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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある警察幹部の憂鬱-15

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 化死窪喪血達が、覇気と霊圧によって、ぼたぼたと落ちていった
 その、直後だった

「…影守さん?何をなさっているんですか?」

 かけられた、声に
 影守が振り返ると…そこには、弁当の包みを手にし、肩掛け鞄を下げた、広瀬 美緒の姿があった
 今日は、仕事は休みなのだろうか
 いつものキッチリしたスーツ姿ではなく、落ち着いた色合いのワンピース姿だ

「あぁ…ちょっと、問題がありまして」
「………また、都市伝説関連ですか?」
「…多分」
「半分は兄貴っぽいしねー」

 ハクとコンが、鎧状態を解除した
 そうですか……と、美緒はため息をつく

「本当…この街は、都市伝説関連の騒ぎが多すぎますね…」
「まったくです…ところで、広瀬さん。悪魔の囁きの騒動が終わってまだそんなに時間も経ってないのに、よく、休みが取れましたね」
「…上司に、休むように言われたんです……どうにも、あの髪の伸びる「組織」の黒服が、余計な手を回したようで」

 俯く美緒


 …あの黒服の正体に、かすかに気付きながらも
 しかし、その真実を知ることを、拒絶する
 真実を知ってしまったら
 彼女の中の、何かが……壊れてしまうような
 そんな、本能的な、恐怖


 それを、美緒は必死に覆い隠す
 軽く首を振って、影守を見上げた

「影守さんは………お仕事、ですよね?」
「はい。これから報告に…」
「あ、それ、私たちに任せてください」

 ハクの、その言葉に
 え?と影守とコンが、首を傾げた

「せっかくの花見会場なんですから。あなたは、ゆっくりお花見でもしていたらどうです?」
「え?…いや、俺は」
「それに…」

 ちらり
 ハクが、美緒の持っている弁当の包みに視線をやった
 彼女の意図に気付いたコンが、続ける

「あぁ、そちらのお姉さん。一人分にしては随分、量を作りすぎちゃったみたいだしねぇ?一人じゃ食べきれないよね?」
「……っ」

 コンの指摘に
 ぴくり、美緒の体が、かすかに跳ねた

 …そう
 美緒が持っている弁当の包みは、女性一人分の量にしては、やけに多い
 ……もしかしたら、と
 彼女が、期待していたかもしれない、その証だ

「な、何のことですか?おかしな事を言わないでください。訴えますよ?そして、勝ちますよ?」

 慌てた様子の美緒
 珍しく、感情が表に出ている彼女の様子に、ハクとコンがニヤニヤ笑う

「二人とも、何を言っているんだ?」

 …そして
 美緒の、そんなあからさまな様子に、まだ気付いていない男が一人
 ニヤニヤニヤニヤ
 ハクとコンが、ますます笑う

「それじゃ、ごゆっくり~」
「あ、帰り遅くなりそうになったら連絡してくださいね。こちらの夕食どうなるかも、それで決まります」
「っちょ、二人とも…」

 さっさと、影守と美緒を置いて行ってしまうハクとコン
 やれやれ、と影守はため息をついた

「すみません、2人がおかしな事を言って」
「い、いえ……あなたのせいでは、ありませんから」

 影守とまともに顔を合わせられないのか、俯く美緒
 その様子に、彼女の機嫌を損ねてしまったかと、影守は困ったような表情を浮かべたのだった



リア充はもげろと言いつつ終われ



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