首なしライダー 18
宴は始まり、様々な都市伝説が飲んだり騒いだりしている
そんな中
「ふふふ…沢山いますね…都市伝説が…」
…見たこともない幸せそうな表情を浮かべる朝野
その手にはデジタルカメラを構えている
えらく宴会に乗り気だったのはこういう理由か…
「先輩、私は適当に飲み食いしながら写真撮ったり色々と情報集めますが、先輩は…どうします?」
…首があるなら飲み食い出来るが生憎と今の自分はそれができない
[何か料理の手伝いとか雑用でもしてるよ]
さすがに、宴に参加しておいてただ座っているだけというのも失礼だしな。
まず、そのためには調理場を探す必要があるが…
忙しそうに動いているあの金髪の青年にでも聞いてみようかな…
忙しそうに動いているあの金髪の青年にでも聞いてみようかな…
「先輩、料理出来るんですか?」朝野が意外だとでも言いそうな顔で俺を見ている
[これでも一応、調理実習とかの評価は満点だったよ?]
料理が得意な事は俺の誇れる数少ない長所の一つだ。
…調理場に行って、やることありませんって言われたら正直困ってしまうが…なんとかなるだろう、たぶん
「へぇー…じゃ、頑張ってくださいね先輩」
女性の体の首なしライダーと
黒い半袖にジーンズ姿というなんとも普通の格好の女の子はそれぞれ宴を楽しんでいた。
黒い半袖にジーンズ姿というなんとも普通の格好の女の子はそれぞれ宴を楽しんでいた。