「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - エンジェルさん-06

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エンジェルさん 06


「っ……ぶねっ!」

 夢の国が本格的に侵攻してきたらしい。目立つ行動はしてないはずなのに……敵もなかなかの遣り手。

「ってか着ぐるみのくせにはえええっ!!」

 全速力で走ってる俺に遅れずついてくる。バランス悪いくせに……

「墓場までどれぐらいだ?!」
「あと少しだな」
「あと少しだ契約者! 契約者!」

 飛んでるおっさんとアンサーに少し殺意を覚えた。楽しやがって……

「うおっ?!」

 おもいっきり転んだ。けっこうな勢いで。
 俺が痛みに唸っている間に距離を詰められてしまった。
 上から見下ろされると迫力があって、正直怖い。

「っ……アンサー!」

 一瞬でもいい、足留めさえできれば……!

「さて問題! 『テーマパークの着ぐるみの中の人は?』」
「……」

 目の前に居る着ぐるみは首を傾げるばかりである。

「……質問放棄とみなし、不正解!」

 答えを言わないのなら不正解。これが俺のルールだ。

「アンサー、足奪え! 今回だけ許す!」
「不正解者には痛い目を! 痛い目を!」

 そのすきに逃げ出す。すぐに復活するだろうがとりあえず今逃げられればいい。

「あれか!」

 道の先には墓場らしきものが見える。

「セエエエフっ!」

 逃げ切れたようだ。自分の脚力を褒め称えたい。
 戦えないのでここでできることを探そうと思う。雑用とか雑用とか。

「契約者! 契約者! これ、どうすればいい? どうすればいい?」
「これ……って足じゃねえか!」

 さっきの着ぐるみの足だ。足だけが浮かんでいるというのはけっこう不気味だ。

「……集めて体作れば?」
「こんな足いらない。いらない」

 きっぱり言いやがった。正直俺もこんなんいらない。

「……とりあえず鞄の中に入れとくか……」

 その辺に捨てるのも不安なので、鞄に入れておいた。
 誰かこれもらってくれねえかな……。



ということで、エンジェルさんの契約者祭会場脱出
墓場に居るので、こきつかうなり情報聞くなり好きにしてやって下さい
そして着ぐるみの足……話の進行に不都合が生じる場合や、単純に欲しいなと言う方は持っていって下さい


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