○月×日 19:50
「遅くなっちゃったなぁ…」
足早に、青年は日が沈んだ街中を走る
「組織」の仕事で、マッドガッサー一味の姿があったという空きビルの探索を手伝っていたのだが……行方不明になっていた被害者達こそ見付かったが、一味の姿、及び手がかりなし
付近を捜索しても、何も見付からず
結局の所、ほとんど空振りのままだった
まったく、面倒な仕事に借り出されてしまったものだ
早く、帰らないと
兄の為に、夕食を作らないと
そう考え、脚を早めていたその時
「組織」の仕事で、マッドガッサー一味の姿があったという空きビルの探索を手伝っていたのだが……行方不明になっていた被害者達こそ見付かったが、一味の姿、及び手がかりなし
付近を捜索しても、何も見付からず
結局の所、ほとんど空振りのままだった
まったく、面倒な仕事に借り出されてしまったものだ
早く、帰らないと
兄の為に、夕食を作らないと
そう考え、脚を早めていたその時
「………ん?」
-----影が
何かが、頭上に現れ、そのせいで影がさした
そんな感じがして、青年は頭上を見上げて
何かが、頭上に現れ、そのせいで影がさした
そんな感じがして、青年は頭上を見上げて
「--------!!」
その、巨大な存在に…月の光を、星灯かりを、完全に覆い隠していたそれに、気づいた
店内の電話が、けたましく鳴り響く
「はい、こちらレストラン噂の産物………あぁ、新入り君?どうしたんだ?」
レストラン 噂の産物の若きイケメン店長は電話に応対し、その相手が店でアルバイトをしている青年である事を知って、首をかしげた
今日は、別の仕事が入っているとかで、アルバイトを休んでいたのだが…
今日は、別の仕事が入っているとかで、アルバイトを休んでいたのだが…
『店長?あのね、何か、変なものを見かけたんだけど…』
「変なもの?」
『うん、それとね……何か、マッドガッサーの仲間みたいな奴の姿も、見かけたんだ。って言うか、今も見えてる』
「………は?」
「変なもの?」
『うん、それとね……何か、マッドガッサーの仲間みたいな奴の姿も、見かけたんだ。って言うか、今も見えてる』
「………は?」
…マッドガッサーの、仲間?
ちらり、店長は金さんに目を向ける
彼は、マッドガッサーのガスの影響を受け、未だに美少女フィギュアの姿のままだ
また、店によく出入りしていたハンバーグ爺さんもまた被害を受け、ロリ爺の姿になっている
…その、問題のマッドガッサーの姿を、見かけた?
ちらり、店長は金さんに目を向ける
彼は、マッドガッサーのガスの影響を受け、未だに美少女フィギュアの姿のままだ
また、店によく出入りしていたハンバーグ爺さんもまた被害を受け、ロリ爺の姿になっている
…その、問題のマッドガッサーの姿を、見かけた?
『何か、マッドガッサーも傍にいるみたいなんだ、屋上に一瞬、それっぽい姿見えたし…今から様子探っておこうと思うんだけど、うまい事、マッドガッサーなりその仲間なりを捕獲できたら、先輩を元に戻せる方法、聞いてみる?』
「待て、新入り君。今、どこにいるんだ?」
「待て、新入り君。今、どこにいるんだ?」
マッドガッサーだけではなく、その仲間もいる
と、なると…強力な都市伝説と契約している彼でも、危ないかもしれない
そう考え、店長は彼に居場所を尋ねる
と、なると…強力な都市伝説と契約している彼でも、危ないかもしれない
そう考え、店長は彼に居場所を尋ねる
『えっとね、東区の中央の………………あれ?』
「?どうした?」
『…………------------っ』
「?どうした?」
『…………------------っ』
ぶつんっ
「……え」
ツーツー…
…通話が、途切れた
…通話が、途切れた
「…どうか、したの?」
「店長?新入り君が、どうしたんですか?」
「店長?新入り君が、どうしたんですか?」
こっちゃんと金さんが、話し掛けてくる
ツーツーツーツーツーツー…………
受話器の向こうからは、ただ、通話が途切れた音だけが、空しく響き渡っていた
to be … ?