第8話「口裂け女のスランプ」
「うう…」
しばらく気を失っていたわたしが、頭を抱えながら目を覚ます。ああ、そうだ。確かあの二人組みに…
それにしても100メートルを3秒で走るわたしの足ならあの二人にすぐ追いついていたはず…なのに…
「うかつだったわ…まさかあんな時に足に痛みが走るなんて」
まあ、いつまでも過ぎたことを悔やんでいても仕方がない。いつものようにいくとしよう。
ちょうど人間が通りかかった。マスクをつけてわたしは聞く。
「わたし…きれい?」
「そこそこじゃないですか?」
「あ…あらそう…」
あれ~?
また誰かが通りかかる。よし!今度こそ!
「わたし…きれい?」
「…」つ べっこう飴
「え……」
あれれ~?
どうなっているのかしら…わたしに話しかけられた時の対処法有名過ぎない?でも、ここで諦めるわけには…
「わたし…きれい?」
「まぁ…きれいなんじゃないですか?」
きた!きた!キタ!キタ!キタ!歓喜したくなる気持ちを抑えつつ、わたしはマスクを外す。
「これでも?」
「…! さっきの台詞といい、その耳の辺りまで裂けた口といい…もしかして貴方、口裂け女じゃないですか!?」
「え…? そう…だけど?」
「やっぱり! 本物の口裂け女だ! あの…写真とか撮っても良いですか?」
ええと…何なのかしら、この状況
「まあ…構わないわ」
「ありがとうございます!」
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
「あ…後、インタビューをお願いしてもいいですか?」
「構わないわ」
「それでは、お言葉に甘えて。 口裂け女さんは足が速いようですけど、実際どのくらいで走れるんですか?」
「100メートルを3秒くらいよ」
「ありがとうございます。では、如何して口裂け女さんは人を襲うんですか?」
「如何して人を襲うのか…ね。わたし達都市伝説は、人に噂されたり、恐れられたりすることで、
存在できているの。だからイメージ通りに人を襲ったりしなきゃいけないのよ。でも、都市伝説
の中には人と契約するものもいるらしいわ」
「なるほど。では……」
しばらく、カメラとメモ帳を持った少年のインタビューが続く。
「取材にご協力感謝します。それでは、口裂け女の仕事がんばってくださいね」
「どういたしまして…」
あれ?何かを忘れているような気が…………あ!!!
「あのカメラの子は…」
残念。もう見えなくなっていた…なんか最近わたし、ひとをまともに襲えていないような気が…
そんなことを考えながら、わたしは明日こそはがんばろうと心に誓うのでした。
「うう…」
しばらく気を失っていたわたしが、頭を抱えながら目を覚ます。ああ、そうだ。確かあの二人組みに…
それにしても100メートルを3秒で走るわたしの足ならあの二人にすぐ追いついていたはず…なのに…
「うかつだったわ…まさかあんな時に足に痛みが走るなんて」
まあ、いつまでも過ぎたことを悔やんでいても仕方がない。いつものようにいくとしよう。
ちょうど人間が通りかかった。マスクをつけてわたしは聞く。
「わたし…きれい?」
「そこそこじゃないですか?」
「あ…あらそう…」
あれ~?
また誰かが通りかかる。よし!今度こそ!
「わたし…きれい?」
「…」つ べっこう飴
「え……」
あれれ~?
どうなっているのかしら…わたしに話しかけられた時の対処法有名過ぎない?でも、ここで諦めるわけには…
「わたし…きれい?」
「まぁ…きれいなんじゃないですか?」
きた!きた!キタ!キタ!キタ!歓喜したくなる気持ちを抑えつつ、わたしはマスクを外す。
「これでも?」
「…! さっきの台詞といい、その耳の辺りまで裂けた口といい…もしかして貴方、口裂け女じゃないですか!?」
「え…? そう…だけど?」
「やっぱり! 本物の口裂け女だ! あの…写真とか撮っても良いですか?」
ええと…何なのかしら、この状況
「まあ…構わないわ」
「ありがとうございます!」
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
「あ…後、インタビューをお願いしてもいいですか?」
「構わないわ」
「それでは、お言葉に甘えて。 口裂け女さんは足が速いようですけど、実際どのくらいで走れるんですか?」
「100メートルを3秒くらいよ」
「ありがとうございます。では、如何して口裂け女さんは人を襲うんですか?」
「如何して人を襲うのか…ね。わたし達都市伝説は、人に噂されたり、恐れられたりすることで、
存在できているの。だからイメージ通りに人を襲ったりしなきゃいけないのよ。でも、都市伝説
の中には人と契約するものもいるらしいわ」
「なるほど。では……」
しばらく、カメラとメモ帳を持った少年のインタビューが続く。
「取材にご協力感謝します。それでは、口裂け女の仕事がんばってくださいね」
「どういたしまして…」
あれ?何かを忘れているような気が…………あ!!!
「あのカメラの子は…」
残念。もう見えなくなっていた…なんか最近わたし、ひとをまともに襲えていないような気が…
そんなことを考えながら、わたしは明日こそはがんばろうと心に誓うのでした。
次の日、口裂け女の記事が学校新聞に掲載された…と言うのはまた、別のお話…
続く…