「酷い事するんだね」
「うん?」
「うん?」
…ぽたり
刀の切っ先から、血が垂れている
鎧武者の前には、あちこち切り裂かれ…しかし、それでもなお、再生し続けているリスの着ぐるみ
そのすぐ傍には、アスファルトに首だけを出した状態で埋められて、何度も何度も首を折られる赤鼻のリス
刀の切っ先から、血が垂れている
鎧武者の前には、あちこち切り裂かれ…しかし、それでもなお、再生し続けているリスの着ぐるみ
そのすぐ傍には、アスファルトに首だけを出した状態で埋められて、何度も何度も首を折られる赤鼻のリス
首のない鼠の着ぐるみを従え、そんな事を言ってきた少女に
鎧武者は、何やら楽しそうに笑った
鎧武者は、何やら楽しそうに笑った
「くくく……貴様のような外道に、そのような事を言われようとはなぁ…」
「げどう?」
「幼子を捕らえ、ハラワタを引きずり出す事が、外道の行いでなくて何と言うか?」
「げどう?」
「幼子を捕らえ、ハラワタを引きずり出す事が、外道の行いでなくて何と言うか?」
すらり
鎧武者は、少女に刀を向ける
鎧武者は、少女に刀を向ける
「私の邪魔をするの?」
「貴様の部下が、我、同胞を襲った。ならば、貴様は敵だ」
「貴様の部下が、我、同胞を襲った。ならば、貴様は敵だ」
「もう、どうしてみんな、邪魔するんだろうね?」
わからない、とでも言うように
少女は、首なし鼠の着ぐるみを連れ、この場を立ち去ろうとする
少女は、首なし鼠の着ぐるみを連れ、この場を立ち去ろうとする
「…力に飲まれた、愚か女子よ。力に利用されし憐れな女子よ……貴様のしている事は、決して誰にも認められぬ。貴様自身が納得していない事など……己の心に反している事を続けている限り。貴様は誰にも認められはしない」
……ぴくりっ
鎧武者の言葉に、一瞬、少女は立ち止まった
しかし、首を振り、何かを振り払うと…また、走り出す
鎧武者の言葉に、一瞬、少女は立ち止まった
しかし、首を振り、何かを振り払うと…また、走り出す
鎧武者は、少女を追わない
…あれを倒すのは、自分ではない
相応しい者がいる事を、鎧武者は知っている
…あれを倒すのは、自分ではない
相応しい者がいる事を、鎧武者は知っている
----ば!と
再生を終えたリスが、鎧武者に切りかかり…
再生を終えたリスが、鎧武者に切りかかり…
「…では、ここは終わりにするか」
…にたり
そんな、リスを見やって
鎧武者は……残酷に、残酷に、笑った
そんな、リスを見やって
鎧武者は……残酷に、残酷に、笑った
……数分後
その道には、鎧武者とスーツ姿の女の姿はなく
徹底的に切りかかれ、黒焦げたリスの着ぐるみと
首から下がアスファルトに埋まり、首がおかしな方向に曲がった赤鼻のリスの着ぐるみだけが、残されていたのだった
その道には、鎧武者とスーツ姿の女の姿はなく
徹底的に切りかかれ、黒焦げたリスの着ぐるみと
首から下がアスファルトに埋まり、首がおかしな方向に曲がった赤鼻のリスの着ぐるみだけが、残されていたのだった