「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - わが町のハンバーグ-12

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匿名ユーザー

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夏休みの図書館。夏休みだからだろうか、人は一人もいない。僕以外は、ね。

「……もう少し誰か来てもいいものだけど」

誰に言うでもなく、クーさんこと僕は呟く。手には都市伝説関連の本。横にも何冊か積んでいる。
彼のためにも、少しでも多くの情報を仕入れなければ―――――
と、最近は常に都市伝説の本を読んでいる。

誰も来ないまま、時間は過ぎていき……時刻は午後4時。
不意に、声がした。

「あ~、やっぱ夏休みの図書館は人がいないからいいなぁ~」

誰もいないはずの館内に、少年の声が響く。
「…?」
あたりを見渡すと、隅のほうに、少年の影が一つ見えた。
「…誰だ?」「うおわっ!」驚いた少年がイスから転げ落ちる。

「なんてこったい、まさか僕の姿が見える人がいるとはね」「姿が…?ということは…」
都市伝説の一種なのか?そう聞こうとすると、
「予想の通り、都市伝説です」少年はさわやかな笑顔と共にそう答えた。

「う~ん、あんまり騒ぎは起こしたくないからなぁ…でも一族の性は…」何やらブツブツ言っているが、少年は意を決したかのようにこちらを向いて一言。
「あ~、貴方には別段恨みはないんだけど…遭遇しちゃった以上ルールだから貴方を*すよ」


「…あぁ、そういうことか『よだそう』君。」


「っ!?」少年はひどく驚いた様子でこちらを見た。
「…僕の名を…知っている…だと…?ぅぅ、本当は別段怖くないんだけどルールだから逃げるぅ!」「逃さないよ」逃げようとしたよだそう君を捕まえる。
「ええい、離せぇ!」「離すわけにはいかないよ。君が悪い奴なら彼に出さなければならないし、いい奴ならいい奴で話がある」


「…で、本来は姿を隠している、と」「うん、今回はちょっと手を抜いた、というか貴方の『見る』力が予想以上だったってこと」
一通り話を聞くと、よだそう君はただ単に図書館にいたいだけらしく、むやみに人は*したくないらしい。
でも彼に言わせれば「ルールだから」出会った人間を*し、名前を言われると怖がって逃げだす。
「ま、僕は一人も*したことはないんだけどね。それよりも何で貴方は僕みたいなマイナー都市伝説を知ってたのさ?そして僕が見えるのさ?」


「…というわけさ」「へぇ~、中国の妖怪がここまで…ご苦労なこったね」
「そして彼の手助けのために、僕はさらに都市伝説を調べていてね。その中で君を知ったのさ」

何故、よだそうのことを覚えていたかは、都市伝説に自分が認識できる状態で遭遇してみたかったから。
そして彼と同じく、契約というものをしてみたかったから。そして一緒に戦いたいから。

「でも良かった。貴方が僕のことを知ってて。無駄に人の命を奪うものじゃないしね。
 …ところで僕を覚えていた、ということは僕に会いたかったということ、かな?そしてその目的は、契約?」
「…勘が鋭いね、君は。正解だよ」「昔から勘だけはいいんだ。で、僕と契約するの?」

「あぁ、君とはなかなか馬が合いそうだ」

こうしてまた一人、都市伝説の戦いの渦へと巻き込まれていく…
だが彼女は巻き込まれることを自ら望んだ。想い人と少しでも多くの時間を共有するために。
参戦理由はいろいろあれど、やがて一つの強大な敵を相手にするのかもしれない――――――



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