カタカタと、室内にパソコンのキーを叩く音だけが…
…否
いつも通り、不気味に踊っている人体模型の声も消えてくるが、うざいので無視である
なお、本日人体模型が踊っているのは、日本舞踊
地味に上手いのが、殊更ウザイ上に腹が立つ
…カタカタカタ
静かに、静かに
キーボードを叩く音と、時折、マウスをクリックする音が、響く
…否
いつも通り、不気味に踊っている人体模型の声も消えてくるが、うざいので無視である
なお、本日人体模型が踊っているのは、日本舞踊
地味に上手いのが、殊更ウザイ上に腹が立つ
…カタカタカタ
静かに、静かに
キーボードを叩く音と、時折、マウスをクリックする音が、響く
『どうなさったんですか?先ほどから、深刻な表情をなさって…』
「…いや」
「…いや」
ことん、と
茶を入れてきた白骨標本の言葉に、男は軽く首を振った
半ば私物化している理科準備室
そこに持ち込んでいるパソコンの画面に映し出されているそれを前に…男は、眉間の皺を深めた
茶を入れてきた白骨標本の言葉に、男は軽く首を振った
半ば私物化している理科準備室
そこに持ち込んでいるパソコンの画面に映し出されているそれを前に…男は、眉間の皺を深めた
(…ちょいとばかし、多すぎやしないか?)
都市伝説関連の、掲示板
それも、地域を限定したもの
自分の住んでいる地域での目撃情報があった都市伝説が、随時書き込まれている掲示板
中には、ガセネタも多い事だろう
その中から、信憑性の高い情報だけを抜き出したに、しても
あまりにも、多すぎるのだ
それも、地域を限定したもの
自分の住んでいる地域での目撃情報があった都市伝説が、随時書き込まれている掲示板
中には、ガセネタも多い事だろう
その中から、信憑性の高い情報だけを抜き出したに、しても
あまりにも、多すぎるのだ
体を求めて彷徨う生首
子供を惨殺する怪人赤マント
バイパスを走る黒い犬
山道を走る首なしライダー
1,2,3のピエロ
墓場の前でかかってくる、死者からの電話
車のフロントガラスに貼り付けられたハンバーグ
黄色い雨ガッパ…
子供を惨殺する怪人赤マント
バイパスを走る黒い犬
山道を走る首なしライダー
1,2,3のピエロ
墓場の前でかかってくる、死者からの電話
車のフロントガラスに貼り付けられたハンバーグ
黄色い雨ガッパ…
多すぎる
さほど広い範囲ではないと言うのに、あまりにも、都市伝説の目撃談が多すぎる
中には、自分たちが退治してきた都市伝説なども含まれるが
何故、こんな狭い範囲で、ここまで多くの都市伝説が?
この事態は、少し異常なのではないか
さほど広い範囲ではないと言うのに、あまりにも、都市伝説の目撃談が多すぎる
中には、自分たちが退治してきた都市伝説なども含まれるが
何故、こんな狭い範囲で、ここまで多くの都市伝説が?
この事態は、少し異常なのではないか
(…この学校だけでも多すぎると思ってたってのに。街全体で見たらそれ以上ときたか)
…まったく
自分はどれだけ、厄介な高校に赴任してしまったのか
改めて、ため息が出る
自分はどれだけ、厄介な高校に赴任してしまったのか
改めて、ため息が出る
『あの…?』
『はっはっはー、何、深刻な顔してはりますのん。どんな時でも笑顔が一番でっせー』
『はっはっはー、何、深刻な顔してはりますのん。どんな時でも笑顔が一番でっせー』
ぬぅ
真横に、人体模型の顔が近づいてきた
うざいうえに、グロイ
真横に、人体模型の顔が近づいてきた
うざいうえに、グロイ
「………」
っじゅ
『うわっちゃぁ!?』
『あぁっ!?人体模型さん、大丈夫ですか!?』
『あぁっ!?人体模型さん、大丈夫ですか!?』
とりあえず、人体模型の片目にタバコなど押し当てて追い払い
ぐ、と大きくのびをした
都市伝説が多すぎる地域
そこで、都市伝説と契約した、自分や、あの花子さんと契約した男子生徒
自分たちは、もしかしたら、想像以上に厄介な事に首を突っ込んでしまっているのかもしれない
そんな、嫌な考えが頭をよぎる
ぐ、と大きくのびをした
都市伝説が多すぎる地域
そこで、都市伝説と契約した、自分や、あの花子さんと契約した男子生徒
自分たちは、もしかしたら、想像以上に厄介な事に首を突っ込んでしまっているのかもしれない
そんな、嫌な考えが頭をよぎる
「…気のせいなら、いいんだがな」
『あちちちちちちち!?そしていだだだだだだだ!?』
『あぁああ!?人体模型さん、また内臓を巻き散らかしちゃってます!?そして潰しちゃってます!?』
『あちちちちちちち!?そしていだだだだだだだ!?』
『あぁああ!?人体模型さん、また内臓を巻き散らかしちゃってます!?そして潰しちゃってます!?』
ごろごろごろごろごろごろごろごろ
目に押し当てられたタバコの熱さに転げ回り、その拍子に内臓を落とし、転げまわり続けている為にその内臓を自分で潰す
…と、言う、あまりにもベタでグロい事をやってのけている人体模型
何故、こんな馬鹿と契約してしまったのかと己の人生を軽く後悔しつつ
目に押し当てられたタバコの熱さに転げ回り、その拍子に内臓を落とし、転げまわり続けている為にその内臓を自分で潰す
…と、言う、あまりにもベタでグロい事をやってのけている人体模型
何故、こんな馬鹿と契約してしまったのかと己の人生を軽く後悔しつつ
…この街に赴任してきた以上は
それが運命であったと思うしかない、と
結局、彼はいつも通り、諦めてしまうのだった
それが運命であったと思うしかない、と
結局、彼はいつも通り、諦めてしまうのだった
fin