―――――人ー生~楽あーりゃ~ 苦~もあるさぁ~♪
学校町のとある場所で、少女の歌声が響く
薄っすらと桜色の着物に、黒袴の少女
そしてその腰には、幼い体に似合わぬ茶色い鞘の刀が差してある
この近年では見ることができないであろう、純和風の彼女の名は流崎 羅菜
「組織」において、R-No.9の称号を与えられた少女である
薄っすらと桜色の着物に、黒袴の少女
そしてその腰には、幼い体に似合わぬ茶色い鞘の刀が差してある
この近年では見ることができないであろう、純和風の彼女の名は流崎 羅菜
「組織」において、R-No.9の称号を与えられた少女である
(羅菜>今日もこの町は清々しいでござるよ、なぁミタラシ?
ミタラシ…そう彼女は呼ぶが、今この場に彼女以外の人影はない
それもその筈、彼女の視線の先にあるのは、己が腰に差す刀
名は「八丁念仏団子刺し」
斬られた筈の人物が念仏を唱えながら八丁(約900m)歩いた瞬間に真っ二つに斬れた、
などの逸話を持つ刀である
それもその筈、彼女の視線の先にあるのは、己が腰に差す刀
名は「八丁念仏団子刺し」
斬られた筈の人物が念仏を唱えながら八丁(約900m)歩いた瞬間に真っ二つに斬れた、
などの逸話を持つ刀である
(羅菜>しかしこの町は普段何かしらの事件が起こっている故、
拙者も「組織」の人間としてその僅かな変化も見逃す訳には行かぬでござr
拙者も「組織」の人間としてその僅かな変化も見逃す訳には行かぬでござr
彼女は咄嗟に刀に手をかけた
ちゃき、と独特の金属音
何かの気配
それに意外と近い
彼女は気配のする方へ走った
ちゃき、と独特の金属音
何かの気配
それに意外と近い
彼女は気配のする方へ走った
5分は走っただろう、その場所に、
倒れた女性と、巨大な十字架を構える少女と、杖を持って宙を舞うローブの男の姿があった
一帯は血塗れだったが、細かな憶測はしていられない
彼女は、男から発せられる禍々しいオーラを感じ取り、刀を抜く
倒れた女性と、巨大な十字架を構える少女と、杖を持って宙を舞うローブの男の姿があった
一帯は血塗れだったが、細かな憶測はしていられない
彼女は、男から発せられる禍々しいオーラを感じ取り、刀を抜く
(羅菜>拙者の身に流れし「幼気」よ、
我が刀に宿りて、その刃で遥か彼方の悪しき者を薙ぎ払え!
我が刀に宿りて、その刃で遥か彼方の悪しき者を薙ぎ払え!
言い終わると同時に彼女が刀を横に振るうと、
鎌鼬のような鋭い空気の流れが生まれ、
宙に浮く男の方へ飛んでいった
鎌鼬のような鋭い空気の流れが生まれ、
宙に浮く男の方へ飛んでいった
が、
男の体は黒い蝶のようになって散らばり、
その斬撃をかわした
男の体は黒い蝶のようになって散らばり、
その斬撃をかわした
(羅菜>むぅ、避けられたか・・・厄介そうな能力でござるな
(男>チッ・・・何モンだ?
(男>チッ・・・何モンだ?
黒い蝶が一箇所に集まり、再び体を作りながら、男は問う
(羅菜>通りすがりの侍でござるよ
事情は把握しておらぬが、拙者は其方が否であると判断した
拙者らとしては、速やかに退いて貰えると嬉しいのでござるが?
事情は把握しておらぬが、拙者は其方が否であると判断した
拙者らとしては、速やかに退いて貰えると嬉しいのでござるが?
尚も切っ先を向けながら、彼女は無気味に笑う男を睨みながら問い返した
...To be Continued