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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載-噂をすれば-10

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匿名ユーザー

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第10話 扉を目指す者

はぁっはぁっはぁっはぁっ!

くそっ! 何なのよあいつは!

私は今、 追いかけてくる男から走って逃げている。
ストーカーの類ではない、 都市伝説契約者だ。
仕事帰りの夜道、 男は私の前に静かに現れ、 そして有無を言わさずいきなり攻撃してきた。
辛うじて逃げ出したが、 私はすでに最初の攻撃で傷だらけになっている。
私も都市伝説契約者なのだが、 発動に条件があり今は出すことが出来ない。
だから今こうして走って逃げているのだ。
出来れば、 人のいない所へ。

公園に着いた。
男はすぐ後ろまで追いついて来ている。
夜なので人はいない。 広さも十分にある。
よし、 ここなら存分に戦える。
男が追いついた。

「もう逃げられないぞ」

男は息一つ切らしていない。

「死ね」

男から殺気が発せられる。
っ! 来る、 さっきのアレが!

『1st gate[----]』

剣。
大量の剣が出現し、 自分に向かって飛んでくる。
その数13本。
っ! 避けきれない!
その時、 赤い影が私を突き飛ばし、 剣の弾幕からはじき出した。

「すまない。 遅れてしまった!」
赤いマントと青いスーツ、白い歯が眩しい笑顔で現れたその男は、私の契約している都市伝説、『ヒーローは遅れてやって来る』である。
ぎりぎりまで追い詰められないと発動しないので、逃げ場のない公園まで走ってきたわけである。

「私が来たからにはもう大丈夫だ。さあか弱き女性を襲う悪党め、その身に我が正義を刻みつけるがいい!」

いちいち台詞が臭いが、こいつと今まで何十といった人に害なす都市伝説を倒してきたのだ。こいつの強さは信頼できる。

「ハァッ!」

ヒーローは男に蹴りを放つ。
しかし片腕で止められる。

「ハァァァァ!」

畳みかけるヒーロー。
男は紙一重で避けている。

「フンッ、 やるな悪党! ではこれを受けてみろ!」

ヒーローの右手が光り輝く。

「悪を滅する正義の鉄拳! その身に受けよ! シャイニング☆フィs「…3rd gate[---]」

ゾクリ。
男が呟いた瞬間、 今までにない殺気が発せられた。
ヒーローもそれを感じ取り、技を中断して距離をとる。
男は片手を前に翳し、ヒーローに向ける。

「無駄だ…発!」

瞬間、爆音と共に目がくらむような緑の閃光が迸り、私は爆風に吹き飛ばされた。
起き上がり、爆煙が晴れた後には

…ヒーローは跡形も無く消えていた。

「あ……そ、 そんな…」

顔を上げると、 目の前に男がいた。

「死ね」





13の剣に貫かれ、『ヒーローは遅れてやって来る』の契約者が動かなくなったことを確認する。
俺の中で何か変化が起こるのを感じた。
新しい力が沸いてくる。
これで俺は"第4の門"に到達した。


「あと5つか…」


…あと5つ
俺は、 なんとしても"天国の扉"に辿り着く。
そのためならば、 何だって犠牲にしよう。
誰であろうと、 そう、 自分であろうと…
俺は、 決して立ち止まらない…


to be…

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