「彼女居ない暦500年越え」
薄暗い地下室。そこには怪しげなつぼや液体、フラスコ、鍋などが置かれていた。そこに座り液体を調合している青年。見た目は高校生くらいだ。
「…できた…。」
あ、すみません。僕は『錬金術』の契約者。未知の素材どうしを混ぜて未知のアイテムを創る能力を持っています…。ちなみに今創っていたのは
収縮薬。飲むとしばらく体が小さくなります…。中学の頃に契約しましてね、卒業してから暇な時はほとんど地下室にこもってアイテムの精製を
してました…。だからね、今まで1度も彼女が出来たことなんてないんですよ…。…え?このまま30までいけば魔法使いになれるって?…そんなの
もう508年前に契約してますよ。高2くらいで不老不死の薬を『錬金術』の能力で創りましてね。それから老いなくなって今じゃもう538歳なんですよ。
え?不老不死の薬の作り方?…仕方ありません、特別に教えましょう…。
1、鍋にフェニックスの尾を入れ、完全に浸かるまで不老水を入れます
2、強火で沸騰するまで煮詰めます
3、沸騰したら弱火にして不死木花(ふしぎばな)を摩り下ろして入れ、コトコト煮込みます
4、フェニックスの尾と不死木花が溶けたら火から下ろし、しばらく冷まします
5、4で出来た液体を専用の壷に入れ風通しの良い日の当たらない涼しい場所に1ヶ月保管します(1週間に1回かき混ぜましょう)
6、完成
どうです?分かりました?分かったけど創れない?創れたら契約した意味ないでしょう。
「そろそろ暗くなってきましたね…それでは、『錬金術』で創ったアイテムでも売りに行くとしますか」
そう言うと『錬金術』と『30歳まで童貞を貫くと魔法使いになれる』の契約者はとりあえずそこらへんに置いてあった
箒にまたがり空を飛んだ。そして、家の庭に魔法でテントを召喚した。
「道具屋ですよ…。収縮薬に若返る薬、お守り指輪…いろいろありますよ…」
と、言っても客はなかなか来ない。まあ、もうこんな時間だし、こんな暗くて怪しいテントに近づこうという物好き
なんてそうそう居ないだろうから無理もないだろう。
(今日も駄目ですか…)
そう思って店をたたもうとすると小学生くらいの見た目の少年が現れた。『血液型性格診断』の契約者である。
まあ、何はともあれ貴重な客だ。何か売ってみよう。
「いらっしゃいませ…。ご注文は何でしょう?」
(A型)「あ、それでは、その日除け指輪というのを下さい」
…日除け指輪。つけていれば日光を完全に遮断できる指輪。普通は女性に人気なのですが少年がこれを買うということは…
「1000円になります。 ところで…」
お金を貰い、商品を渡す契約者。そして、気になったことを少年に尋ねる。
(A)「何ですか?」
「君、もしかして『吸血鬼』とかと契約してないですか…?」
A(!?)
なぜ気づかれたのだろう、と不思議に思った少年。
(A)「どうして…分かったんです?」
「ああ…。この指輪を買うのは日焼けを嫌う女性か日光が苦手な都市伝説とその契約者くらいですからねぇ…」
少年の質問に『錬金術』の契約者が答える。
「そうだ…。この携帯腕輪を渡しておきます。あ、代金は日除け指輪の分だけで大丈夫ですよ…。サービスですから。
ちなみに携帯腕輪は腕に付けて念じれば携帯腕輪を持っている人と連絡が出来ます」
少年は指輪と腕輪を受け取り、能力を解除し、お礼を言った。
「ありがとう、お兄ちゃん」
さて…。久しぶりに売れましたね…では、帰りますか
こうして『錬金術』の契約者は店を片付け、地下室に帰るのでした…
薄暗い地下室。そこには怪しげなつぼや液体、フラスコ、鍋などが置かれていた。そこに座り液体を調合している青年。見た目は高校生くらいだ。
「…できた…。」
あ、すみません。僕は『錬金術』の契約者。未知の素材どうしを混ぜて未知のアイテムを創る能力を持っています…。ちなみに今創っていたのは
収縮薬。飲むとしばらく体が小さくなります…。中学の頃に契約しましてね、卒業してから暇な時はほとんど地下室にこもってアイテムの精製を
してました…。だからね、今まで1度も彼女が出来たことなんてないんですよ…。…え?このまま30までいけば魔法使いになれるって?…そんなの
もう508年前に契約してますよ。高2くらいで不老不死の薬を『錬金術』の能力で創りましてね。それから老いなくなって今じゃもう538歳なんですよ。
え?不老不死の薬の作り方?…仕方ありません、特別に教えましょう…。
1、鍋にフェニックスの尾を入れ、完全に浸かるまで不老水を入れます
2、強火で沸騰するまで煮詰めます
3、沸騰したら弱火にして不死木花(ふしぎばな)を摩り下ろして入れ、コトコト煮込みます
4、フェニックスの尾と不死木花が溶けたら火から下ろし、しばらく冷まします
5、4で出来た液体を専用の壷に入れ風通しの良い日の当たらない涼しい場所に1ヶ月保管します(1週間に1回かき混ぜましょう)
6、完成
どうです?分かりました?分かったけど創れない?創れたら契約した意味ないでしょう。
「そろそろ暗くなってきましたね…それでは、『錬金術』で創ったアイテムでも売りに行くとしますか」
そう言うと『錬金術』と『30歳まで童貞を貫くと魔法使いになれる』の契約者はとりあえずそこらへんに置いてあった
箒にまたがり空を飛んだ。そして、家の庭に魔法でテントを召喚した。
「道具屋ですよ…。収縮薬に若返る薬、お守り指輪…いろいろありますよ…」
と、言っても客はなかなか来ない。まあ、もうこんな時間だし、こんな暗くて怪しいテントに近づこうという物好き
なんてそうそう居ないだろうから無理もないだろう。
(今日も駄目ですか…)
そう思って店をたたもうとすると小学生くらいの見た目の少年が現れた。『血液型性格診断』の契約者である。
まあ、何はともあれ貴重な客だ。何か売ってみよう。
「いらっしゃいませ…。ご注文は何でしょう?」
(A型)「あ、それでは、その日除け指輪というのを下さい」
…日除け指輪。つけていれば日光を完全に遮断できる指輪。普通は女性に人気なのですが少年がこれを買うということは…
「1000円になります。 ところで…」
お金を貰い、商品を渡す契約者。そして、気になったことを少年に尋ねる。
(A)「何ですか?」
「君、もしかして『吸血鬼』とかと契約してないですか…?」
A(!?)
なぜ気づかれたのだろう、と不思議に思った少年。
(A)「どうして…分かったんです?」
「ああ…。この指輪を買うのは日焼けを嫌う女性か日光が苦手な都市伝説とその契約者くらいですからねぇ…」
少年の質問に『錬金術』の契約者が答える。
「そうだ…。この携帯腕輪を渡しておきます。あ、代金は日除け指輪の分だけで大丈夫ですよ…。サービスですから。
ちなみに携帯腕輪は腕に付けて念じれば携帯腕輪を持っている人と連絡が出来ます」
少年は指輪と腕輪を受け取り、能力を解除し、お礼を言った。
「ありがとう、お兄ちゃん」
さて…。久しぶりに売れましたね…では、帰りますか
こうして『錬金術』の契約者は店を片付け、地下室に帰るのでした…
つづく