ペットショップ「ゲルマニア」
そこにやってきた、一匹の大柄な尾なしの犬
そこにやってきた、一匹の大柄な尾なしの犬
「ど、どどどどどどどどど、どーしてこいつがここにいるんだー」
がくがく、ぶるぶる
その犬を見て、震えて金色の長い髪の少女の背後に隠れる、銀髪の少女が一人
自分よりも小柄な、幼女とも呼べる少女の後ろに隠れる様子は、ちょっと情けない
その犬を見て、震えて金色の長い髪の少女の背後に隠れる、銀髪の少女が一人
自分よりも小柄な、幼女とも呼べる少女の後ろに隠れる様子は、ちょっと情けない
銀髪の少女の名前は、沙々耶・マイツェン
人間になった元・悪魔の囁き
尾なしの犬は、クールトー
…悪魔の囁きの契約者であった朝比奈 秀雄と、今でも契約している都市伝説である
人間になった元・悪魔の囁き
尾なしの犬は、クールトー
…悪魔の囁きの契約者であった朝比奈 秀雄と、今でも契約している都市伝説である
その、クールトーの能力で操られた犬に、襲われた経験のある沙々耶
クールトーを目の前に、震えることしかできない
クールトーを目の前に、震えることしかできない
「だいじょうぶ、です。こわい、ちがう、です」
「ど、どどどどど、どこがだー」
「ど、どどどどど、どこがだー」
なでなで、金髪の少女…ウィンチェスターミステリーハウスの少女に頭を撫でられても、恐怖は消えない
クールトーは、そんな沙々耶を……見つめているわけでもなく、興味なさそうにしていた
クールトーは、そんな沙々耶を……見つめているわけでもなく、興味なさそうにしていた
「怖がらなくても大丈夫だ。今のクールトーに、誰かを襲う意思はない」
そう言ったのは、「ゲルマニア」の店長である総統だ
沙々耶を落ち着かせるように、優しく続ける
沙々耶を落ち着かせるように、優しく続ける
「一連の騒動の罪滅ぼしをしたい、というのが、クールトーの契約者である朝比奈 秀雄の考えらしくてな」
「も、もとあるじさまのかんがえはとにかく、どうしてこいつがここにこなきゃだめなんだー」
「クールトーが出したのは、主に犬に関した被害……だからこそ、ここで罪滅ぼしをしたいのだそうだ」
「も、もとあるじさまのかんがえはとにかく、どうしてこいつがここにこなきゃだめなんだー」
「クールトーが出したのは、主に犬に関した被害……だからこそ、ここで罪滅ぼしをしたいのだそうだ」
それが、クールトーの考えなのか、それとも、朝比奈 秀雄の考えなのかは、不明だが
とにかく、今のクールトーには、無闇に人を襲う意思はない
「第三帝国」に出張している、と言うような立場であり、総統の言葉に従う、との事だ
とにかく、今のクールトーには、無闇に人を襲う意思はない
「第三帝国」に出張している、と言うような立場であり、総統の言葉に従う、との事だ
「…ちょっと、まて。じゃあ、こいつ、ずっとここにいる、のか…?」
「罪の償いが終わるまでは、な。もっとも、あちらの事情で戻る事もあるだろうが…」
「罪の償いが終わるまでは、な。もっとも、あちらの事情で戻る事もあるだろうが…」
……と
総統が話していると…クールトーが、すっく、と立ち上がった
びくん!!と、沙々耶はクールトーのたったそれだけの動きにも、過剰に反応してしまう
てとてと、クールトーは沙々耶に近づき…すんすん、匂いをかいで
総統が話していると…クールトーが、すっく、と立ち上がった
びくん!!と、沙々耶はクールトーのたったそれだけの動きにも、過剰に反応してしまう
てとてと、クールトーは沙々耶に近づき…すんすん、匂いをかいで
べろんっ
「~~~~~~~っ!!??」
がくんっ!
クールトーに舐められて…沙々耶は、一瞬で意識を失った
クールトーに舐められて…沙々耶は、一瞬で意識を失った
「だ、だいじょうぶ、ですか!?」
慌てて、沙々耶の介抱にあたるウィンチェスターの少女
っふ、と馬鹿にしたような表情をしたクールトーの様子に、総統は躾に関しては、まだ前途多難であると感じたのだった
っふ、と馬鹿にしたような表情をしたクールトーの様子に、総統は躾に関しては、まだ前途多難であると感じたのだった
おわれ