In die hohle Hand Verlangen, 掌なら懇願。
できる事ならば、戦わないでほしい
赤いはんてんとしての力を使わないで欲しい
だからと言って、青いはんてんの力なら良い、という訳でもないのだが
赤いはんてんとしての力を使わないで欲しい
だからと言って、青いはんてんの力なら良い、という訳でもないのだが
「やれやれ、相変わらず馬鹿力だな」
盛大に相手都市伝説を殴り飛ばした青いはんてんに、赤マントは小さく苦笑した
殴り飛ばされた相手は、全身に青痣を作って気絶している
殴り飛ばされた相手は、全身に青痣を作って気絶している
「誰が馬鹿力よ?」
不満げな表情を浮かべてきた青いはんてん
いや、青いはんてんが赤マントより腕力が強い事は、確かな事実であるのだが
だから、不満を述べられても逆に困る
いや、青いはんてんが赤マントより腕力が強い事は、確かな事実であるのだが
だから、不満を述べられても逆に困る
「いや、君の外見でそのような腕力があるのが、未だに不思議でね」
「私達は都市伝説よ?外見通りの力じゃないことなんてよくある事でしょ?」
「……まぁそうなのだがね」
「私達は都市伝説よ?外見通りの力じゃないことなんてよくある事でしょ?」
「……まぁそうなのだがね」
苦笑しながら、そっとその手をとって
その掌に、口付ける
その掌に、口付ける
「……できれば、その拳を振るって欲しくないと、私は思うのだよ」
戦って欲しくない
それが、私の君への願いなのだから
それが、私の君への願いなのだから