「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首無し騎士の契約者-02

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
「おい、大丈夫だろうな…」

首なし騎士は片手をあげOKサインを出す。

「よし、急ぐか」

「…あ…あの」

後ろから声をかけられた。小さな声だ。
声の主は小柄な少女。明かなに病弱そうな見た目。強い風が吹けば倒れそうな印象すらある。
とある都市伝説から彼女を助けたことで知り合った仲だ。

「なに?」

「何かを警戒してるようですけど……」

はい、してます。

「いや、なんでもないよ」

「そう…なんですか?」

疑惑の目、明らかに疑っている。

しかし、彼女はあのとき何をしていたのだろうか?

化学準備室で骨格標本にかぶりついていたが……

「そういえばさ、あのとき何してたの?」

彼女の疑惑をごまかすついでに質問してみた。
突然の質問に彼女はビクリと肩を震わした。

「あ…あれは…その……美味しそうだったもので…つい…」
てへへとでも言いそうな顔。

「…あ、そう」

だが、返事に困る答えだった。

「あ、そうだ。早く行こう」

そう、こんな所でもたもたしている暇は無いのだ。

夢の国、もしくは組織に見つかりでもしたら大変だ。

「って、首なし騎士、何やってんだ?」

先頭に立ち、見張り役をしていたはずの首なし騎士。
それが気づいたら俺達の一番後方にいたのだ。

「おい、首なし騎士」

呼びかけても反応がない。
ある一方向に体を向けたまま微動だにしない。

何かを見つけたのだろうか?
まさか…夢の国か組織の黒服か……

恐る恐る首なし騎士の視線の先を……正しくは体の向いている方向に視線を向ける。
その視線の先にいたのは………普通の人だった。

20代前半程度の普通の男。髪は長め、身長は高め。
だがやはり普通の人だ。首なし騎士はどうしてこの男を見つめて(いや、頭無いけど)いるのだろうか?

「おい、首なし騎士…なんで……」

そのとき、首なし騎士が剣を抜いた。
そして馬を走らせる。その男めがけて。

「っておい!まて!」

俺の制止を無視して首なし騎士は突き進む。そして、その男の後ろから切り掛かる。

思わず目をつむってしまった。
おそらく次に聞こえてくるのは、その男の悲鳴。

しかし、実際に聞こえてきたのは、金属どうしのぶつかり合う音であった。

「………ん?」

目を開けたとき、その場の光景に俺は驚愕した。

その男は小刀(で合ってると思う)で首なし騎士の剣を受けていたのだ。

ただ者ではない……

「この太刀筋、おぬし…あの国で戦ったないと、とやらか…」

ああ、うん………普通の人ではないのは確かだ。

なんとも特徴的な話し方の男。
何より、後ろから切り掛かられたはずなのに……

「首を失ったというのに再度勝負を挑むとは……その心意気やよし!」

ん?今何か言ったぞ。首を?
もしかしてこいつ………

「いいだろう……その再戦受けてたとう!
勝てたら首を返してやらんこともないぞ。こい、鎧武者!」
お、おい、首って言ったぞ。

男の叫び終わると、蹄の音がこえた。
聞き慣れた音だ。首なし騎士が馬に乗っているから日常的に聞いてる音。

そして現れたのは、まさに鎧武者。
時代を一切無視した光景がそこにあった。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー