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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-45

最終更新:

Retsuya

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だれでも歓迎! 編集
教室―――

(裂邪>あーぁ、ようやく授業終わった・・・

チャイムが鳴り終え、椅子の上で大きく伸びをする裂邪
とても気だるそうだったが、手早く鞄を持つと、

(裂邪>うっし、帰るか!

水を得た魚の如く、元気にそして足早に教室を出ようとした
しかし

(藍那>あ、あの、黄昏クン
(裂邪>ん?

ドアを開けようとした時、彼は藍那に呼び止められた。囁くような、小さな声で
放課後に呼ばれるのは極稀なので、何事かと不思議に思う

(裂邪>どした? なんか分からないところでもあったの?

聞いた直後、彼女が抱えたものを認識し、目を見張った
そして、思い出した

(藍那>こ、これ・・・良かったら、受け取って?



―――――2月14日は、バレンタインデーだ



(裂邪>え、俺に?
(藍那>て、手作りだから、ちょっと形が悪いかも知れないけど・・・
(裂邪>マジかよ、ありがとう! 大事に頂きます!

とびきりの笑顔でそう言い、チョコを鞄にしまって、彼は教室を駆け出た
後に残ったのは、安堵の表情を浮かべる藍那と、「やったね!」と彼女に声をかける女子達、
そして今の一連をニヤニヤしながら見ていた数名の男子達だった





校門前―――

(裂邪>いやぁ、人間から貰ったのは初めてだな・・・※ただし母親は除く
    てか貰っちゃったけど、これで良かったんだろうか?
    俺、彼女ってか嫁いるしなぁ・・・でも受け取らないと俺の面目丸潰れだし・・・
    うん、きっとこれで良かったんだ
    そうだなぁ、ホワイトデー何返そうk
(ローゼ>レ・ツ・ヤ・さぁ~ん♪

赤い髪をさらさらと揺らしながら、裂邪に駆け寄る少女――ローゼ・ラインハルト

(裂邪>あ、ローゼちゃん、久しぶり。仕事はいいの?
(ローゼ>裂邪さんのいけずぅ~!ですの。野暮なこと仰っちゃダメですわ♪

朗らかに笑うローゼ
周りの目が気にならないのかこちらが気になるところである

(ローゼ>そんなことより・・・これ、どうぞ♪
(裂邪>ん?・・・なん・・・だと・・・!?

ショルダーバックから取り出したものを見て、またもや驚愕する裂邪
赤くラッピングされた、ハート型のチョコレート
それも、周囲に花の良い香りが漂う

(ローゼ>バラの香りをつけましたの~♪ お口に合うかどうか・・・
(裂邪>いや、俺バラの匂い好きなんだ!ローゼちゃんもありがとう!
(ローゼ>あらあらぁ、喜んで頂けたようで何よりですわ♪

「ホワイトデー楽しみにしててね!」と手を振り、彼はその場を離れた
おほほほほ、と笑いながら、ローゼも小さく手を振り、ふと

(ローゼ>・・・ローゼちゃん、“も”?

疑問に思い、小首を傾げた





住宅街―――

(裂邪>・・・人生でこんなことがあっただろうか
    まさか2つもチョコが貰えるとは・・・いや、チョコじゃない
    これは“愛”を具現化したもの、または“愛”そのものだ
    そんな神聖なものを俺が2つも持ってていいのkいや待てよ?
    どちらか、若しくは両方が義理チョコの可能性も―――ん

ざっ、と立ち止まり、振り返る

(裂邪>・・・あの、別に隠れなくてもいいよ?

誰かに、そう呼びかける
その直後、電柱の陰から、ちょろん、と緑色の触角が飛び出した
そして、緑色の瞳が覗き、ちょいちょい、と手招きをしている


―――――かぁいいなぁ


馬鹿なことを考えつつ、彼はその少女――六条 蓮華に近づいた

(裂邪>どしたの蓮華ちゃん? 顔真っ赤だけど
(蓮華>そ、その、ですね・・・と、とりあえず、受け取ってください・・・///

流石に三度目は慣れ―――る筈も無く、驚きの色を隠せない裂邪
珍しい、蓮の葉の形をしたチョコレートだった

(裂邪>(蓮華ちゃんも・・・)こ、これ、手作り?
(蓮華>えっと、その、カ、カカオ豆から作った、正真正銘手作りチョコ、です・・・
(裂邪>(手が込んでるなぁ・・・;)
    なんか、ごめんね、蓮華ちゃんにはこのベルトも貰ったし・・・貰ってばかりだな
(蓮華>気にしないで下さい、こちらが、勝手にやってるだけですので・・・で、では
(裂邪>うん、ありがと! 絶対お返しするから!

ぼん、と顔を一層真っ赤にして、彼女は電柱の陰に消えていった

(裂邪>・・・ん、どうやったんだ今の? 「電柱の陰の宇宙人」の契約者でもいたのかな?

まぁいっか、と呟き、チョコをしまって彼は更に歩を進め―――

(裂邪>あ、

―――ようとしたが、前方に現れた少女がそれを阻んだ
白い髪の、胸の大きな少女――レクイエム・リッケンバッカー

(レクイエム>・・・・・・
(裂邪>え、っと、今日は・・・

「何の用?」と聞こうとしたが、止めた
彼女の手には、しっかりと可愛くラッピングされた“何か”があったからだ

(レクイエム>・・・これ
(裂邪>い、いや、悪いな、レクイエムまd―――
(レクイエム>返せなくて済まなかった
(裂邪>・・・へ?
(レクイエム>「13使徒」の件の時・・・借りていた貴様の上着だ・・・

そっぽを向いて中身を教えるレクイエム
それを聞いて、ほっと一息吐き、小さく笑った

(レクイエム>・・・何だ?
(裂邪>いやぁ? 今日はバレンタインだからさぁ、もしかして・・・とか期待しちゃってw
(レクイエム>ッ!? バ、ババババカか貴様は!? 何故私がそんなことを!?
(裂邪>ごめんごめん、そういうつもりで言ったんじゃないんだw
    わざわざありがと、それじゃ―――
(レクイエム>・・・・・・待て

別れを告げる前に、彼女は胸の中から小さな包みを取り出した

(裂邪>・・・こ、これ、って・・・
(レクイエム>かっ、感謝の気持ちだ! 貴様には、色々と世話になったからな!
       貴様のお陰で、心の靄が晴れたというか、清々しい気分になったというか・・・
       と、とにかく私はっ!・・・裂邪に出会えて、良かったと、思ってる///
(裂邪>お、お前・・・可愛いな

バキッ!!

(裂邪>いったぁい!? 何で殴る訳!?
(レクイエム>黙れ! 帰る!!

上擦った声をあげながら、彼女は忽然と、その場から消えた

(裂邪>・・・ヒヒヒ、素直じゃないのは変わらないな

4つ目のチョコを鞄に入れ、改めて歩を進めた





自宅付近―――

(裂邪>う~ん、ミナワには絶対見せられんなぁ・・・いや、男友達から貰ったとk変な誤解を招きかねん・・・
    はて、どうしたものか・・・

Flyin' the sky! 羽を 広げし姿 迷いない暗やmピッ!

(裂邪>もしもs
《私メリー、今貴方の後ろにいるの》

携帯電話を閉じ、後ろを向いた
そこにいたのは、赤いドレスの少女と、白い着物の少女

(裂邪>『COA』以来だね、メリーさん、レイちゃん
(レイ>おにーちゃん久しぶりー!
(メリー>それと、今日は新入りがいるの
(裂邪>新入り?・・・あぁぁぁぁ!?

2人の後ろに、恥ずかしがるように隠れている、虎柄のワンピースを着た少女
裂邪は、彼女に見覚えがあった
というか、抱きしめたことがあった

(メリー>あら、知り合い?
(裂邪>そ、その子! 確か節分で・・・良かったぁ、無事だったんだな
(レイ>うん、丁度節分の日に、この子と出会ったの
(メリー>「鬼」の子だから、キコって名前にしたわ
(キコ>キコ、黄昏、お礼、する・・・
(裂邪>お、お礼?
(メリー>そうよ、皆でお礼に来たの
(レイ>おにーちゃんにぃ・・・
(メ+レ+キ>「「「プレゼント♪」」」

さっ、と3人同時に、両手で持ったチョコレートを裂邪に差し出す
彼は思わず目頭を押さえてしまった

(レイ>おにーちゃんどうかしたの?
(キコ>何故、泣く? 哀しい?
(裂邪>な、泣いてないから!目にゴミが入っただけだから!
(メリー>言い訳が古すぎるわよ! ていうか、ホントに泣くのはやめて!
     貰い泣きなんて、したくないから・・・
(裂邪>ご、ごめんごめん・・・ありがとう、メリーさん、レイちゃん、キコちゃん

彼女達からチョコを受け取り、それらも鞄に詰め込んだ

(メリー>だから、お礼を言いに来たのは私達なんだから・・・
     貴方に出会ってから、毎日が楽しくて仕方ないもの
(レイ>幽霊になった時、とっても寂しかったけど、
    おにーちゃんやメリーおねーちゃんがお友達になってくれたから、全然寂しくなくなったの!
(キコ>キコ、黄昏、とても、励まされた
    キコ、3人、一生懸命、良い事、頑張る!
(裂邪>そっか・・・可愛いなぁお前らは
    頑張れよ、俺もお前達に負けないくらい頑張るから

「何を頑張るのよ!?」とツッコミが入り、笑い合う一同
その後、暫し別れを惜しみながら、メリー達は彼の目の前からパッと姿を消した





自宅―――

(裂邪>ただいまー・・・ん、誰もいないのか?

靴を脱ぎ(しかも律儀に揃えて)、階段を駆け上がる
鞄の重量が、彼に疲労を覚えさせる

(裂邪>お、重い・・・世のモテる男は同じような経験をしているに違いない・・・皆もげちゃえ

自分もその台詞を言われるに値する人材だと知っているのだろうか
彼は屋内なのに汗をかきながら、己の部屋のドアノブを捻った

(裂邪>帰ったぞー
(ミナワ>お帰りなさい裂邪ぁ♪
(裂邪>うん、ただいmってどひゃぁぁぁぁぁぁ!?

とうとう裂邪は腰を抜かしてしまった
自分のベッドの上で、一糸纏わぬ姿の――否、青いリボンのみを纏った姿のミナワが、
想い人の帰りを待ち続けていたのだ

(ミナワ>ご、ごめんなさい! お、驚かせるつもりじゃなかったんですが・・・
(裂邪>い、いや、だだだ、大丈夫、だけど・・・どうした?
(ミナワ>えっと、今日はバレンタインデーでしょう?
     でも、何をプレゼントしたらいいか迷ってしまって・・・
     というか正直な話を申しますと、こういうことを一度してみたかったんです♪

鞄を置き、ベッドの上の天使に飛びかかる裂邪

(ミナワ>ひゃんっ♪
(裂邪>可愛いチョコレートだなぁ、食べるのがもったいないや
(ミナワ>裂邪のいじわるぅ、もったいぶらないで召し上がってくださいよぉ
(裂邪>ウヒヒ、分かった分かった
    ・・・寒かったろう? 今、温めてあげるから
(ミナワ>そんなことしたら溶けちゃいますよ♪
(裂邪>このぉ♪

ミナワのほっぺたをつんつんと突っつく裂邪
そっと、互いの唇を重ね、舌を絡め合う


―――――俺って、愛されてるんだな


そんなことを、1日を通して実感した裂邪であった

   ...To be Continued

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