合わせ鏡のアクマ 42 ~宴会へ:彼と彼女の場合~
東区の、とある共同墓地前
「遅いぞモヤシ!かれこれ10分は待ったぜ」
「それでもまだ待ち合わせ15分前だよ、君どれだけ来るの早いのさ」
「口答えするなぁ!」ドカッ 「いたっ!?」
大学生と思われる地味な風貌の青年を中学生くらいの女子が蹴る。
「痛いなぁ、もう・・・それじゃ行こうか」
「おう、楽しみだなぁ宴会!!」
先日、将門から夢で招待されて以来・・・彼女はずっと待ちかねていた。
「他の契約者なんて滅多に会わねぇからな・・・この機会にツラ拝んでおかなきゃいけねぇだろ?」
と、主張する彼女に
「いや、ただ単に騒ぎたいだけでしょ?」
と青年がつっこみ、制裁を受けたあげくつき合わされたのは昨日のこと。
「にしてもさ、その言葉遣いなんとかならないの?」
「いいじゃねーか。この方が性に合ってるんだから」
「僕としては生首の夢を見たときみたいに、『きゃあっ!?」とか可愛い反応が多いと心がやすまァ゛!?」
「だから能力で人の私生活を覗くのはやめろ、この変態モヤシ!」
「ちょ、僕は君の事を心配して・・・」
「やっていいことと悪いことがあるだろうが!」
(・・・こんな言い合いをできるのが、コイツだけってのがむかつくよなぁ)
同年代とはいまだ馴染めず、壁を作ってしまいがちだ。
少ない友達と話すときさえ、彼女はここまで感情をさらけ出すことは無い。
(まぁ理由は分かってるんだけど・・・・・・だから余計ムカつく、殴りたい)ゴンッ
「痛い!?なんで今殴ったのさ!」 「ムカついた」 「何に!?」 「お前の存在」
(・・・まったく、馬鹿な話だ。なんで俺はコイツなんかに―――)
「それでもまだ待ち合わせ15分前だよ、君どれだけ来るの早いのさ」
「口答えするなぁ!」ドカッ 「いたっ!?」
大学生と思われる地味な風貌の青年を中学生くらいの女子が蹴る。
「痛いなぁ、もう・・・それじゃ行こうか」
「おう、楽しみだなぁ宴会!!」
先日、将門から夢で招待されて以来・・・彼女はずっと待ちかねていた。
「他の契約者なんて滅多に会わねぇからな・・・この機会にツラ拝んでおかなきゃいけねぇだろ?」
と、主張する彼女に
「いや、ただ単に騒ぎたいだけでしょ?」
と青年がつっこみ、制裁を受けたあげくつき合わされたのは昨日のこと。
「にしてもさ、その言葉遣いなんとかならないの?」
「いいじゃねーか。この方が性に合ってるんだから」
「僕としては生首の夢を見たときみたいに、『きゃあっ!?」とか可愛い反応が多いと心がやすまァ゛!?」
「だから能力で人の私生活を覗くのはやめろ、この変態モヤシ!」
「ちょ、僕は君の事を心配して・・・」
「やっていいことと悪いことがあるだろうが!」
(・・・こんな言い合いをできるのが、コイツだけってのがむかつくよなぁ)
同年代とはいまだ馴染めず、壁を作ってしまいがちだ。
少ない友達と話すときさえ、彼女はここまで感情をさらけ出すことは無い。
(まぁ理由は分かってるんだけど・・・・・・だから余計ムカつく、殴りたい)ゴンッ
「痛い!?なんで今殴ったのさ!」 「ムカついた」 「何に!?」 「お前の存在」
(・・・まったく、馬鹿な話だ。なんで俺はコイツなんかに―――)
――――惚れて、いるんだろうなぁ・・・・・・ハァー・・・・・・・・・
存在がムカつくと言われ地味にへこんでいる青年と、恋に悩む少女のゆく道を
沈みかけた太陽と、浮かびだした月が優しく照らしていた・・・・・・・・・
沈みかけた太陽と、浮かびだした月が優しく照らしていた・・・・・・・・・