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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある警察幹部の憂鬱-05

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匿名ユーザー

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「…さて、先程の発砲音その他に付いて、詳しく説明していただきましょうか?嘘偽りなく」
「アー、トオリスガリノイタリアンマフィアトウチアイニ」
「嘘ですね。訴えますよ?勝ちますよ?」

 …警官二人にとっての、不幸
 それは、口避け女との戦いの直後、偶然にも上司と遭遇してしまった事だろう
 キャリア組である彼女は、年上の警官相手にも臆する事なく睨みつけ、責め立てて来る

「…あの、何か事情もあったみたいですし、その辺にしておけば」
「そう言う訳にはいきません」

 そして、警官は思った
 …上司の傍にいる高校生、誰だ
 その高校生の傍に、何かおかっぱ頭の小さな女の子もいるし

「勤務外の仕事は、控えていただきたいものです」
「だがな…」
「…都市伝説相手に、あなたたちが立ち向かう必要はありません」

 ぴしゃり
 彼女は、はっきりと言い切った
 年上の警官の表情が、目に見えて厳しくなる

「一般市民の犠牲を見逃せ、ってかい?」
「違います…それらには、相応しい者が対処します。あなたたちの仕事ではありません」

 み?と、高校生の傍にいる少女が首を傾げている
 多分、会話の意味がよくわかっていないのだろう
 高校生がさり気なくその少女の頭を撫でていて、みーみー、心地よさそうな声をだしているのが見えた

「…話を聞いていますか?」

 彼女の声が、さらに厳しさを増す
 だが、彼女も、高校生からの何かを訴えるような視線を感じたのだろうか
 ……小さく、ため息をついた

「…とにかく。帰ったら、始末書を作成するように。それと、支給品ではない拳銃の出所も、詳しく証言していただきますよ?」

 そうとだけ、告げて
 かつかつとヒールを慣らし、彼女はこの場を後にする

 …彼女の後ろ姿を、見送って
 高校生の少年は、警官二人に頭を下げた

「えっと……お疲れ様でした」
「あぁ、本当に」

 …じ、と
 少年は、警官二人を、見あげて
 ……そして、ぽつり、告げてくる

「…あの人、お二人の事を本当に心配して言ってるんだと思うんで、悪く思わないであげてください」
「まぁ、それはわかるんだがな」

 年上の警官は苦笑する
 …彼女とて、こちらが嫌いであそこまで厳しい態度をとってきているのではない事破わかっている
 上の立場もあるだろうし…心配してくれているだろう事も、わかるのだが

 だが、それでも
 都市伝説と契約していない存在が、都市伝説と戦う事を禁ずる彼女の態度に、納得できている訳ではないのだ

「………まぁ、あの人の事だから、態度に出してないでしょうけど…あんまり、心配かけないでやってくださいね?」

 それじゃあ、と少年も、警官二人の前を後にする
 てちてち、少年に並んで歩く少女と、さり気なく手を繋いでいた
 …少女は最後にくるり、二人に振り返り、み?と不思議そうに首をかしげていた
 …どうして、あんなに不思議そうなのか、不明だが

「…さて、帰ったら始末書か」
「先輩には尋問も待ってますよ。銃とかの出所に付いて」

 …まったく、憂鬱だ
 警官二人は、盛大にため息をついたのだった







終われ




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