突然ですが君に聞きます。
最近のテレビって、全然面白くないよね?
ああ、テレビの姿形でなく。番組ね。
何で、くだらないワンクッションを置いたかって?
地デジ化で、薄型テレビに、買い換える人が増えてるからだよ。
どうせ、未だに私の家はブラウン管の箱で、地デジの電波はケータイでしか入らない。
電波、そう電波。
私のケータイには、オカシナ電波が入ってくる。
そんなこと言うと、よく言われる、そう電波系とか思われそうだけど。
兎に角見てよ、ワンセグの9チャンネル目。
ほら、オカシナ番組でしょ?
え、ずっと砂嵐?
うん、まぁ、そんな日もあるよ。
やるときは、やるんだよ。番組が。
聞いたことない?
「丑三つ時にテレビをつけたら、ゴミ処理場の映像が映し出されて。テロップみたいに人の名前が流れて『明日の死亡者はこの人達です』」ってぶつっと切れる都市伝説。
聞いたことはあっても、見たことはないでしょ?
もうわかるよね?
私、この9チャンネル目で見たよ。その番組。
え、信じられない?
…証拠って言われても、知らない人の名前ばっかだったし。特に調べようともしなかったよ。
録画機能付いてるかって、付いてるけど…。ってか、そんなことしなくても、コレは、この番組は事実なの。
見て、これ。
午前二時にやる『丑三つショッピング』で買った藁人形。
使用済みだけどね。ほら、穴空いてるでしょ。胸のところ。
え、誰を呪ったのって、それは。
最近のテレビって、全然面白くないよね?
ああ、テレビの姿形でなく。番組ね。
何で、くだらないワンクッションを置いたかって?
地デジ化で、薄型テレビに、買い換える人が増えてるからだよ。
どうせ、未だに私の家はブラウン管の箱で、地デジの電波はケータイでしか入らない。
電波、そう電波。
私のケータイには、オカシナ電波が入ってくる。
そんなこと言うと、よく言われる、そう電波系とか思われそうだけど。
兎に角見てよ、ワンセグの9チャンネル目。
ほら、オカシナ番組でしょ?
え、ずっと砂嵐?
うん、まぁ、そんな日もあるよ。
やるときは、やるんだよ。番組が。
聞いたことない?
「丑三つ時にテレビをつけたら、ゴミ処理場の映像が映し出されて。テロップみたいに人の名前が流れて『明日の死亡者はこの人達です』」ってぶつっと切れる都市伝説。
聞いたことはあっても、見たことはないでしょ?
もうわかるよね?
私、この9チャンネル目で見たよ。その番組。
え、信じられない?
…証拠って言われても、知らない人の名前ばっかだったし。特に調べようともしなかったよ。
録画機能付いてるかって、付いてるけど…。ってか、そんなことしなくても、コレは、この番組は事実なの。
見て、これ。
午前二時にやる『丑三つショッピング』で買った藁人形。
使用済みだけどね。ほら、穴空いてるでしょ。胸のところ。
え、誰を呪ったのって、それは。
プツリー。
手に持ったケータイから暗いクラシックが流れてくる。
映し出された、ゴミ集積場。
流れるゴシック体の人名のテロップ。
『明日の死亡者は、この人です』
手に持ったケータイから暗いクラシックが流れてくる。
映し出された、ゴミ集積場。
流れるゴシック体の人名のテロップ。
『明日の死亡者は、この人です』
俺の名前があったー。ケータイを落とし、藁人形の中を解す。
自分の名前を書いた紙が直ぐに見つかった。
「てめっ!ふざけ…!」
ケータイの持ち主に、殴りかかろうとする。
「あぁ、遅かったね」
その声が、聞こえづらい。まるで耳を塞がれたみたいに。
右足がうまく動かない、左足も。何かに引きずられる。
「私の大好きな番組、怪奇チャンネルが始まっちゃったみたい」
男は、黒い物に覆われていくそれが、内側から出たものか外側からからかはわからない。
ただ、前後左右上も下もわからない黒いの粘土に、ずぶりと埋め込まれ、消えた。
自分の名前を書いた紙が直ぐに見つかった。
「てめっ!ふざけ…!」
ケータイの持ち主に、殴りかかろうとする。
「あぁ、遅かったね」
その声が、聞こえづらい。まるで耳を塞がれたみたいに。
右足がうまく動かない、左足も。何かに引きずられる。
「私の大好きな番組、怪奇チャンネルが始まっちゃったみたい」
男は、黒い物に覆われていくそれが、内側から出たものか外側からからかはわからない。
ただ、前後左右上も下もわからない黒いの粘土に、ずぶりと埋め込まれ、消えた。
ケータイの中で、喪服のアナウンサーが興奮気味に言う。
「こちら現場の鈴木です!リアルタイム、中継でお送りします!ご覧下さい!次元の穴を越えて、こちらにやってきた人間です!是非、感想を伺いたいですね!!」
ズームになる、暗闇から這い出た人間の顔。
青くなった唇がゆっくりと動いた。
「帰 し て く れ !」
「こちら現場の鈴木です!リアルタイム、中継でお送りします!ご覧下さい!次元の穴を越えて、こちらにやってきた人間です!是非、感想を伺いたいですね!!」
ズームになる、暗闇から這い出た人間の顔。
青くなった唇がゆっくりと動いた。
「帰 し て く れ !」
プツリー
『提供』二文字が写る。
「この番組はスポンサーの○○様、×××様、△△様…の提供でお送りしました」
『提供』二文字が写る。
「この番組はスポンサーの○○様、×××様、△△様…の提供でお送りしました」
女は満足げにケータイを閉じると、ふらりふらりと歩いていった。