てちてちてち
一人、歩いていた少年
前方に…見覚えのある、女性が一人
てちてちてち
少年は、恐れずに近づいていく
一人、歩いていた少年
前方に…見覚えのある、女性が一人
てちてちてち
少年は、恐れずに近づいていく
「……うー!お姫様のおねーちゃん!」
「え?」
「え?」
きょとん、と
声をかけられた女性は、少年を見つめてきた
そう、以前、少年が日焼けマシンの契約者とはぐれた時、助けてくれた女性だ
てちてち、てちち
少年は駆け寄っていく
声をかけられた女性は、少年を見つめてきた
そう、以前、少年が日焼けマシンの契約者とはぐれた時、助けてくれた女性だ
てちてち、てちち
少年は駆け寄っていく
「うー!また会えた!うーうー!」
「あ、あの時の…」
「あ、あの時の…」
女性も、少年のことを思い出したらしかった
うーうー、無邪気に駆け寄ってくる少年を見つめ…はっ!としたように、慌てて言ってくる
うーうー、無邪気に駆け寄ってくる少年を見つめ…はっ!としたように、慌てて言ってくる
「あ、あなたは、黒い人達と会っていないの?」
「くろいひと?……うー??」
「くろいひと?……うー??」
かくん
少年は、首をかしげる
少年は、首をかしげる
黒い人って、どっちの事だろう?
「組織」の黒服?それとも、「夢の国」の黒服??
少年が首をかしげた様子を見て、女性は、少年が「夢の国の黒服」と遭遇していないのだ、と判断したようだ
ほっとしたような表情を浮かべて…が、すぐに慌て出す
「組織」の黒服?それとも、「夢の国」の黒服??
少年が首をかしげた様子を見て、女性は、少年が「夢の国の黒服」と遭遇していないのだ、と判断したようだ
ほっとしたような表情を浮かべて…が、すぐに慌て出す
「あ、ど、どうして、また一人で…もしかして、迷子?」
「うー。違うよ。今日は僕一人だよ」
「うー。違うよ。今日は僕一人だよ」
そう、今日は一人で歩いていた
道は…何となく、だけど覚えているし
迷子じゃない
道は…何となく、だけど覚えているし
迷子じゃない
「おねーちゃんは?」
「え?」
「おねーちゃん、きょろきょろしてた。うー」
「え?」
「おねーちゃん、きょろきょろしてた。うー」
…少年に、言われて
う、と女性は困ったような表情を浮かべてきた
……どうやら、女性も道に迷っているらしい
う、と女性は困ったような表情を浮かべてきた
……どうやら、女性も道に迷っているらしい
「……と、とにかく。一人じゃ危ないですよ」
「あぶない?うー??僕、危なくないよ」
「あぶない?うー??僕、危なくないよ」
危なくなんかない
きっと、自分は大丈夫なのだ
年は、それを確信している
怖いものなんて、何もないのだ
きっと、自分は大丈夫なのだ
年は、それを確信している
怖いものなんて、何もないのだ
もし、万が一、どうしようもない事態に陥ったとしても
きっと、将門様が助けてくれる
将門様じゃなくても、「首塚」の誰かが、きっと助けてくれる
少年は、そう信じて疑っていない
どこまでも純真に、少年は「首塚」組織の、家族のような仲間たちを信じている
きっと、将門様が助けてくれる
将門様じゃなくても、「首塚」の誰かが、きっと助けてくれる
少年は、そう信じて疑っていない
どこまでも純真に、少年は「首塚」組織の、家族のような仲間たちを信じている
…しかし
少年のそれは、事情を知らぬ者から見れば、無知ゆえの怖いもの知らずにしか見えないだろう
事実、目の前の女性も、そんな風に感じたようだ
少年のそれは、事情を知らぬ者から見れば、無知ゆえの怖いもの知らずにしか見えないだろう
事実、目の前の女性も、そんな風に感じたようだ
「と、とにかく…一緒に、行きましょう。怖い人に見付かったら、大変ですから…」
「うー?怖い人くる?うーうー」
「うー?怖い人くる?うーうー」
きゅ、と
少年は、女性と手を繋いだ
二人一緒に、歩き出す
少年は、女性と手を繋いだ
二人一緒に、歩き出す
「………大丈夫。怖くなんかないよ……きひひっ」
「え?」
「うー??」
「え?」
「うー??」
かくん
無気味な笑いは、すぐに消えて
不思議そうに見つめてきた女性に、少年は首をかしげて見せるのだった
無気味な笑いは、すぐに消えて
不思議そうに見つめてきた女性に、少年は首をかしげて見せるのだった
to be …?