3月
毎週行われる写真部定例会。
珍しく集まった部員全員が、珍しく背筋を伸ばし、部長に注目している。
部長は、ゆっくりと口を開き、話を始めた。
毎週行われる写真部定例会。
珍しく集まった部員全員が、珍しく背筋を伸ばし、部長に注目している。
部長は、ゆっくりと口を開き、話を始めた。
部長「さて、これから今年最後の、私が部長として最後の定例会を始める。」
第9話 別れの言葉
部長「...2年前、私が写真部、いや、そのころは写真愛好会だったか。それを作ったとき、部員は私と副部長のの2人だけだった。そこから少しずつ部員が増えていって、いまや7人となった。他の部と比べると多いともいえないが、みんなよく来てくれたと思っている。コンクールなど実績を残したわけでもなく、ただ好き勝手やっていただけだが、この2年間私は楽しかった。みんなと遊び、写真を撮っては見せ合い、毎日ふざけあったり。私の高校生活の思い出は、ほとんどこの写真部で作られたといっても過言ではない。」
すすり泣く声が聞こえる。
涙もろいけーちゃんのようだ。
部長は微笑んで続ける。
涙もろいけーちゃんのようだ。
部長は微笑んで続ける。
部長「正直名残惜しくて仕方がない。許されるならずっとこのままみんなといたい気持ちだ。だが、私は卒業する。みんなと別れるのは寂しくもあるが、みんなに見守られて卒業できるのがうれしくもある。」
部長は隣に座っている副部長、服部琴葉と目を合わせる。琴葉は無言で立ち上がる。
部長「来年からは琴葉に部長をやってもらうことにする。みんな異論はないだろう。」
部長の言葉に全員がうなずく。
琴葉「部長、いや、長谷部先輩。いままでありがとうございました。魂抜かれたり、廃墟に放置されて襲われたり、泥棒追いかけさせられたりしましたが、」
琴葉は軽く笑う。
琴葉「いまとなってはいい思い出です。」
部長「これからの写真部をよろしく頼んだよ」
琴葉「...はい!」
部長「副部長は、ヒラについてもらおうと思う。」
平井「はは、もうヒラ部員じゃないんですね。」
琴葉「しっかりしなさいよ、雑務は頼んだから。」
平井「ちょ」
部長「会計とホームページ管理は、それぞれ引き続きけーちゃんとコナにやってもらう。」
けーちゃん「グスッ…ふぇぇん…せんぱぁい」
コナ「先輩のページもちゃんと残しときますからね。」
部長「最後に、みんな、いままでありがとう。私はこの写真部が大好きだ、私がいなくなった後も、ずっと部員のみんながここで笑っていられることを願うよ」
そよ「また、いつでも遊びに来てくださいね。」
スケベ「みんな待ってるっすよ」
部長「ふふ、ありがとう。そうだ、最後にみんなで記念撮影をしないか?」
部長「これからの写真部をよろしく頼んだよ」
琴葉「...はい!」
部長「副部長は、ヒラについてもらおうと思う。」
平井「はは、もうヒラ部員じゃないんですね。」
琴葉「しっかりしなさいよ、雑務は頼んだから。」
平井「ちょ」
部長「会計とホームページ管理は、それぞれ引き続きけーちゃんとコナにやってもらう。」
けーちゃん「グスッ…ふぇぇん…せんぱぁい」
コナ「先輩のページもちゃんと残しときますからね。」
部長「最後に、みんな、いままでありがとう。私はこの写真部が大好きだ、私がいなくなった後も、ずっと部員のみんながここで笑っていられることを願うよ」
そよ「また、いつでも遊びに来てくださいね。」
スケベ「みんな待ってるっすよ」
部長「ふふ、ありがとう。そうだ、最後にみんなで記念撮影をしないか?」
部長の提案に、みんなで並んで写真を撮る。
三脚を使ってセルフタイマーで何枚か撮り、最後の一枚を撮るとき、琴葉は見てしまった。
部長が、今年最大の笑顔を見せていることを。
三脚を使ってセルフタイマーで何枚か撮り、最後の一枚を撮るとき、琴葉は見てしまった。
部長が、今年最大の笑顔を見せていることを。
琴葉「ま、待って、なんかいやな予感gカシャッ
…暗転
全員が目を覚ますと、そこに部長はいなかった。
3月の陽気に、皆夢から覚めたようにぼーっとしていた。
3月の陽気に、皆夢から覚めたようにぼーっとしていた。
そよ「…結局、最後まであの人に振り回されっぱなしだったね…」
スケベ「確かに、あの方らしい去り際でしたわ」
琴葉「まあ、あの人に湿っぽいのはにあわないからな」
けーちゃん「ん?副部長言葉が...」
コナ「あれ?私が?え?」
スケベ「確かに、あの方らしい去り際でしたわ」
琴葉「まあ、あの人に湿っぽいのはにあわないからな」
けーちゃん「ん?副部長言葉が...」
コナ「あれ?私が?え?」
最初に気付いたのは誰だろう。
自分の体の異変に。
そして誰もが思い出す。
人の魂を抜いて、自由にいじくりまわす部長のチート都市伝説『カメラに撮られると魂が抜ける』,を。
自分の体の異変に。
そして誰もが思い出す。
人の魂を抜いて、自由にいじくりまわす部長のチート都市伝説『カメラに撮られると魂が抜ける』,を。
コナinけーちゃん「体が・・・入れ替わってる?」
全員「「「「「「ぎゃあああああ!!」」」」」」
ヒラin琴葉「おお、胸がある」モニモニ
琴葉inそよ「ちょ、なにしてんのよ!さわんなぁー!」ドゴッ
そよinスケベ「こ、これはまさか...」バタリ
コナinけーちゃん「ああっ、スケベ、いやそよ先輩?が倒れたー!!」
けーちゃんinコナ「あわわわわ」
スケベinヒラ「...ちくしょう、何で俺はヒラなんだよ、何で女子じゃないんだよ…」orz
琴葉inそよ「ああああの部長、最後にやってくれたなあもう!!!」
琴葉inそよ「ちょ、なにしてんのよ!さわんなぁー!」ドゴッ
そよinスケベ「こ、これはまさか...」バタリ
コナinけーちゃん「ああっ、スケベ、いやそよ先輩?が倒れたー!!」
けーちゃんinコナ「あわわわわ」
スケベinヒラ「...ちくしょう、何で俺はヒラなんだよ、何で女子じゃないんだよ…」orz
琴葉inそよ「ああああの部長、最後にやってくれたなあもう!!!」
大騒ぎを遠くで聞きながら、長谷部映は高らかに笑っていた
映「あっはっはっはっは!あー愉快愉快。...これでもう心残りはないな」
うん。満足だ。これで自分は十分楽しんだ。
迷い無く旅立とう。
映は、すっきりとした顔で、学校を後にした。
迷い無く旅立とう。
映は、すっきりとした顔で、学校を後にした。
桜が、少しずつ咲き始める春のことだった。
fin