…それは、「日焼けマシン」の契約者が、マッドガッサーによって女性の姿にされてから、数日後
「なぁ」
「うん?」
「うん?」
バイトの帰り道、最近学校町に戻ってきたらしい幼馴染と会って
…もはや、こいつには女の体になってしまった事がバレている為、ひとまず他人のふりなどせずに、大学での様子など、聞きながら歩いていたら
…もはや、こいつには女の体になってしまった事がバレている為、ひとまず他人のふりなどせずに、大学での様子など、聞きながら歩いていたら
「…ちょっと、お前の胸揉んでもいいか?」
突然、そんな事を言われたので
とりあえず、右ストレートをはなってぶん殴った訳だが、恐らく「日焼けマシン」の契約者に罪はないだろう
とりあえず、右ストレートをはなってぶん殴った訳だが、恐らく「日焼けマシン」の契約者に罪はないだろう
「いきなり殴るこたぁないだろ?」
「殴られないとでも思ったかっ!このど変態!!」
「殴られないとでも思ったかっ!このど変態!!」
幼馴染の唐突すぎる要求
ぶん殴ったとしても、「日焼けマシン」の契約者に罪はない
こちらを本当は男性だとわかっていて、そう言って来たのだからなおさらだ
ぶん殴ったとしても、「日焼けマシン」の契約者に罪はない
こちらを本当は男性だとわかっていて、そう言って来たのだからなおさらだ
「いいだろ、お前、元々は男なんだし」
「そう言う問題かよ!第一、お前彼女いるだろうが!」
「去年別れた」
「そう言う問題かよ!第一、お前彼女いるだろうが!」
「去年別れた」
そう言われて、う、と押し黙る
自分と違い、昔からわりとモテていた幼馴染
確か、高校卒業の頃も彼女がいたはずだと覚えていたが…別れていたとは
何となく触れてはいけない事に触れてしまったようで、気まずくなる
自分と違い、昔からわりとモテていた幼馴染
確か、高校卒業の頃も彼女がいたはずだと覚えていたが…別れていたとは
何となく触れてはいけない事に触れてしまったようで、気まずくなる
「あぁ、んな顔するなって。とりあえず、別れて一年くらいたってる訳で。いい加減、乳分が不足してきたんだよ」
じ、と
「日焼けマシン」の契約者の胸元を見ながら、幼馴染はそう言って来た
…「日焼けマシン」の契約者と、胸に対する考えは大体同じな幼馴染
彼からすれば、今の「日焼けマシン」の契約者も貧乳の範疇だろう
「日焼けマシン」の契約者の胸元を見ながら、幼馴染はそう言って来た
…「日焼けマシン」の契約者と、胸に対する考えは大体同じな幼馴染
彼からすれば、今の「日焼けマシン」の契約者も貧乳の範疇だろう
「だから、貧乳でも我慢するんで。揉ませてくれ」
「我慢してまで揉もうとすんなっ!!」
「ちょっとだけ!服の上からだけだから!な?いいだろ?」
「我慢してまで揉もうとすんなっ!!」
「ちょっとだけ!服の上からだけだから!な?いいだろ?」
…頼み込まれて、うー、と悩んでしまう辺りが、「日焼けマシン」の契約者がお人好しである事を示している
そもそも、「日焼けマシン」の契約者は、心を許している相手にはとことん甘く、弱い
そう言う相手に頼まれごとをすると、なかなか断れない性格なのだ
…ちらちらと、辺りを見回す
夕暮れ時も過ぎてもう月が昇っている時間帯の住宅街
そんな場所でこんな時間に、先ほどのように盛大なツッコミを入れるのはわりと近所迷惑だったかもしれないが、ひとまず気にしない事にした
……うん、家まで、まだ距離あるし
そもそも、「日焼けマシン」の契約者は、心を許している相手にはとことん甘く、弱い
そう言う相手に頼まれごとをすると、なかなか断れない性格なのだ
…ちらちらと、辺りを見回す
夕暮れ時も過ぎてもう月が昇っている時間帯の住宅街
そんな場所でこんな時間に、先ほどのように盛大なツッコミを入れるのはわりと近所迷惑だったかもしれないが、ひとまず気にしない事にした
……うん、家まで、まだ距離あるし
「……服の上からだけ、だな?」
「おぉ、さすが、話がわかる」
「おぉ、さすが、話がわかる」
心を許している幼馴染の頼み、と言う事と……彼が、自分が女性の体になってしまっていても、それを受け入れてくれた事実、それと、彼女と別れてしまっていたことを知らず、傷つけるようなことを言ってしまったことを、考慮して
「日焼けマシン」の契約者は、結局、相手の要求をのむことしかできなかった
「日焼けマシン」の契約者は、結局、相手の要求をのむことしかできなかった
「…少しだけだからな、変態」
「幼馴染を変態呼ばわりはねぇだろ、この巨乳好きが……とりあえず、流石にここだと誰か来たらまずいな…」
「幼馴染を変態呼ばわりはねぇだろ、この巨乳好きが……とりあえず、流石にここだと誰か来たらまずいな…」
こっちだ、と
手をつかまれ、引かれる
人がこなさそうな路地裏に入り、そこらの塀に背をつけられ
手をつかまれ、引かれる
人がこなさそうな路地裏に入り、そこらの塀に背をつけられ
「----っん」
遠慮なく伸びてきた手が、「日焼けマシン」の契約者の胸に服の上から触れた
その刺激に、ぴくり、体が震える
その刺激に、ぴくり、体が震える
「へぇ…小さいけど、形はいいのな」
「んん……っ、妙な事は、言うんじゃねぇ」
「はいはい」
「んん……っ、妙な事は、言うんじゃねぇ」
「はいはい」
むにむにと、遠慮なく揉みしだかれ、体が震える
以前、なぜか将門に胸元を触れられた時は、ただ撫でてくるような動きだけだった
それと違い、もみしだかれると言う行為によって、ただ撫でられるだけとはまた違う、さらに強い刺激を与えられる
男性の体では感じることのない刺激に、ぐらり、思考が揺れた
以前、なぜか将門に胸元を触れられた時は、ただ撫でてくるような動きだけだった
それと違い、もみしだかれると言う行為によって、ただ撫でられるだけとはまた違う、さらに強い刺激を与えられる
男性の体では感じることのない刺激に、ぐらり、思考が揺れた
「……うん?まさか、感じてるのか?」
「…っな訳、あるか……っ」
「だよなぁ、元は男なんだし」
「…っな訳、あるか……っ」
「だよなぁ、元は男なんだし」
ニヤリ、幼馴染が笑った事に、「日焼けマシン」の契約者は気づかない
与えられる刺激に、思考が置いていかれていっている
与えられる刺激に、思考が置いていかれていっている
「ふ…………っん………」
くらくらと、揺れ出した思考
くに、と服越しに胸の先を押しつぶされ、体が震えた
だんだんと、その感じた事のない感触に流されだし…
くに、と服越しに胸の先を押しつぶされ、体が震えた
だんだんと、その感じた事のない感触に流されだし…
「………何やってんの?」
……聞こえてきた、はないちもんめの契約者の、少女の声に
「日焼けマシン」の契約者は、咄嗟に目の前の幼馴染を、盛大に殴り飛ばしてしまったのだった
「日焼けマシン」の契約者は、咄嗟に目の前の幼馴染を、盛大に殴り飛ばしてしまったのだった
「いやぁ、こいつが昔から世話になってた黒服と一緒に住んでたのは前聞いたけど。こんな小さな子も一緒だったのか」
「…こいつ、小学5年だぞ」
「え?マジ?」
「…こいつ、小学5年だぞ」
「え?マジ?」
…幼馴染の言葉に、はないちもんめの少女はじろり、彼を睨みつけていた
……まぁ、「日焼けマシン」の契約者も、最初少女の年齢を間違えていたので、幼馴染の気持ちはよくわかる
……まぁ、「日焼けマシン」の契約者も、最初少女の年齢を間違えていたので、幼馴染の気持ちはよくわかる
先程の行為をはないちもんめの少女に見付かり、気まずさを感じつつ言い訳して
盛大にぶん殴られたせいで塀に頭をぶつけ気絶していた幼馴染が復活して、今に至る
はないちもんめの少女は、やや警戒しているような視線で幼馴染を睨んでいた
盛大にぶん殴られたせいで塀に頭をぶつけ気絶していた幼馴染が復活して、今に至る
はないちもんめの少女は、やや警戒しているような視線で幼馴染を睨んでいた
「とりあえず、私はもう帰るから。ごゆっくり」
「あ、いや、俺も帰るぞ」
「あ、いや、俺も帰るぞ」
そろそろ帰らなければ、夕食の支度が
「別に、ゆっくりしててもいいのよ?薔薇の世界に行くのは止めないから」
「いや、それはむしろ止めろっ!新世界に落ちる気はねぇっ!?」
「ははは、仲がいいみたいだな」
「いや、それはむしろ止めろっ!新世界に落ちる気はねぇっ!?」
「ははは、仲がいいみたいだな」
2人のやり取りに、幼馴染は笑ってくる
…そして、ぽふ、と
はないちもんめの少女の頭を、軽く撫でてきた
…そして、ぽふ、と
はないちもんめの少女の頭を、軽く撫でてきた
「こいつ、ちょっと…いや、かなり馬鹿だけど、悪い奴じゃないから。よろしくな?」
「えぇ、馬鹿なのはよくわかってるわ」
「てめぇら」
「えぇ、馬鹿なのはよくわかってるわ」
「てめぇら」
誰が馬鹿か、誰がっ!
…いや、高校の頃の成績は、下から数えた方が早かったが!?
…いや、高校の頃の成績は、下から数えた方が早かったが!?
じゃあな、と幼馴染は、こちらの帰路とは反対方向に歩いていく
…そう言えば、今はどこで生活しているんだろう?
今度会った時にでも、聞いておこう
…そう言えば、今はどこで生活しているんだろう?
今度会った時にでも、聞いておこう
「…んじゃ、帰るか。今日の夕食、鳥鍋でいいか?」
「…………」
「…?どうしたんだ?」
「…………」
「…?どうしたんだ?」
…なぜか
幼馴染の後ろ姿を、軽く睨んでいるような少女の様子に、「日焼けマシン」の契約者は首をかしげる
幼馴染の後ろ姿を、軽く睨んでいるような少女の様子に、「日焼けマシン」の契約者は首をかしげる
「…いえ、何でもないわ」
「……?そうか?」
「……?そうか?」
…まぁ、彼女は大人があまり好きではないようだから
あいつの事も、警戒しているのだろうな…と、「日焼けマシン」の契約者は、あまり深く考えなかった
少女と並んで歩き、帰路に着く
あいつの事も、警戒しているのだろうな…と、「日焼けマシン」の契約者は、あまり深く考えなかった
少女と並んで歩き、帰路に着く
「………」
幼馴染の事を信用しきっているが故に、「日焼けマシン」の契約者は気づかないし、考えもしない
はないちもんめの少女が、まるで、「日焼けマシン」の契約者の幼馴染が抱える、どす黒い思考に……ほんの少し、気づいたような節があるような、その事実を
ほんの少しも気づかないし、考えもしないのだった
はないちもんめの少女が、まるで、「日焼けマシン」の契約者の幼馴染が抱える、どす黒い思考に……ほんの少し、気づいたような節があるような、その事実を
ほんの少しも気づかないし、考えもしないのだった
to be … ?