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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い靴・XNo-09

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 ふと、空を見上げると天の川が見えた

「…そうか、今日は七夕か」

 スコールを降らせなくて良かった、とザンはぼんやりと考えた
 そんな事をしたら、天の川が増水してしまう
 織姫と彦星に恨まれたくないし、それに

「…多分、あいつはそんな些細な事でも、同情するんだろうからなぁ…」

 雨で天の川が増水して、檻姫と彦星の一年に一度の時間がなくなると知れば
 あのお人好しは、そんな事にすら同情して、悲しむだろうから

 聞えてくる銃声を無視しながら、ザンはそうやって物思いに耽っていた
 …無駄だと言うのに、いつまで続けるのやら

「そう言えば、昔あいつに言われて短冊に願い事書いたっけな…何て書いたんだったか」

 思い出せない
 ただ、あいつのような立派な願い事ではなかったような気がする
 イクトミの願い事よりはマシだった気がするが


 もし
 今の、自分が
 願い事を書くとしたら


「……………ン」


 も う い ち ど


 もう一度、親友に会いたい
 そして、今度こそ
 今度は、護ってやりたいのだ
 以前のような、あの時のような目になど、あわせるものか
 必ず、護りきってみせる

「…あぁ、それにしても、煩いっての」

 くるり
 ザンは、己に発砲してきている黒服達に振り返る
 先ほどから、ザンはずっと、「組織」の黒服の攻撃を受けている
 しかし、その攻撃は、ザンには届いていない

 ザンの周囲を覆う………闇が
 その攻撃の全てを、飲み込んでいて
 それは、ザンを傷つけることはない

「……そら、返すぞ」

 ぼそり、ザンがそう呟くと

 ……今まで、ザンに向けられていた、攻撃が
 全て……ザンに攻撃してきていた者達へと、帰っていった
 絶叫が、辺りに響き渡る

「さぁて。クリ……えーと、何ティッシュのCMだっけ?まぁ、いいや。その契約者を作り出す為の施設、だったか。んなもん、壊した方がいいよな。なくした方がいいよな」

 そんなもの、いらない
 存在していてほしくない

 ……なぜならば

「そんなものが存在し続けて…契約者が死ぬ事もわかっていて、使い捨てのように使い続けるものなんざ、いらねぇ。そんなものが存在していたら……きっと、あいつは悲しむだろうから」

 そんなものは、いらない
 消えてしまえ

 ザンの周囲の闇が、広がっていく
 それは、「組織」の強硬派が所有するその施設を、あっと言う間に飲み込んで…


 全てが終わった時
 そこには、何も残されていなかった
 黒服達の死体も、施設そのものの、施設の中にいたであろう者達も

 何もかもが、ザンの「マリー・セレスト号」の能力に飲み込まれて
 この世から、消滅したのだった


to be … ?



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