化死窪喪血と言う、元がタダの餅とは信じられない様な生物兵器。
それによって引き起こされかけた、馬鹿みたいな世界の危機が回避され、平穏が戻った。
所々に喪血の死骸や銃弾が落ちているが、誰も気にする事無く、花見を楽しんでいる。
そんな花見会場に、3人の男女がやって来た。男1人に女2人の組み合わせだ。
現在は平和だとは言え、喪血殲滅戦で高揚していた空気が収まった訳でも無く、
それによって引き起こされかけた、馬鹿みたいな世界の危機が回避され、平穏が戻った。
所々に喪血の死骸や銃弾が落ちているが、誰も気にする事無く、花見を楽しんでいる。
そんな花見会場に、3人の男女がやって来た。男1人に女2人の組み合わせだ。
現在は平和だとは言え、喪血殲滅戦で高揚していた空気が収まった訳でも無く、
「く、私とした事が出遅れたか?!」
だから、自分達が来る前にとんでもないイベントが発生していた事に、3人とも気が付いた。
もっとも、謎生物(喪血)の死骸を見れば、場の空気が如何でも、何かがあった事位は分るだろう。
もっとも、謎生物(喪血)の死骸を見れば、場の空気が如何でも、何かがあった事位は分るだろう。
「厄介事に、巻き込まれずに済んだって事か。ジルさんの仕事が、長引いたのが良かったですかね?」
「何を言ってるんだい想軌くん。イベントは、参加してこそ意味が有るのだよ」
「えと、参加しない方が良いのも有ると思いますよぉ」
「何を言ってるんだい想軌くん。イベントは、参加してこそ意味が有るのだよ」
「えと、参加しない方が良いのも有ると思いますよぉ」
悔しそうにして居るのは、ジルと呼ばれた少女こと、J-No.4で、彼女と一緒に来たのは、菅野紗江良と、ジルに想軌と呼ばれたS-No.560だ。
J-No.4――ジル・ジェンキンス――の誘いで、花見に行く事に成った菅野紗江良とS-No.560――坂原想軌――だったが。
ジルの仕事が、中々終わらなかったせいで、着くのがこの時間になってしまったと言う訳だ。
特に重要な仕事では無かったのだが、さっさと終わらせておかないと、気が済まないジルの性格が今回は災いしたのだろう。
場所を知っているのはジルだけで、想軌と紗江良は先に行く訳にもいかなかったのである。
J-No.4――ジル・ジェンキンス――の誘いで、花見に行く事に成った菅野紗江良とS-No.560――坂原想軌――だったが。
ジルの仕事が、中々終わらなかったせいで、着くのがこの時間になってしまったと言う訳だ。
特に重要な仕事では無かったのだが、さっさと終わらせておかないと、気が済まないジルの性格が今回は災いしたのだろう。
場所を知っているのはジルだけで、想軌と紗江良は先に行く訳にもいかなかったのである。
「で。一体、何が起こって居たのかな?」
「ハイハイ。調べれば良いですね」
「ハイハイ。調べれば良いですね」
ジルの流し目に反応し、《残留思念》を読み取ろうと想軌が喪血の死骸に触れる。
「これが食べ物って、自分の力に初めて疑問が湧きましたよぉ」
《女の勘》が訴える事実に、信頼している能力とは言えさすがに紗江良も認められない様だ。
「食べ物って、本当なのかい紗江良くん」
「私も信じれないですよ。けど、そうみたいですぅ」
「私も信じれないですよ。けど、そうみたいですぅ」
幾度か確認する様に、喪血を見る紗江良だが、結果は変わらない。
「確かに、食べ物みたいだ。元々は、柏餅だったらしい」
「本当に食べ物だったんですね。それにしても、如何作ったら柏餅がこうなるんでしょうかぁ?」
「しかも、《兄貴》を吸収できるらしい」
「「…………本当かい(ですかぁ)」」
「あぁ」
「本当に食べ物だったんですね。それにしても、如何作ったら柏餅がこうなるんでしょうかぁ?」
「しかも、《兄貴》を吸収できるらしい」
「「…………本当かい(ですかぁ)」」
「あぁ」
食べ物だとは解ったが正体までは解らなかったようで、特殊な食べ物では無い事に驚き、製作者に呆れや感嘆を抱き。
追加で述べられた情報には、ジルも驚きを隠せなかったらしく。紗江良と2人して冷や汗をかきながら、ゆっくりと距離を取る。
追加で述べられた情報には、ジルも驚きを隠せなかったらしく。紗江良と2人して冷や汗をかきながら、ゆっくりと距離を取る。
「本当、遅れてきて良かったぽいっすね」
「と、兎に角。お花見を楽しもう!!」
「と、兎に角。お花見を楽しもう!!」
想軌の言葉に、無理やり話題を変えて花見場所を探そうとジルは進んでいき。
肩をすくめた想軌と、苦笑いを浮かべた紗江良がそれに続く。
その様子は、先に進む妹とそれを追う兄とその恋人の姿にも、映るかもしれない。
肩をすくめた想軌と、苦笑いを浮かべた紗江良がそれに続く。
その様子は、先に進む妹とそれを追う兄とその恋人の姿にも、映るかもしれない。
だけれど、たぶん、紗江良が誰かを愛する事は、もうきっと無いのだろう。
続く