アットウィキロゴ

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤マントと赤いはんてん-02

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
「赤いはんてんよ」
「あぅ?何ですか?」
「降りてくれると、ありがたいのだが」

 ちょこんっ
 新聞を読んでいる赤マントの膝の上に座っている赤いはんてん
 あぐあぐ
 美味しく、エクレアを味わっている
 トイレで食事するのはどうかと思われるが、某地方では新築の家のトイレで食事する習慣があるそうなので問題ないのだろう
 多分

「あぅ、これくらいいいじゃないですか。ケチケチするななのです」
「新聞を読むのに、邪魔なのだが」

 そう言いながらも、赤マントは赤いはんてんを、無理にどかそうとはしない
 赤いはんてんも、それに甘えて降りようとしない
 見る人が見れば「このロリコンめ!」とか「リア充乙」とか言われそうな光景だ

「ふむ…物騒な事件が多いな」
「あぅあぅ、この街は都市伝説が生まれやすいのですよ。
 私たちみたいな古参以外にも、ぽこぽこと生まれていっているのです」
「やれやれ、私たちのように平穏に行きたい都市伝説には、いささか面倒な事になってきたな」

 ため息をつく赤マント
 赤いはんてんは、そんな赤マントをじっと見上げる

「それじゃあ、引っ越すですか?」
「そう言う考えもありだが…そうなると、君が花子さんと会いにくくなるだろう?」

 赤マントの、その言葉に
 赤いはんてんは、あぅ?と首をかしげる

「どうして、私がついていくこと前提で話してるですか?」
「む?…付いてきてはくれないのかね?」

 赤マントと、赤いはんてん
 長い間一緒に生きてきたが、本来、同じ場所に存在する都市伝説ではない
 二人ともトイレがテリトリーではあるが、この二人の都市伝説が、同じトイレに同時に存在する事はまずないのだ

 ---だから

 赤マントが、この学校を、この街を、離れたとしても
 赤いはんてんが、ついていかなければならない理由は、存在しない


 膝の上に座ったまま、じっと赤マントを見上げる赤いはんてん
 やがて、にっぱり、笑ってみせる

「大丈夫なのです。ちゃんと、ついていくのですよ。
 赤マントがいないと、毎日が退屈になって仕方ないのです」
「…ふむ、そうか」

 もふもふ
 まるで、子供相手にするように、赤マントは赤いはんてんの頭を撫でた
 赤いはんてんは、満足そうに笑う

「あぅ、惚れちゃ駄目なのですよ?」
「惚れんよ、君のようなロリババア。私のストライクゾーンから若干外れている」

 ………
 …………
 ……………

 しばしの、沈黙の後
 赤いはんてんは、にっぱり笑って…はんてんを、裏返した
 赤マントの膝の上に乗ったまま、青いはんてんに変身する

「む、ますます新聞を読みにくいのだが」

 文句を言う赤マント
 その襟首を、問答無用で掴む

「っの、ど変態がっ!!!!」
「ぐぉ!?や、やめたまえ!
 私は戦闘的な能力は持っていないのだ
 暴力に頼るのは野蛮だぞ!!」
「問答無用!!!!!」

 ごっ!!
 がす!!!
 どかばきっ!!!!

 深夜の学校の女子トイレ
 その、一角にて
 何かをひたすら殴り続ける音と、男の悲鳴が一晩中、響き渡ったのだそうな



終わっちまえ



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー