学園祭の、ラスト
それは、グラウンドでのキャンプファイヤーと花火である
…もっとも、この時間帯になると、教員達も疲れがピークに達してきているせいか、割といい加減二なってきていて
クラス毎に集まる事もなく、各自自由に行動している
それは、グラウンドでのキャンプファイヤーと花火である
…もっとも、この時間帯になると、教員達も疲れがピークに達してきているせいか、割といい加減二なってきていて
クラス毎に集まる事もなく、各自自由に行動している
「…あー、色々疲れた…」
彼女、宮定 繰も、そんな中自由に行動していた
まだ、メイド服を着たままなので、クラスメイト達の輪の中にはあんまり入りたくない
だからと言って、佳奈美のクラスメイト達の輪にも居にくい
……ディランとの事で、からかわれそうと言うか何というか
とりあえず、一人でいたいのである
色々と、気持ちの整理をつける為にも
まだ、メイド服を着たままなので、クラスメイト達の輪の中にはあんまり入りたくない
だからと言って、佳奈美のクラスメイト達の輪にも居にくい
……ディランとの事で、からかわれそうと言うか何というか
とりあえず、一人でいたいのである
色々と、気持ちの整理をつける為にも
なるべく、人気のない、グラウンドから離れた…クラブハウスの影辺りになど、移動していく
……が
「っ!!」
人の気配を感じて、思わず隠れる
なぜ隠れたのか、と自問自答しつつ…しかし、隠れて正解だ、とすぐに考えてしまう
…いや
実際には、隠れるべきではなかった
さっさと、ここから離れるべきだった
なぜ隠れたのか、と自問自答しつつ…しかし、隠れて正解だ、とすぐに考えてしまう
…いや
実際には、隠れるべきではなかった
さっさと、ここから離れるべきだった
「……私……先生の事、好きなんです……!」
聞こえてきたのは、告白の言葉
暗闇の中、見えた姿は、一人の女生徒と
暗闇の中、見えた姿は、一人の女生徒と
「え……ぁ、その…」
……ディランだ
女生徒に告白され、戸惑っているその様子が、はっきりと見えて
女生徒に告白され、戸惑っているその様子が、はっきりと見えて
…自分には、関係ない
さっさと、立ち去るべきだ
わかっているはずなのに…足が、動かない
彼らの様子を、つい、じっと見詰めてしまう
さっさと、立ち去るべきだ
わかっているはずなのに…足が、動かない
彼らの様子を、つい、じっと見詰めてしまう
困っている様子のディラン
申し訳なさそうに、女生徒を見つめて
申し訳なさそうに、女生徒を見つめて
「君は、まだ学生だし………僕は、いつ、いなくなるかもわからない、ただの講師だから………………その、御免ね……?」
「-----っ」
「-----っ」
…ディランの、普段の印象から、考えると
思った以上に、あっさりと……彼は、告白を断った
思った以上に、あっさりと……彼は、告白を断った
「…その…君なら、僕なんかより……ずっと、素敵な相手が、見つかるはずだから…………だから…………ぁ」
告白を、断られた……そのショックが、大きかったのだろうか
ディランの言葉を最後まで聞かず…女生徒は走り去ってしまった
その際、繰の横を駆け抜けていったのだが…繰の存在にすら気付かず、そのまま走っていってしまう
ディランの言葉を最後まで聞かず…女生徒は走り去ってしまった
その際、繰の横を駆け抜けていったのだが…繰の存在にすら気付かず、そのまま走っていってしまう
その女生徒を、追いかけようとしたディランと
「…あ……く、繰ちゃん…?」
「………」
「………」
…思い切り、視線があってしまった
……気まずい
最高潮に、気まずい
最高潮に、気まずい
しばし、沈黙が場を支配する
「あぅ……えっと………ご、御免ね…」
「何で、私に謝るのよ」
「あぅぅ……その………」
「何で、私に謝るのよ」
「あぅぅ……その………」
あぅあぅと、言葉を見つけられずにいるディラン
…いつも通りだ
先ほどの、はっきりと告白を断った様子とは、違う
…いつも通りだ
先ほどの、はっきりと告白を断った様子とは、違う
「…あぁ言う場面では、ちゃんと断るのね」
「え?……あ、う、うん」
「え?……あ、う、うん」
ぽつりと、繰が呟いた言葉に
ディランは、小さく頷いた
ディランは、小さく頷いた
「僕は、ただの一介の講師で、いつ、ここからいなくなるかわからないし…彼女は、まだ、学生だから。それに、彼女には僕なんかじゃなくて、ちゃんとふさわしい相手が見つかるはずだし」
…………それに、自分が恋をするなど許されるはずがない、と
小さく、口の中で呟いたはずの、その言葉を
繰は、聞いてしまって
小さく、口の中で呟いたはずの、その言葉を
繰は、聞いてしまって
…目の前の、この若い講師が、深い、諦めを抱えているような
そんな錯覚を、覚えたのだった
そんな錯覚を、覚えたのだった
to be … ?