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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

青年と雪姫-02b

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匿名ユーザー

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フェアリーモートの前で待つ、紗江と紗奈と同い年位の少年とおかっぱ頭に釣りスカートの幼女の姿が見えた。
「あ、獄門寺くーん」
紗奈が手を振る。幼女が手を振り返した。
「御免、待った?」
「…いや…待っては、いないが」

紗江が口を開く。
「あ、この人は、私達の従兄で…」
「白峰 徹だ、よろしく。それと…」
「お初にお目にかかります。主様と契約しております、ユキと申します」
「…はじめまして。獄門寺 龍一です」
「み、花子さんなの」
小さくお辞儀をする少年―獄門寺と、元気に挨拶する幼女―花子さん。

獄門寺君の方はシャイな性格をしているのかもしれない。だが、花子さんとのバランスが上手く取れている。
…なんというか、獄門寺君と花子さんが共にいる姿は実に自然だ。
先ほど姉妹に誘拐犯&ロリコン疑惑を持たれた事を思い出して、ちょっぴりへこむ。

簡単に挨拶を済ませ、店内に入ることにした。

(さすがフェアリーモート…店員の制服が神がかっている!)
店員の制服に感動する徹。内心でガッツポーズを取る。

奥の席を希望したら、すんなりとその希望は通された。
一般人には姿が見えない花子さんとユキを壁際の席に座らせる。
これで、他の客や店員達からもよく見えないはずだ。

メニューには様々なデザートが載っている。
「ユキは、何か食べたいものあるか?」
「ええと……よく分からないので、主様にお任せ致します」
「ん。一緒に食おうな」
「はいっ」

紗江はモンブラン、紗奈はフルーツパフェ、徹は抹茶ケーキを注文した。
注文してからしばらくして、ケーキやパフェ等が運ばれてくる。

「ユキ、ほら」
フォークに乗せたケーキをユキの口元に持っていく。
「え、えぇ!?」
顔を赤らめながらうろたえるユキ。
「……?他の客も店員にも見られてないし、大丈夫だぞ?」

自分がいかにもげろな行動を取っているのか気付かないままのたまう徹もげろ。

主様は過保護過ぎます…と呟きながらケーキを口にするユキ。

「どうだ?」
「美味しいです…」
「そうか…良かった」
ユキの嬉しそうな顔が見られただけで、来て良かったと思う。

紗江達も、喜んでいるようだった。

「獄門寺君、獄門寺君は、ここでアルバイトしてる……翼さん、だっけ。その人から、チケットをもらったんだよね?」
紗奈が獄門寺に尋ねる。

「厨房の方で、主にデザートを担当している、と話していた」
「そっか。お礼言いたかったけど、ちょっと無理かな」
「……どうだろうな」

獄門寺が、厨房に続く入り口に視線を向けた。
徹も厨房に続く入り口に視線を向ける。

さっきから頻繁に店員が行き来している。
店内も満席状態。

この状況で会えるか分からないが…自分も、その人に会えたら礼を言っておこう。

そう考えていると、店内の一角が、やや、騒がしい事に、気付いた。
そちらを見ると、 俗に言う「迷惑な客」が、店員相手にセクハラまがいの行為を働いているように見えた。
客相手に強く出られないからか、被害を受けている店員も、周りの店員も、うまく客を咎められないでいる。周りの客も、見て見ぬ振りの状況。

(……店員にセクハラまがいの行為をする客……うん。万死に値するな)
このまま放っておいたら花子さんや、ユキや紗江達の精神状態にも悪影響を及ぼしかねないし、ケーキだって不味くなる。
止めに行くか、と思い、紗江と紗奈に通してくれるように言おうとして、何気なく厨房の入り口に視線を向けた。

そこから、この店の制服を着た青年が他の店員に手を引かれて出てきた。
……しかし、青年は店員の制止を振り切って店の奥へと逃亡。
直後、何かを盛大に殴り飛ばす音がこっちにまで聞こえてきた。

後に残されたのは
降ってわいた幸せを噛みしめる紗奈と、最初は驚いていたものの、紗奈のクラスの、男性なのだが女子の制服を着ている小鳥遊君のように女装するように店の方から言われている人なのか?と受け入れている紗江と

(随分と似合ってたが……何だったんだ、今の?)
(今のは…一体何だったのでしょうか……)
呆然としている徹とユキだった。

続く…?

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