アットウィキロゴ

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い靴・DNo-11

最終更新:

guest01

- view
だれでも歓迎! 編集
 それは、まだD-No.0が「組織」にいた頃の話…



「…何だ、それ?」
「あ、エーテル」

 かさかさ
 …「組織」本部として使っている、「東京の地下には地下要塞がある」の、上層部メンバーのみが入り込める、その一角にて
 D-No.0が、笹を飾っていた
 笹には、紙で作られた装飾が多数飾られており、字が書かれた長方形の紙が随分と多い

「今日はね、この国では七夕って、お祭の日らしいから。このタンザクって言うのに願い事を書いて笹に飾ると、願い事がかなうって言われているらしいよ」

 大地が教えてくれたんだ、と笑っているD-No.0
 そう言えば、彼の親衛隊の中には、日本人が2人いるらしいし、D-No.1も、外見こそ西洋系だが日本出身の都市伝説だったはず
 日本の風習を知る手段は、いくらでもあるだろう
 アメリカ出身のD-No.0には、新鮮な感覚なのかもしれない

「エーテルも、タンザク書くかい?」
「…いいのか?」
「うん。だって、誰だって、願い事を叶える資格があるんだから」

 柔らかく笑うD-No.0
 ほら、と長方形の紙を渡してくる
 折り紙を切っただけであろう、ぺらぺらのそれ
 それを受け取り、エーテルは苦笑する

「こんなもので願いがかなうなら、随分と楽なものだな」
「あはは、そうだね」

 でも、と
 D-No.0は、続ける

「こう言う日は…自分の願い事を再確認する、いい日だと思うんだ」
「……再確認、か?」

 そう、と
 笹に飾られた短冊を見詰めて、D-No.0は笑った

「どんな願いでも……強く願い続けて、かなえるための努力を続けていれば、いつか必ず叶う。自分が抱いている願い事は何なのか、一番叶えたい願いは何なのか…こう言う日に、確認できると思うんだ」

 …彼らしい考え方だ
 いつだって、前向きで、物事を良い方へ良い方へとらえようとする
 性善説を抱き、世界全てに希望を抱いている男

 …今の、「組織」で
 生き延びられるかどうか………危ういほどの、優しさを持った男

「…?エーテル?」

 エーテルの様子に、首を傾げてくるD-No.0
 何でもない、とエーテルは軽く首を降った

「…短冊、もう一枚もらえるか?マクスウェルの分として」
「うん、いいよ。マクスウェルちゃんも願い事を書いたなら、ここに飾ってくれればいいから」

 はい、ともう一枚短冊を渡してきたD-No.0
 ありがとう、と受け取って…ちらり、エーテルは笹に視線をやった
 ゆらゆら揺れる、願い事が書かれた短冊
 その中に、D-No.0が書いたのであろう短冊を見つけて
 こんな時くらい、自分の為の願い事を書いてもバチは当たらないだろうに…と、小さく苦笑する


『この世界が、世界中全ての命が平和に幸せに生き続けられる、争いごとの無い世界になりますように』





 あの日、彼が抱いた願いは
 果たして、叶う日が来るのだろうか


 それは、ただ、神のみぞ知る……------------



to be … ?



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー