「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首無し騎士の契約者-03

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首なし騎士と鎧武者。互いに馬から降りると、それぞれ構えをとる。

「ってストーップ」

駄目だ駄目だ!何勝手に始めてるんだよ!

「なんだ小僧」

ござる男が俺に気づいたようだ。

「小僧とはなんだ!あ、いや、それはいいとして…俺はだな…」

「小僧、もしやそのないと殿の契約者か?」

「そうだ。契約者だ。だから勝手に勝負を始められても困るんだよ」

だいいち今は、こんなことをしている暇は無いのだ。


「しかしな、ないと殿はやる気満々の状態だ」

………確かに。首なし騎士の本来の目的は自身の首を取りもどすことだ。
首なし騎士を見ると。「お願い」というジェスチャーをしていた。

「………う、仕方ないか」

「そういうことだ。男同士の勝負、邪魔などあっていいはずがない」

と、金属音。

すでに鎧武者と首なし騎士は闘っていた。

ぶつかり合う剣と刀。一進一退の攻防戦。
かたや騎士、かたや武者、だというのに、ここまで噛み合った闘いになるとは思わなかった。
首なし騎士が剣を振る。鎧武者はそれをいなす。
今度は鎧武者が切り掛かる。首なし騎士は剣でそれを受け止める。

「がんばれ!」

自然と首なし騎士を応援していた。

「鎧武者よ!一度勝った相手に遅れをとるなどあってはならんぞ!」

あちらも激をとばしていた。

首なし騎士が突きをはなつ。
しかし、それを避けられてしまう。

鎧武者は避ける動作と一連の動きで首なし騎士の横へと回り込む。

「あぶない!」

首なし騎士は突きが外れ、態勢を崩している状況だ。避けるのは難しい。

「そこだ決めろ!」

鎧武者が刀を振り下ろした。

武者……なんという奴だ……


おそらく、首を落とすのが奴は好きなのだろう。
武者刀を振り下ろしたのは首なし騎士の首にたいしてであった。
首のない、首なし騎士の首に………

勝利を確信したからこそのマヌケなミスがそこにあった。

盛大にスカをくらった鎧武者。
首なし騎士はその頭部に剣を叩きつけた。

「今回はこちらの負けのようだな。まだまだ修業不足ということであろう」

ござる男はそう一言言うと、ひとつの風呂敷を置いて去っていった。

ああ…これはアレか……ちょうどサイズもピッタリだしなぁ……

「……あ、あの」

後ろから小さな声が聞こえた。
ああ、そういえばこの娘のことを忘れてた。

「今のなんだったんですか?」

「あー……」

説明が面倒だったので、彼女に風呂敷を手渡した。

「これは?」

「いいから開けてみて」

「はい…?」

その後、その場に彼女の叫び声が響きわたったの言うまでもない。

「まったく…人の顔を見て悲鳴をあげるなど……失礼な奴ですね…」

「普通驚くだろ」

彼女を家に送り届けた後のこと、騎士と俺は出会ってから始めての会話をしていた。

「マスター!その発言は酷いのではないですか!」

まぁ、色々あって驚いたんだけどさ……一番驚いたのは、こいつが女だったってことなんだよな。
ずっと男だと思ってたよ。

「そう言うんだったらさ……片手で自分の頭持つのやめてくれないかな?前よりこわいんだけど」






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