襲撃に合った街から離れ、少し遠くの街に美咲は辿り着いた。
「はぁ。幸い此処までは、無事に来れたけれど」
「今の状況は、普通にヤバイだろうね。あの騒動じゃあ、確実に組織が動くだろう」
「その上、こっちは〝赤マント〟達の修復が終わっちゃいねぇ。代わりの奴を出せば良いが、戦力は落ちちまう」
「〝鬼女〟さんは、コストが高すぎますもんね」
「今の状況は、普通にヤバイだろうね。あの騒動じゃあ、確実に組織が動くだろう」
「その上、こっちは〝赤マント〟達の修復が終わっちゃいねぇ。代わりの奴を出せば良いが、戦力は落ちちまう」
「〝鬼女〟さんは、コストが高すぎますもんね」
傍から見れば、喋っているのは美咲ただ1人。だが、実際には彼女と同化している亡霊少女達との会話なのだ。
まぁ、そんな事知りもしない人々には、独り言で会話を続ける少女にしか見えない訳で……。
それ故に不気味さから、腹部が薄らと赤く滲んでいる彼女に声を掛けるのを皆、戸惑っている様だ。
痛みを感じている様子は無いので、その汚れはインクか何かだろうと思い直している人も居るかもしれない。
……かすかに鼻に付く、鉄の臭いを気のせいとして。
まぁ、そんな事知りもしない人々には、独り言で会話を続ける少女にしか見えない訳で……。
それ故に不気味さから、腹部が薄らと赤く滲んでいる彼女に声を掛けるのを皆、戸惑っている様だ。
痛みを感じている様子は無いので、その汚れはインクか何かだろうと思い直している人も居るかもしれない。
……かすかに鼻に付く、鉄の臭いを気のせいとして。
「取り合えず、どっかで休まない? 普通に疲れたし眠いんだけど」
「そ~だね。これでエネルギー使っちゃ、勿体無いよ~」
「そ~だね。これでエネルギー使っちゃ、勿体無いよ~」
深夜になり、店仕舞いをした店舗が幾つかある街を、美咲は見渡し歩く。
彼女が探しているのは、個室が有り夜を明かす事が可能な施設。
都市伝説と魂のレベルで融合しているとは言っても、肉体的には契約時の十代後半の少女の体のままなのだ。
だから休息は、絶対とは言えないが必要となってしまう。その上、亡霊少女達はその身を嬲られた末に命を消され、美咲もあと一歩でそう成りかけた。
なので、安心して眠れる場所を望むのだ。
都市伝説と魂のレベルで融合しているとは言っても、肉体的には契約時の十代後半の少女の体のままなのだ。
だから休息は、絶対とは言えないが必要となってしまう。その上、亡霊少女達はその身を嬲られた末に命を消され、美咲もあと一歩でそう成りかけた。
なので、安心して眠れる場所を望むのだ。
「発見」
1つの建物を見て呟く。
それは、ネットカフェだった。
個室が利用でき、ネットを通して情報の収集も可能となるソレは、確かに便利な施設だ。
深夜という時間帯が面倒だが、まぁ、大丈夫だ問題は無い。
そう判断し、美咲は、ネットカフェの中に入っていく。
それは、ネットカフェだった。
個室が利用でき、ネットを通して情報の収集も可能となるソレは、確かに便利な施設だ。
深夜という時間帯が面倒だが、まぁ、大丈夫だ問題は無い。
そう判断し、美咲は、ネットカフェの中に入っていく。
「っしゃいませぇ~ふぁ」
カウンターに居た店員が、入って来た彼女の姿を見て、眠そうな声で言う。
「何番の席をご利用なさいますか?」
「それじゃあ、この席でお願いします」
「了解しました。……会員証か、身分証明書をお持ちですか?」
「何番の席をご利用なさいますか?」
「それじゃあ、この席でお願いします」
「了解しました。……会員証か、身分証明書をお持ちですか?」
美咲とのやり取りをしている内に、彼女の外見から疑問に思った店員がそう切り出した。
実際の年齢は違うとしても、こんな時間に見た目高校生の少女が来たのだ、家出かと思ったのかもしれない。
そんな店員に、美咲は。
実際の年齢は違うとしても、こんな時間に見た目高校生の少女が来たのだ、家出かと思ったのかもしれない。
そんな店員に、美咲は。
「う~ん。成長しないってのも厄介だね」
「はい?」
「ま、予想は出来てたけどな。チョッと、私の目を見てくれっか?」
「はい?」
「ま、予想は出来てたけどな。チョッと、私の目を見てくれっか?」
そう言って目を合わせる美咲、その瞳からポワンと光が発せられ、それが店員の目に入ったと同時に、
「それでは、ごゆっくり」
先程まで、訝しげに美咲を見て居た店員が何事も無かったようにソレを渡す。
アレだ、何時に来たのか書いてあるレシートとかが乗ってる板、何て名前だったけか?
まぁ良い。
兎に角、まるで疑ってすらいなかった様な店員から、ソレを受け取り美咲は個室へと向かう。
アレだ、何時に来たのか書いてあるレシートとかが乗ってる板、何て名前だったけか?
まぁ良い。
兎に角、まるで疑ってすらいなかった様な店員から、ソレを受け取り美咲は個室へと向かう。
「あ~あ、1日も経たない内に、《気功術》と《催眠術》の2つも使ってしまいましたか。」
と、小さく言い残して。
続く