キッチンで調理をしている「日焼けマシン」の契約者
中華でも作っているのか、強めの火力で調理を続けている
中華でも作っているのか、強めの火力で調理を続けている
「…やっぱ、この時期でも暑ぃな」
調理しつつ、そうぼやく
そろそろ、肌寒くなってきた時期
が、こうやって調理場で調理していると、結構暑いものである
一応、髪も纏めているし、涼しい格好をしているつもりなのだが…
そろそろ、肌寒くなってきた時期
が、こうやって調理場で調理していると、結構暑いものである
一応、髪も纏めているし、涼しい格好をしているつもりなのだが…
「あ、いい匂いね。今夜は麻婆どう……ふ……」
「あぁ、そうだぞ…………ん?どうした?」
「あぁ、そうだぞ…………ん?どうした?」
「~~~~っなんて格好してるのよ!?」
「へ?」
「へ?」
きょとんとする、「日焼けマシン」の契約者
…何か、不味かったか?
首を傾げ続けていると
…何か、不味かったか?
首を傾げ続けていると
「どうかなさったのですか?」
…と、リビングに顔を出してきたのは、黒服
ば!!と
そんな黒服の目を、はないちもんめの少女は慌てて塞ごうとする
そんな黒服の目を、はないちもんめの少女は慌てて塞ごうとする
「く、黒服は見ちゃ駄目!!」
「?…………あぁ」
「?…………あぁ」
「日焼けマシン」の契約者の姿を見て
黒服ははないちもんめの少女が言わんとしている事を何となく…本当に、何となくレベルだが…察して、苦笑した
黒服ははないちもんめの少女が言わんとしている事を何となく…本当に、何となくレベルだが…察して、苦笑した
「家の中とはいえ、その格好はどうかと思いますよ」
「だって、暑ぃし」
「だって、暑ぃし」
…今の、「日焼けマシン」の契約者の格好
それは、上に纏っていたシャツを脱いで……すなわち、上半身裸の状態で、しかし、エプロンはちゃんと纏っていると言う
それは、上に纏っていたシャツを脱いで……すなわち、上半身裸の状態で、しかし、エプロンはちゃんと纏っていると言う
それ、すなわち
裸エプロンもどき!!!
裸エプロンもどき!!!
本来の、男性の姿でそれをやったとしても、特に問題は…いや、それはそれで問題はあるが、少なくとも、今よりは問題ないだろう
今の「日焼けマシン」の契約者は、マッドガッサーのせいで、女性の体になっているのだ
その状態での、裸エプロンもどき
はっきり言って、多大に問題のある姿である
場合によっては、誘惑しているようにしか見えない
……当然、「日焼けマシン」の契約者にそんな気はカケラもなく、暑いから、という理由で脱いでいただけだが
今の「日焼けマシン」の契約者は、マッドガッサーのせいで、女性の体になっているのだ
その状態での、裸エプロンもどき
はっきり言って、多大に問題のある姿である
場合によっては、誘惑しているようにしか見えない
……当然、「日焼けマシン」の契約者にそんな気はカケラもなく、暑いから、という理由で脱いでいただけだが
「いいから、ちゃんと服を着なさい!今すぐに!!」
「??…わかったわかった、ちょっと待ってろ」
一旦火を止めて、キッチンの傍に置いてあったシャツに手を伸ばす「日焼けマシン」の契約者
ぜぃぜぃ
一人エキサイトしたように、はないちもんめの少女は息を切らせている
ぜぃぜぃ
一人エキサイトしたように、はないちもんめの少女は息を切らせている
「大丈夫ですか?」
「……えぇ」
「……えぇ」
まったく、黒服を誘惑しようとなど…!
思い切り勘違いしつつ、はないちもんめの少女は、着替えている「日焼けマシン」の契約者を、じろり、睨みつけているのだった
思い切り勘違いしつつ、はないちもんめの少女は、着替えている「日焼けマシン」の契約者を、じろり、睨みつけているのだった
終わってしまえ