首なし騎士と鎧武者。互いに馬から降りると、それぞれ構えをとる。
「ってストーップ」
駄目だ駄目だ!何勝手に始めてるんだよ!
「なんだ小僧」
ござる男が俺に気づいたようだ。
「小僧とはなんだ!あ、いや、それはいいとして…俺はだな…」
「小僧、もしやそのないと殿の契約者か?」
「そうだ。契約者だ。だから勝手に勝負を始められても困るんだよ」
だいいち今は、こんなことをしている暇は無いのだ。
「しかしな、ないと殿はやる気満々の状態だ」
………確かに。首なし騎士の本来の目的は自身の首を取りもどすことだ。
首なし騎士を見ると。「お願い」というジェスチャーをしていた。
首なし騎士を見ると。「お願い」というジェスチャーをしていた。
「………う、仕方ないか」
「そういうことだ。男同士の勝負、邪魔などあっていいはずがない」
と、金属音。
すでに鎧武者と首なし騎士は闘っていた。
ぶつかり合う剣と刀。一進一退の攻防戦。
かたや騎士、かたや武者、だというのに、ここまで噛み合った闘いになるとは思わなかった。
首なし騎士が剣を振る。鎧武者はそれをいなす。
今度は鎧武者が切り掛かる。首なし騎士は剣でそれを受け止める。
かたや騎士、かたや武者、だというのに、ここまで噛み合った闘いになるとは思わなかった。
首なし騎士が剣を振る。鎧武者はそれをいなす。
今度は鎧武者が切り掛かる。首なし騎士は剣でそれを受け止める。
「がんばれ!」
自然と首なし騎士を応援していた。
「鎧武者よ!一度勝った相手に遅れをとるなどあってはならんぞ!」
あちらも激をとばしていた。
首なし騎士が突きをはなつ。
しかし、それを避けられてしまう。
しかし、それを避けられてしまう。
鎧武者は避ける動作と一連の動きで首なし騎士の横へと回り込む。
「あぶない!」
首なし騎士は突きが外れ、態勢を崩している状況だ。避けるのは難しい。
「そこだ決めろ!」
鎧武者が刀を振り下ろした。
武者……なんという奴だ……
おそらく、首を落とすのが奴は好きなのだろう。
武者刀を振り下ろしたのは首なし騎士の首にたいしてであった。
首のない、首なし騎士の首に………
武者刀を振り下ろしたのは首なし騎士の首にたいしてであった。
首のない、首なし騎士の首に………
勝利を確信したからこそのマヌケなミスがそこにあった。
盛大にスカをくらった鎧武者。
首なし騎士はその頭部に剣を叩きつけた。
首なし騎士はその頭部に剣を叩きつけた。
「今回はこちらの負けのようだな。まだまだ修業不足ということであろう」
ござる男はそう一言言うと、ひとつの風呂敷を置いて去っていった。
ああ…これはアレか……ちょうどサイズもピッタリだしなぁ……
「……あ、あの」
後ろから小さな声が聞こえた。
ああ、そういえばこの娘のことを忘れてた。
ああ、そういえばこの娘のことを忘れてた。
「今のなんだったんですか?」
「あー……」
説明が面倒だったので、彼女に風呂敷を手渡した。
「これは?」
「いいから開けてみて」
「はい…?」
その後、その場に彼女の叫び声が響きわたったの言うまでもない。
「まったく…人の顔を見て悲鳴をあげるなど……失礼な奴ですね…」
「普通驚くだろ」
彼女を家に送り届けた後のこと、騎士と俺は出会ってから始めての会話をしていた。
「マスター!その発言は酷いのではないですか!」
まぁ、色々あって驚いたんだけどさ……一番驚いたのは、こいつが女だったってことなんだよな。
ずっと男だと思ってたよ。
ずっと男だと思ってたよ。
「そう言うんだったらさ……片手で自分の頭持つのやめてくれないかな?前よりこわいんだけど」
終