「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち-02

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

マッドガッサーと愉快な仲間たち 02


「さーて作戦会議ー……と、行きたいってのに何、この集まりの悪さ。ふざけてるの?」

 今夜だけで、二人ほど女体化させた
 我ながら、ナイス侵攻具合だと思う
 …が、もうちょーっとスピードアップさせたい訳で
 ここは皆で協力すべきだろう、と作戦会議を開こうと思ったのに
 集まったのはマッドガッサーと魔女の一撃、その契約者、そしてマリ・ヴェリテのベートのみ
 他の連中はどうしたと言うのか

「ひっひっひ、スパニッシュフライの契約者と「頭を強打すると記憶を失う」は、原稿の締め切りが近いとか言ってたぞ」
「「13階段」は見たいテレビ番組があるとか言ってた。「爆発する携帯電話」は連絡したんだが音沙汰内」

 魔女の一撃と、その契約者がマッドガッサーの不満に、そう答えてきた
 えぇい、原稿は仕方ないとして、野郎2人め、覚えていろ
 いつか女体化させてやる

「ついでに言うと、マリ・ヴェリテだって、そこらをフラついてたから出来立てコロッケでおびき寄せてここまで連れて来たんだぞ」
「何っ!?そうだったのか、マリ!!」
「コロッケウマー」
「聞けやぁああああああ!!!!!!」

 もぐもぐもぐもぐ
 マリ・ヴェリテは愛らしい幼女の姿で、もぐもぐとコロッケを頬張っていた
 マッドガッサーの呟きに、くぅん?と首を傾げてくる

 ……っく、っだ、騙されないぞ
 お前の正体はわかりきっているんだからなっ!!
 そんな愛らしい幼女姿に騙されないからな!!

「マリ、俺が呼んだらすぐ来い。大事な作戦とかがあるんだからな?」
「コロッケお代わりー」
「いや、だから」
「腹ヘッター」

 …………

「コロッケ追加!!大至急!!」
「どんだけ幼女に甘いんだよ、マッドガッサー」
「ひっひっひ!!幼女に限らず女には全般的に甘いじゃろ、こいつは」

 魔女の一撃の契約者に突っ込まれつつ
 マッドガッサーは全力で、コロッケをもぐもぐしているマリ・ヴェリテの頭を撫でているのだった


 ……数十分後
 もぐもぐもぐ、とマリ・ヴェリテは満足そうにコロッケを頬張っていた
 痛い出費だが、仕方あるまい

「…で、作戦会議なんだが。ぶっちゃけ、もっと早いペースで女を増やしたい」
「そうは言ってもなぁ…」

 魔女の一撃を膝に座らせつつ、その契約者が口を開く

「こいつも魔法薬は作れるが。女体化薬なんぞ作れないぞ?」
「むしろ、作らんだけじゃがな!わしは女体化より男体化が好きじゃ!」
「何!!??身内に最大野党が潜んでいた…だとっ!?」
「…まぁ、一応利害が一致しているからほっとけや。俺は女体化した奴をエロエロするのが好きだし」

 ……っぐ!と手を取り合うマッドガッサーと魔女の一撃の契約者
 この連中、間違いなく変態である

「お前のガス、俺たちが持ち歩くのは不可能か?」
「無理だよ。俺のガスは、発射直前に俺の力で生成してるようなもんだからな。それに、発射してからそう長時間、効力が続く訳でもないんだよ」

 ガスタンクを背負ってはいるガ、半分飾りのようなものなのだ
 発射直前、マッドガッサーの能力でガスがこのガスタンクの中で生成され、発射される
 …効力が長続きしないのは、ぶっちゃけ、駆けつけた仲間に効果が及ぶのがやばいのと、マッドガッサー自身は決して毒ガスに対して無敵、と言う訳ではないからだ
 自分が発射した毒ガスでも、ガスマスクなしでは防げないのである、情けない事に

「それに、ペースをあげたいのもあるが……正直最終目標はハーレムひゃっはー!!なんで、スパニッシュフライにもっと活躍して欲しい。本人この場にいないんで伝えきれないんだが」
「まぁ、その辺はわしらが伝えておくわ」

 ひっひっひ、と魔女の一撃が笑う

 この魔女の一撃、見た目こそ少女だが本来はババアである
 ヨーロッパにいた頃は老人姿だったのに、なぜか日本に来たら少女になったらしい
 ……魔法少女最高!!

「まぁ、変に活動活発にして、色んな組織に睨まれるのも不味いだろ?」
「う、それもそうだな」

 はっきり、言おう
 このマッドガッサー、発射できるのが女体化ガsである為、戦闘力がなきに等しいのだ
 本来のマッドガッサーが放てるはずの命を奪う毒ガスを発射できないのだから
 正直、戦闘能力では魔女の一撃にも劣る
 恐らく、メンバーで一番強いのは、ここでコロッケ頬張っているマリ・ヴェリテだろうが…

「まずは、今まで通りやればいいんじゃないか?」
「急にやり方を変えても、うまくいかんじゃろうしな」
「むむむむむ…仕方ないか」

 不満だが、仕方ないのだろう
 マッドガッサーは、仕方なく、承諾することにした
 …と、くいくい
 マリ・ヴェリテがマッドガッサーの服を引っ張る

「ん?どうした、マリ」
「お代わりー」
「まだ食うんかっ!!??」

 どんだけ食う気だこの食いしん坊お化けめ!!
 えぇい!!そんな目で見るな!!
 知ってるんだぞ、お前の正体!
 てめぇは元々獣だろっ!!
 そして、メンタル面は120%野郎じゃねぇかっ!!!
 だまされない!!
 俺は、騙されないからな!!

 …………

「…さっきの店のコロッケ売り切れてたから、別の店のな」
「コロッケー」
「どんだけ騙され続けるんだ、マッドガッサー」
「ひっひっひっひっひ!!とんだ大馬鹿者じゃなぁ!!」

 うるせぇ黙れぇえええ!!!!!!
 仕方ないだろ!
 幼女にこんな目されたら拒否できんだろ!男として!!
 …っつか、あれだ、空腹がピークに達すると俺が食われそうで嫌だ

 そんな事を考えながら、マッドガッサーはヴェールを羽織った幼女姿のマリ・ヴェリテのベートの手を引いて、公園を後にしたのだった


終わっちまえ



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー