取れるか、綿密にシミュレートして使いましょう。
オフライン環境でフォルムチェンジロトムが使用可能な場合は、マンムーに対して詰み相性を持つロトムが出てくるだけなので話は別です。
バンギラスとガブリアスを倒すだけで良いなら、「けたぐり」
マニューラや『シュカのみ』持ちのゴウカザル、『いのちのたま』「みちづれ」
ゲンガーなども候補には上ります。
最終手段として『たべのこし』《プレッシャー》
プテラの「まもる」「みがわり」、これなら砂ガブリ自身は完封ですが他に弱すぎ汎用性がないため使用は難しいでしょう。しかし地雷として一考の余地はあるといえばあります。
グライオンも、《すながくれ》を利用できて計算上は強いのですが、ロトムがいない事を考えてもやや不安があるといったところです。ガブリアスを速攻で潰す能力がない上弱点を突かれやすいため、結局攻撃をいかにして避けられるかが勝負になると思います。
ラグラージは、悪くない手札でこそありますがラティオスに完敗するのと、案外耐久力が高くない点を考慮するとあまり安定しません。
ソーナンスで「みちづれ」を睨む手もありますが、これはどちらかというとガブリアスに『きあいのタスキ』を持って貰いたくないバンギラス側が行う対策でしょう。
カイリキーは純粋に悪くない手札で、バンギラスから打てる手は少なく交代先にも負担をかける事ができガブリアス相手にも攻撃が必中。砂ダメージを受ける点、「でんじは」で麻痺してしまう点以外は完璧と言えます。しかしそれだけに重要な駒なので、大事に使いましょう。
砂ガブリアス対策とは少し趣旨がずれますが、逆にこちらがバンギラスに「でんじは」を撃って、ガブリアスの「みがわり」連打でレイプしてしまう戦術もあります。
電磁波ラムサンダーなどならナチュラルに逆砂戦術を決めることが出来るでしょう。これは地味に強力です。
パーティ
参考1:砂ガブリアス(内藤先生) ●第四後期
「でんじは」型の項でも解説しましたが、砂隠れガブリアスの「みがわり」連打で勝つ戦術は「でんじは」を撃つのが強いです。
大抵の相手には麻痺状態のポケモンにガブリアスを出すだけで勝ち。逆に言うと、「でんじは」を撃たずに『ひかりのこな』ガブリアスで「みがわり」を連打するのは若干博打が入ると言えます。
「でんじは」を撃てばもはや運ゲーではなくなるのだから、狙わない手はないでしょう。
基本に据える流れが強く、かつコンボパーツが2体とも素で強力なので、かなり強力なパーティが組めます。「でんじは」後のメタグロスの「しねんのずつき」やギャラドスの「たきのぼり」、バンギラスの「あくのはどう」で怯ませることも考えて、
ガブリアス
バンギラス
メタグロス
クレセリアorラティアス
ギャラドス
スイクン
あたりが妥当な構成でしょう。
クレセリアを入れるとバンギラス+ガブリアス+クレセリアという相手のマンムーやサンダーに対し強い選出が可能になり、『きあいのタスキ』ガブリアスにもアドバンテージを取られなくなりますが、ラティアスもラティアスで強い選出が幾つかあります。
スイクンは、とにかく相手のガブリアスが怖いため、単純な殴り合いでの勝負にシフトするために入っていますが、「ぜったいれいど」獲得により、「でんじは」からの「みがわり」「ぜったいれいど」連打という新たな糞ゲーパターンを獲得しました。
スイクン、ギャラドス、クレセリアといれば、砂嵐さえなければ相手のガブリアスに負ける事はないでしょうし、割と合理的なパーティです。
逆に言うと、相手にガブリアスが居るだけで、このパーティの狙いは達成しにくくなり、単純な殴り合いにシフトせざるを得なくなるので、対策するなら、『きあいのタスキ』ガブリアスを入れるのが一番簡単です。
参考2:複合天候パ(内藤先生) ●第四後期
ユキノオーとバンギラスを一つのパーティに同居させると、『きあいのタスキ』を牽制しやすくなるので、特にリアポケだと選出の負担がかなり減る上、バンギラスとユキノオーの相性自体もそれなりに良いです。
相手のガブリアスの砂隠れも、霰さえ降らせればどうにか出来るため、バンギラスとユキノオーの同時採用はかなり実用的でしょう。メタグロスにやたらと弱くなる事を除けば……。
普通に強いポケモンを並び立てるだけでは個性がないですが、ユキノオーとバンギラスを同居させるだけで、天候パーティという個性が生まれるのも、バンギラス+ユキノオーパのエコなところです。
バンギラス
ユキノオー
ガブリアス
ボーマンダ
メタグロス
スイクン
昔はスイクンの部分をトドゼルガにして使っていましたが、リアポケルールでもそれ以外でも、トドゼルガ自体が動きにくすぎて微妙でした。
個体固定なら、ガブリアスを『こだわりハチマキ』持ちの後出ししやすくメタグロスに強いタイプにして、ボーマンダを耐久調整した『こだわりメガネ』型にすると動きやすくなるでしょう。
そうする場合、バンギラスには『こだわりスカーフ』を持たせるなどして、相手のガブリアスへの対応力を少しでも高めていきたいです。
特定の相手にはバンギラス・メタグロス・ボーマンダという選出がやたらと効きます。
ユキノオーと耐久調整『こだわりハチマキ』ガブリアスという組み合わせも、ガブリアスの耐久調整が崩れる事を除けば非常に強力です。欠点が致命的すぎる気がしないでもないですが……。
参考3:普通に構築(内藤先生) ●第四後期
逆に、とにかく安定して戦う方針なら、次のようなパーティが強いでしょう。
サンダー
スイクン
ガブリアス
メタグロス
バンギラス
自由枠
解説するポイントは特にありません。サンダー+スイクンを機軸に動き、何度か回せば安定した勝率になるでしょう。
ヘラクロスが若干鬼門なので、自由枠の欄にはヘラクロス対策となるポケモンを加えたいところです。
最終更新:2012年08月27日 08:45