なんだか会場内が大変な様子になってきたようではあるが、彼はあまり気にしていなかった
女性の露出とかにはあまり興味がないし、ゲテモノ料理はちゃんと避けて食べている
…と言うより、彼は料理も酒も、ほぼ必要最低限にしかとっていなかった
自分の役目は兄の教え子が妙な連中に関わらないよう見守る事、と言わんばかりに、そちらを少し遠くや傍で見守るだけで
この宴会を楽しんでいる、という様子は…あるような、ないような
なんとも、微妙なラインである
女性の露出とかにはあまり興味がないし、ゲテモノ料理はちゃんと避けて食べている
…と言うより、彼は料理も酒も、ほぼ必要最低限にしかとっていなかった
自分の役目は兄の教え子が妙な連中に関わらないよう見守る事、と言わんばかりに、そちらを少し遠くや傍で見守るだけで
この宴会を楽しんでいる、という様子は…あるような、ないような
なんとも、微妙なラインである
彼自身は、宴会を楽しんでいるつもりではある
色々と愉快な事になっているし、後で兄に話そうかな、とかそんな事を考えて、一応は楽しんでいるのである
…とは言っても、警戒しているのか、手にはコーラのペットボトルを持ったままだが
色々と愉快な事になっているし、後で兄に話そうかな、とかそんな事を考えて、一応は楽しんでいるのである
…とは言っても、警戒しているのか、手にはコーラのペットボトルを持ったままだが
「…兄さんも、来れば良かったのにな」
小さく、彼は呟く
こう口にしてはいるが、実際、兄もこの場に来ているとしたら、兄がトラブルに巻き込まれないか気が気でなくなっているのが現実だろう
彼はどこまでも、兄が生きていく目的であるが為に、兄のことに関しては非常に過保護であり、また、兄に関する行動はどこまでも極端だ
唯一の家族である兄を、彼は溺愛しているのだから
こう口にしてはいるが、実際、兄もこの場に来ているとしたら、兄がトラブルに巻き込まれないか気が気でなくなっているのが現実だろう
彼はどこまでも、兄が生きていく目的であるが為に、兄のことに関しては非常に過保護であり、また、兄に関する行動はどこまでも極端だ
唯一の家族である兄を、彼は溺愛しているのだから
「…あんまし、飲んでないんですね」
「え?うん、まあね」
「え?うん、まあね」
ふと、兄の教え子に声をかけられて、彼は笑った
そう言う教え子の方は、先ほどからどう見ても酒ばかり口にしているようだが…酔っている様子も見えないし、彼は放置していた
この兄の教え子はまだ16歳だが、既にうわばみの素質があるようだし……自分や兄だって、最初に酒を飲んだのは、た死か16歳の時だったはずだ
問題はあるまい
そう言う教え子の方は、先ほどからどう見ても酒ばかり口にしているようだが…酔っている様子も見えないし、彼は放置していた
この兄の教え子はまだ16歳だが、既にうわばみの素質があるようだし……自分や兄だって、最初に酒を飲んだのは、た死か16歳の時だったはずだ
問題はあるまい
「兄さんにね、『お前は酔うほど飲むな』って言われてるから」
だから、酒は控えめに
一応、自分でも、酒を飲みすぎると解放的になりすぎて、若干問題を起こしてしまう可能性は否定できない
変にトラブルに巻き込まれるのも嫌だし、これでいいのだ
一応、自分でも、酒を飲みすぎると解放的になりすぎて、若干問題を起こしてしまう可能性は否定できない
変にトラブルに巻き込まれるのも嫌だし、これでいいのだ
「でも、料理もあんまり食べてないみたいですし」
「うん、まぁ、自分が食べたい物だけ食べてるから」
「うん、まぁ、自分が食べたい物だけ食べてるから」
甘い物は、あまり好きじゃないし
自分は、これで充分満足している
だから
自分は、これで充分満足している
だから
「僕の事なんて、気にしなくていいんだよ?」
「…気にしてるって訳でもないんですけど」
「…気にしてるって訳でもないんですけど」
兄の教え子はどこか、困ったように彼を見つめて
そして、ぽつり、呟く
そして、ぽつり、呟く
「…あんまり警戒しすぎも、肩懲りますよ、多分」
「……そうかもね」
「……そうかもね」
小さく、苦笑した
でも、こればっかりは仕方ないのだ
自分の、体質みたいなものだから
でも、こればっかりは仕方ないのだ
自分の、体質みたいなものだから
「大丈夫、僕はほどほどに楽しんでるから、さ。君は君で、ちゃんと楽しみなよ?」
そう言って、彼はコーラを口にした
兄の教え子は、そんな彼を、やや心配するように見あげて
しかし、すぐに契約している都市伝説に呼ばれたのか、そちらに駆け寄っていった
兄の教え子は、そんな彼を、やや心配するように見あげて
しかし、すぐに契約している都市伝説に呼ばれたのか、そちらに駆け寄っていった
…ちらり、会場の窓から、夜空を見上げて
彼は、ぽつり呟く
彼は、ぽつり呟く
「……兄さんが来てないのに、僕だけが楽しむなんて、悪いしね」
小さく、小さく呟かれたその言葉は、誰にも届く事は無かった
終わる