「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-53e

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だれでも歓迎! 編集
 キッチンで調理をしている「日焼けマシン」の契約者
 中華でも作っているのか、強めの火力で調理を続けている

「…やっぱ、この時期でも暑ぃな」

 調理しつつ、そうぼやく
 そろそろ、肌寒くなってきた時期
 が、こうやって調理場で調理していると、結構暑いものである
 一応、髪も纏めているし、涼しい格好をしているつもりなのだが…

「あ、いい匂いね。今夜は麻婆どう……ふ……」
「あぁ、そうだぞ…………ん?どうした?」

 こちらに声をかけてきて、しかし、固まったはないちもんめの少女の様子に
 「日焼けマシン」の契約者は、どうかしたのか、と首をかしげる
 じっと、はないちもんめは「日焼けマシン」の契約者を見つめて…

「~~~~っなんて格好してるのよ!?」
「へ?」

 きょとんとする、「日焼けマシン」の契約者
 …何か、不味かったか?
 首を傾げ続けていると

「どうかなさったのですか?」

 …と、リビングに顔を出してきたのは、黒服


 ば!!と
 そんな黒服の目を、はないちもんめの少女は慌てて塞ごうとする

「く、黒服は見ちゃ駄目!!」
「?…………あぁ」

 「日焼けマシン」の契約者の姿を見て
 黒服ははないちもんめの少女が言わんとしている事を何となく…本当に、何となくレベルだが…察して、苦笑した

「家の中とはいえ、その格好はどうかと思いますよ」
「だって、暑ぃし」

 …今の、「日焼けマシン」の契約者の格好
 それは、上に纏っていたシャツを脱いで……すなわち、上半身裸の状態で、しかし、エプロンはちゃんと纏っていると言う

 それ、すなわち
 裸エプロンもどき!!!

 本来の、男性の姿でそれをやったとしても、特に問題は…いや、それはそれで問題はあるが、少なくとも、今よりは問題ないだろう
 今の「日焼けマシン」の契約者は、マッドガッサーのせいで、女性の体になっているのだ
 その状態での、裸エプロンもどき
 はっきり言って、多大に問題のある姿である
 場合によっては、誘惑しているようにしか見えない
 ……当然、「日焼けマシン」の契約者にそんな気はカケラもなく、暑いから、という理由で脱いでいただけだが

「いいから、ちゃんと服を着なさい!今すぐに!!」


「??…わかったわかった、ちょっと待ってろ」

 一旦火を止めて、キッチンの傍に置いてあったシャツに手を伸ばす「日焼けマシン」の契約者
 ぜぃぜぃ
 一人エキサイトしたように、はないちもんめの少女は息を切らせている

「大丈夫ですか?」
「……えぇ」

 まったく、黒服を誘惑しようとなど…!
 思い切り勘違いしつつ、はないちもんめの少女は、着替えている「日焼けマシン」の契約者を、じろり、睨みつけているのだった





終わってしまえ

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