深夜 廃工場の一角に
「アッー!?」
絹を裂くような漢の叫びと
赤い、血の雨が降った
「アッー!?」
絹を裂くような漢の叫びと
赤い、血の雨が降った
「貴様ぁっ!よくも兄貴を!!!」
「ヤッてしまえ!!」
今回、上から回ってきた仕事は
廃工場の辺りに発生するようになった『野生の兄貴』の駆除
禿が原因で発生したのだから責任を取れと言う事らしい・・・全く持っていい迷惑だ
まぁ・・・
憂さ晴らし(ナニのかは聞くな)には丁度良いが
構える兄貴達を前に
鎧の指が、手の甲が、肘が、肩が、膝が、尻尾が、鋭く、平たく、固く伸び全身に刃を形成する
「ヤッてしまえ!!」
今回、上から回ってきた仕事は
廃工場の辺りに発生するようになった『野生の兄貴』の駆除
禿が原因で発生したのだから責任を取れと言う事らしい・・・全く持っていい迷惑だ
まぁ・・・
憂さ晴らし(ナニのかは聞くな)には丁度良いが
構える兄貴達を前に
鎧の指が、手の甲が、肘が、肩が、膝が、尻尾が、鋭く、平たく、固く伸び全身に刃を形成する
「かぁごめかごめ 篭の中の鳥は」
そのまま兄貴の集団の中を駆け抜け
「何時何時出やる」
擦違う所から順に切り刻み
「夜明けの晩に」
兄貴達の身体を少しずつ削ぎ落とし
「鶴と亀が滑った」
最後に
「後ろの正面だぁれ?」
全ての首を切り落とした
「これで今何体?」
兄貴達の血で真っ赤に染まった廃工場を背にコンが尋ねてくる
「36・・・まだ、確認された内の1割程です」
「それだけ居るというのも驚きですが・・・」
今現在町で確認されていた野生種の数は三七〇弱
「今日中に後10体は片付けますよ」
「まだやんの!?」
何を驚いているのだろう?
兄貴を駆逐するのは当然だろうに
「滅ぼしてやる・・・」
そう
「兄貴も、ガチムチも、ガチホモも、全部俺が滅ぼしてやる!!!」
兄貴達の血で真っ赤に染まった廃工場を背にコンが尋ねてくる
「36・・・まだ、確認された内の1割程です」
「それだけ居るというのも驚きですが・・・」
今現在町で確認されていた野生種の数は三七〇弱
「今日中に後10体は片付けますよ」
「まだやんの!?」
何を驚いているのだろう?
兄貴を駆逐するのは当然だろうに
「滅ぼしてやる・・・」
そう
「兄貴も、ガチムチも、ガチホモも、全部俺が滅ぼしてやる!!!」
この日から学校町内での兄貴の目撃情報は序々にその数を減らしていく事となる・・・しかし、実はこの時世界(主にアメリカ)でソレを上回る速度で兄貴が増殖していたりするのだが
まぁ、今は、そしてこれからも日本には関係の無い話である・・・多分
まぁ、今は、そしてこれからも日本には関係の無い話である・・・多分