挿話1 天使進軍
欧州独逸どこかの教会
「天使の援軍」が学校町に到着する三日前
「天使の援軍」が学校町に到着する三日前
「まだ居場所は掴めないのですか?」
「予知や索敵等が出来る方々に捜して貰ってはいるのですが…………。日本にいるらしいとしか、まだ……。」
「日本?日本、ですか……。そこまでわかっていれば充分です。出発の準備をしましょう。」
「自ら出向かれるのですか!?」
「当然です。先の戦いで、十二人いた使徒も殆どが亡くなり、二人しかいません。私が行くしかないでしょう。」
「あ、その事なのですが、もう一つご報告が。使徒様が亡くなられた際、契約していた都市伝説も消滅しているのですが、一つだけ行方不明になっていると。」
「行方不明?」
「はい。どうも別の契約者を捜しに行ったようです。………………ツングースカが。」
「わかりました。いなくなったものはしかたありません。それよりも、日本のある場所を重点的に調べるように言いなさい。」
「ある場所、ですか?」
「ええ、日本で学校町と呼ばれる場所です。」
「予知や索敵等が出来る方々に捜して貰ってはいるのですが…………。日本にいるらしいとしか、まだ……。」
「日本?日本、ですか……。そこまでわかっていれば充分です。出発の準備をしましょう。」
「自ら出向かれるのですか!?」
「当然です。先の戦いで、十二人いた使徒も殆どが亡くなり、二人しかいません。私が行くしかないでしょう。」
「あ、その事なのですが、もう一つご報告が。使徒様が亡くなられた際、契約していた都市伝説も消滅しているのですが、一つだけ行方不明になっていると。」
「行方不明?」
「はい。どうも別の契約者を捜しに行ったようです。………………ツングースカが。」
「わかりました。いなくなったものはしかたありません。それよりも、日本のある場所を重点的に調べるように言いなさい。」
「ある場所、ですか?」
「ええ、日本で学校町と呼ばれる場所です。」