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連載 - とある警察幹部の憂鬱-18

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だれでも歓迎! 編集
 ----どさり
 最後の蛇が、体を真っ二つにされて倒れる

「怪我はありませんか?」
「問題ありません……影守さんこそ、お怪我は…」
「俺は大丈夫ですよ」

 影守の様子に、美緒はほっとしたように、かすかに笑みを浮かべた

 …突然襲い掛かってきた、巨大な毒蛇
 たまたま、傍を影守が通りかかってくれたから、良かったものを…
 ……そうでなければ、自分など一溜まりもなかっただろう

 影守に感謝しながら、また助けられてしまった…と、美緒は申し訳なさを感じる

「明らかに、都市伝説事件ですしね、「組織」に報告しておきます」
「わかりました。こちらでも、似たような事件が起きていないか、確認を………?」

 …その時
 美緒の携帯が、着信を告げた
 失礼、と影守に一言断ってから、美緒は通話に応じる

「はい、どうしました?………え?巨大な毒蛇に襲われた負傷者が?」

 美緒の言葉に、反応を示す影守
 …他にも、襲われた被害者がいたのか

「はい……はい、「組織」管轄の病院ですね?わかりました。至急、そちらに向かいます」

 通話をきり、顔をあげる美緒
 複雑そうな表情を浮かべる

「…私の他にも、あの巨大な毒蛇に襲われた被害者がいたようです…負傷しているようで、「組織」管轄の病院に運ばれたそうです。話を聞くためにも、私はそちらに向かいます」
「俺も行きますよ。証言を聞けるなら、情報は多い方がいいですし」
「……わかりました、では、車を出しますので、少々お待ちください」

 携帯を操作し、部下に車両を回すよう指示を出す美緒

 ……心の中で、こっそりと
 まだ、影守と一緒にいられる事を喜ぶのだが…それは表に出さず、そして、自分でも考えないようにする



 広瀬 美緒は、予感もしていない
 これから自身が、残酷な現実を思い知らされる事を
 彼女自身の心をズタズタに引き裂く現実が迫っている事を
 彼女は、予感もしていない






to be … ?





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