...この町ってさ、たくさんの"都市伝説"が存在するんだよね。
...うん、噂話が多いのも確かなんだけど、この町では多くの都市伝説が"実在"するんだ。
......面白いよね。会ってみたいよね。
大丈夫、きっと会えるよ。
この町ではいろんな所に都市伝説が潜んでるから。
だから君もこの町に来ない?
きっと楽しいよ?
あぁ、何か楽しいことが起こらないかなぁ...
...うん、噂話が多いのも確かなんだけど、この町では多くの都市伝説が"実在"するんだ。
......面白いよね。会ってみたいよね。
大丈夫、きっと会えるよ。
この町ではいろんな所に都市伝説が潜んでるから。
だから君もこの町に来ない?
きっと楽しいよ?
あぁ、何か楽しいことが起こらないかなぁ...
その1 夕暮れの噂話
夕暮れ時、廃墟に佇む少女が一人。
「はぁ...」
...こんな時は大抵何かが"出る"
大体は幽霊やらなにやらでこっちを驚かせて楽しんでるだけで危険はないのだが、
たまに本当に危ないのが出てくるから困る。
しかもよりによってここは近所でも有名な心霊スポットだ。
「何でよりによって私一人なのかね、ったく部長めいつか弱み握ってやるんだから。」
...こんな時は大抵何かが"出る"
大体は幽霊やらなにやらでこっちを驚かせて楽しんでるだけで危険はないのだが、
たまに本当に危ないのが出てくるから困る。
しかもよりによってここは近所でも有名な心霊スポットだ。
「何でよりによって私一人なのかね、ったく部長めいつか弱み握ってやるんだから。」
"明日、心霊写真を撮りに行くぞ"
昨日、いきなり我が写真部部長の思い付き企画により召集されたものの、部員の殆ど(といっても10人にも満たないが)に尽くバイトなりデートなり予定が入っていて、更に今年流校のインフルエンザに罹った者もいて結局集まったのは私と部長だけだった。
まあ、部長の思い付き企画に碌なことは無い。というのは部内の常識になりつつあるので、嘘をついた奴も何人かいるだろう。
あいつと...あいつとあいつは多分嘘だな、うん、後でしめよう。
それに加えて先ほどの部長からのメール
"すまん私もインフルエンザに罹った。予定は決行する。写真は一人で撮っといてくれ。"
一人しかいないなら中止すればいいのに...
正直帰ろうかとも思ったが、何もせずに帰ったことを部長が知ったら何をしでかすか分からない。
昨日、いきなり我が写真部部長の思い付き企画により召集されたものの、部員の殆ど(といっても10人にも満たないが)に尽くバイトなりデートなり予定が入っていて、更に今年流校のインフルエンザに罹った者もいて結局集まったのは私と部長だけだった。
まあ、部長の思い付き企画に碌なことは無い。というのは部内の常識になりつつあるので、嘘をついた奴も何人かいるだろう。
あいつと...あいつとあいつは多分嘘だな、うん、後でしめよう。
それに加えて先ほどの部長からのメール
"すまん私もインフルエンザに罹った。予定は決行する。写真は一人で撮っといてくれ。"
一人しかいないなら中止すればいいのに...
正直帰ろうかとも思ったが、何もせずに帰ったことを部長が知ったら何をしでかすか分からない。
とにかくさっさと撮って帰ろう。そう思って何枚か廃墟を写真に収めていると。
「いらっしゃいませ。メニューはお決まりでしょうか?」
突然背後から声をかけられた。
振り向くとそこには赤いエプロンを着た小太りな男が後ろ手を組んで立っていた。
そのにこやかな表情とは裏腹に、薄気味悪い気配がぷんぷん漂っている。
「メニューはお決まりでしょうか?」
再び男が尋ねる。
「いや食べに来た訳じゃないんで」
「焼き肉セットで宜しいですね。」
いや人の話を聞けよ。
「いりませんって」
「生憎焼き肉セットは材料を切らしておりまして」
こっちの話を完全に無視して、男は後ろに組んだ手を解く。
「ではお客様のお肉でお作り致します。」
部屋が殺気で満たされる。
やばい、これは「本当に危ないやつ」だ。
そう判断した私は出口に向かって走り出した。
がすぐに回り込まれる。
「お逃げにならないで下さいお客様。久々の食材ですので。」
走って逃げれる相手じゃないか。
向こうは*る気満々な顔である。
仕方ない...
やるしかない。腹を括って口を開く。
「あの、さ」
「はい、まだ何かご注文がございますか?」
「整地用ローラーって知ってる?」
「は?」
あまりの突拍子の無さに男は呆気にとられている。
「あの、グラウンドとかをゴロゴロしてならすやつ。」
「あぁ、はぁ。」
「あれさ、通称コンダラって呼ばれてるみたいだけど、正式には手動式整地用圧延機とか転圧ローラーっていうんだってさ。」
「はぁ、で、それがどうkグシャ
「いらっしゃいませ。メニューはお決まりでしょうか?」
突然背後から声をかけられた。
振り向くとそこには赤いエプロンを着た小太りな男が後ろ手を組んで立っていた。
そのにこやかな表情とは裏腹に、薄気味悪い気配がぷんぷん漂っている。
「メニューはお決まりでしょうか?」
再び男が尋ねる。
「いや食べに来た訳じゃないんで」
「焼き肉セットで宜しいですね。」
いや人の話を聞けよ。
「いりませんって」
「生憎焼き肉セットは材料を切らしておりまして」
こっちの話を完全に無視して、男は後ろに組んだ手を解く。
「ではお客様のお肉でお作り致します。」
部屋が殺気で満たされる。
やばい、これは「本当に危ないやつ」だ。
そう判断した私は出口に向かって走り出した。
がすぐに回り込まれる。
「お逃げにならないで下さいお客様。久々の食材ですので。」
走って逃げれる相手じゃないか。
向こうは*る気満々な顔である。
仕方ない...
やるしかない。腹を括って口を開く。
「あの、さ」
「はい、まだ何かご注文がございますか?」
「整地用ローラーって知ってる?」
「は?」
あまりの突拍子の無さに男は呆気にとられている。
「あの、グラウンドとかをゴロゴロしてならすやつ。」
「あぁ、はぁ。」
「あれさ、通称コンダラって呼ばれてるみたいだけど、正式には手動式整地用圧延機とか転圧ローラーっていうんだってさ。」
「はぁ、で、それがどうkグシャ
...ふぅ、危なかった。
少女は男が動かなくなったことを確認して、安堵の溜息をついた。
男は突然頭上に現れた整地用ローラー、いや手動式整地用圧延機に押しつぶされていた。
少女は男が動かなくなったことを確認して、安堵の溜息をついた。
男は突然頭上に現れた整地用ローラー、いや手動式整地用圧延機に押しつぶされていた。
完全に*る気の都市伝説に出くわすとは。
命の危険にさらされるのはかなり久し振りだった。
いや、この前部長に写真n...おっと、思い出したくないので中止。
命の危険にさらされるのはかなり久し振りだった。
いや、この前部長に写真n...おっと、思い出したくないので中止。
とにかく帰ろう。
「と、その前に」
このローラー、学校のグラウンドにあるやつを「呼び出した」んだっけ。
多分明日の野球部の朝練で使うよな...
ここから学校までは歩いて40分。しかも上り坂。
「と、その前に」
このローラー、学校のグラウンドにあるやつを「呼び出した」んだっけ。
多分明日の野球部の朝練で使うよな...
ここから学校までは歩いて40分。しかも上り坂。
「ああぁーきっつ。☆飛雄馬とかよくやるわー」
ゴロゴロ
学校までの上り坂を、ローラーを引いて歩く少女が一人。
日はもう暮れようとしていた。
ゴロゴロ
学校までの上り坂を、ローラーを引いて歩く少女が一人。
日はもう暮れようとしていた。