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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち-01

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マッドガッサーと愉快な仲間たち 01


 我あるが故に我あり
 女体化サイコーハーレムひゃっはぁーーー!!!!

 そんなふざけた思考を抱えて、それはそこにいた
 つばのない帽子を被った、全身黒尽くめの男
 何よりも異様なのは、ガスマスクを身につけ、背中に妙なタンクを背負っている事か

 公園の中に、彼を中心として何人かの影が見える
 それは、人の姿をしている者もあれば、そうではない者もいる
 ただ、共通していることは…彼らは「同士」であるという事だろうか
 微妙に差異はあれど、皆、ある意味で同じような目標を抱えていた
 それ、即ち……この学校町を、自分たちにとって最高の街へと、変える

「最大の恐怖だった「夢の国」の恐怖はもうない!即ち、これは俺達に好きなように動けと言う神っぽいものの指令!!」
「指令かどうかはわからんが、まぁ、チャンスだな」

 ハイテンションなガスマスクの男の言葉に頷いたのは、箒を持った魔女っ娘なカッコウの少女を連れた男
 ひひひ、と少女は不気味な笑い声をあげる

「いいのよね?派手にやっちゃっていいのよね?」
「ほどほどにね。「組織」とかに目をつけられたら厄介だから」

 ーーーぷぅん、と
 黒焦げた蝿を従えた女が笑った
 これからが、楽しみで楽しみで仕方ない、といった様子だ

「ひゃっはははは、獲物は早い者勝ちって事でいいかぁ?」

 ジャングルジムの天辺に腰掛けていたそれが笑う
 頭から大きなヴェールを被っていて、その姿はよく見えないが…ちらり、見える腕は獣の毛で覆われていた
 ジャングルジムに寄りかかっていた男も、ニタリと笑う

「邪魔してきた奴は消してもいいんだな?」
「……くけけけけ、抹殺、抹殺……」

 携帯を弄っていた男が不気味に笑っている

 ---時は、来たのだ
 一人ではどうにもならない事でも、これだけの仲間がいれば!!

「さぁ!!はじめようじゃないか!!!俺達の楽園を作るために!!!」

 両腕を広げ、ベンチの上に立ち、ガスマスクの男……マッドガッサーは、高らかに宣言した
 公園に集まっていた影たちが、楽しげに楽しげに笑う

 学校町に集まった、不審な集団
 「夢の国」の脅威が去った今…それは、緩やかに動き出そうとしていた



to be …?



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