…どうやら、宴会は終わりらしかった
まぁ、そろそろ遅い時間だし…そろそろ帰らないと、流石にヤバイか
まぁ、そろそろ遅い時間だし…そろそろ帰らないと、流石にヤバイか
「み、おなか一杯なの♪」
けふっ
満足げな花子さん
うん、そりゃもう、たくさん食べていたからなぁ
っつか、本当にこの小さな体によく入るよな、おい
毎度毎度不思議だ
満足げな花子さん
うん、そりゃもう、たくさん食べていたからなぁ
っつか、本当にこの小さな体によく入るよな、おい
毎度毎度不思議だ
「終わったね。君たちは、どうするの?」
「あー…赤マントたちと一緒に、帰ります」
「あー…赤マントたちと一緒に、帰ります」
先生の弟さんに話し掛けれて、そう返事を返す
あぁ、赤マントたちはあんな状況だったんで、一緒に帰れるかどうか若干の不安もあったのだが
まぁ、いざとなれば花子さんのトイレを通じた空間移動を使わせてもらうとしよう
あぁ、赤マントたちはあんな状況だったんで、一緒に帰れるかどうか若干の不安もあったのだが
まぁ、いざとなれば花子さんのトイレを通じた空間移動を使わせてもらうとしよう
「そう?ならいいんだけど」
「えっと…弟さんは?」
「僕は、真っ直ぐ帰るよ。明日も、兄さんの朝食は作らないと駄目だしね」
「えっと…弟さんは?」
「僕は、真っ直ぐ帰るよ。明日も、兄さんの朝食は作らないと駄目だしね」
にっこり、そう言いきる
うん、ブラコンとして正しい答えなんだろう、多分
うん、ブラコンとして正しい答えなんだろう、多分
「それじゃあ、さようなら」
「さよなら~」
「うん。またね」
「さよなら~」
「うん。またね」
ひらひらと手を振ってくる弟さんと別れる
…なんて言うか
あの不良教師と同じ顔で、でも、まったく雰囲気が違うからちょっと苦手なんだよなぁ…
いざという時、頼りになるのは確かなんだが
…なんて言うか
あの不良教師と同じ顔で、でも、まったく雰囲気が違うからちょっと苦手なんだよなぁ…
いざという時、頼りになるのは確かなんだが
とまれ、赤マントたちを探さないと
人が帰り始めている会場を、きょろきょろ探すと
人が帰り始めている会場を、きょろきょろ探すと
「…あ、いたいた」
「おや、君たち」
「おや、君たち」
会場の隅で、眠っている青いはんてんを横抱きに抱えている赤マント
…よし、ちゃんと晒しは巻いている
多分、ちゃんと巻きなおしたんだろう
…誰が?とはあえて聞かない
…よし、ちゃんと晒しは巻いている
多分、ちゃんと巻きなおしたんだろう
…誰が?とはあえて聞かない
「みー?青いはんてん、寝ちゃったの?」
「あぁ、お陰で大人しくなってくれた」
「あぁ、お陰で大人しくなってくれた」
そう言って、苦笑している赤マント
…あぁ、苦労しているんだな、と思う
酒癖悪い人と酒の席で付き合う、ってのは大変だからなぁ
家での、組の宴会の様子を見てきたから、それは何となくわかる
…あぁ、苦労しているんだな、と思う
酒癖悪い人と酒の席で付き合う、ってのは大変だからなぁ
家での、組の宴会の様子を見てきたから、それは何となくわかる
「それじゃあ、すまないが…」
「あぁ、君たちを送ろう」
「あぁ、君たちを送ろう」
ひらり
マントを広げる赤マント
その中に、花子さんと一緒に入れてもらう
マントを広げる赤マント
その中に、花子さんと一緒に入れてもらう
…ひらりっ、と
翻されたマント
視界が一瞬で赤く染まり…次の瞬間には、家の庭に出ていた
しぃん、と辺りは静まりかえっている
…OK、誰も起きていない、問題ない
翻されたマント
視界が一瞬で赤く染まり…次の瞬間には、家の庭に出ていた
しぃん、と辺りは静まりかえっている
…OK、誰も起きていない、問題ない
「悪い、わざわざ家まで」
「こんな時間に学生が一人で歩いていては、不審がられるだろうからな」
「こんな時間に学生が一人で歩いていては、不審がられるだろうからな」
気にするな、と笑う赤マント
花子さんが、きゅ、とこちらの手を握ってきた
花子さんが、きゅ、とこちらの手を握ってきた
「それじゃあ、けーやくしゃ。また明日ね!」
「あぁ、また明日」
「あぁ、また明日」
明日も、普通に授業がある
…まぁ、ある意味
明日から、またいつもの日常が戻ってくるのだ
今まで通り、それなりに授業を受けて
都市伝説絡みの事件が目に届く範囲であったら、解決して
そんな、いつも通りの日常が、戻るのだろう
俺は、そう信じていた
…まぁ、ある意味
明日から、またいつもの日常が戻ってくるのだ
今まで通り、それなりに授業を受けて
都市伝説絡みの事件が目に届く範囲であったら、解決して
そんな、いつも通りの日常が、戻るのだろう
俺は、そう信じていた
「それじゃあ、おやすみ」
「おやすみー!」
「ゆっくり休みたまえ、少年」
「おやすみー!」
「ゆっくり休みたまえ、少年」
青いはんてんを抱きかかえたままの赤マントがマントを翻し…花子さんたちの姿は、掻き消えた
俺は伸びなどしつつ、そっと家の中に入っていった
俺は伸びなどしつつ、そっと家の中に入っていった
…そうだ
今まで通りの日常が帰ってくると
俺はこの時、そう信じていた
今まで通りの日常が帰ってくると
俺はこの時、そう信じていた
……まさか
これから、一週間もたたないうちに、あんな事が起きるなんて
これから、一週間もたたないうちに、あんな事が起きるなんて
…俺は、夢にも思っていなかったのだ
to be … ?