おまけ
時間は朝。場所は悠司の部屋。
朝日が差し込む窓辺に、小さなフクロウの姿をしたストラスが佇んでいる。
朝日が差し込む窓辺に、小さなフクロウの姿をしたストラスが佇んでいる。
「さて、じゃあ行ってくるとしよう。明日の朝までには戻ってくるよ。」
「気をつけてくださいね。最近の学校町は物騒なので……。」
「人間に忠告されるとはね。まぁ肝に銘じておくよ。」
「気をつけてくださいね。最近の学校町は物騒なので……。」
「人間に忠告されるとはね。まぁ肝に銘じておくよ。」
ストラスはくるりと窓の外を向くと、羽を広げて大空へと飛び立った。
その姿を見送り、ぽつりと呟く。
その姿を見送り、ぽつりと呟く。
「……フクロウって夜行性だよね。」
『大抵はそうですね。』
「昼間からフクロウが空を飛ぶってどうなんだろう……。」
『別にいいんじゃない?この町なら良くあることでしょ。』
「……それもそうか。」
『大抵はそうですね。』
「昼間からフクロウが空を飛ぶってどうなんだろう……。」
『別にいいんじゃない?この町なら良くあることでしょ。』
「……それもそうか。」
彼もまた、学校町の住人である。
おわり
「とある悪魔の憂鬱」へ続く