(ローゼ>R-No.1!!
勢い良くドアが開け放たれると同時に、鋭い怒声が部屋の中を走り回る
空席の目立つその部屋で、キーボードを叩いていたR-No.1――六条蓮華は、立ち上がってローゼに歩み寄った
空席の目立つその部屋で、キーボードを叩いていたR-No.1――六条蓮華は、立ち上がってローゼに歩み寄った
(蓮華>珍しいですね。どうかしましたか?
(ローゼ>教えて下さらないかしら?・・・ルート・ライフアイゼンのことを
(ローゼ>教えて下さらないかしら?・・・ルート・ライフアイゼンのことを
その名を口にした時、蓮華は僅かに、眉をぴくりと動かした
(蓮華>・・・何処でそれを?
(ローゼ>下位ナンバーの方々に伺いましたわ
討伐命令が出ていたことも、全て・・・
(ローゼ>下位ナンバーの方々に伺いましたわ
討伐命令が出ていたことも、全て・・・
ハァ、と溜息を吐き、彼女はローゼを見据えて答えた
(蓮華>2月下旬、元R-No.10――ルート・ライフアイゼンと見られる少女が学校町で目撃されました
その報告を受け、私は下位ナンバー達に彼女の討伐を指示しました・・・貴方に、黙って
(ローゼ>どうしてそんな―――
(蓮華>彼女は「組織」を裏切り、数百の部下を自らで手をかけた・・・当然でしょう?
(ローゼ>でも『討伐』なんて認めませんわ! 今すぐ『拘束』になさって!!
(蓮華>味方殺しさえも、拘束して記憶消去して終わり、ですか?
甘すぎますよ。 それなりの罰を与える必要はあるかと思います
(ローゼ>だからって・・・殺してしまえば、過激派と同じですわ!!
その報告を受け、私は下位ナンバー達に彼女の討伐を指示しました・・・貴方に、黙って
(ローゼ>どうしてそんな―――
(蓮華>彼女は「組織」を裏切り、数百の部下を自らで手をかけた・・・当然でしょう?
(ローゼ>でも『討伐』なんて認めませんわ! 今すぐ『拘束』になさって!!
(蓮華>味方殺しさえも、拘束して記憶消去して終わり、ですか?
甘すぎますよ。 それなりの罰を与える必要はあるかと思います
(ローゼ>だからって・・・殺してしまえば、過激派と同じですわ!!
強い怒気が、赤いスパークとなって部屋の中を駆け巡り、
火花を散らし、機械を爆発させた
そんなローゼを前にしても、蓮華は冷静だった
火花を散らし、機械を爆発させた
そんなローゼを前にしても、蓮華は冷静だった
(蓮華>結果的に彼等も我々も、している事は同じでしょう?
我々はその存在こそ残していますが、『都市伝説と関わっていた時のその人』を殺している事に変わりありません
少し方法を変えただけじゃないですか
我々はその存在こそ残していますが、『都市伝説と関わっていた時のその人』を殺している事に変わりありません
少し方法を変えただけじゃないですか
その言葉を聞いた瞬間、
ローゼの穏やかな紫の目が、激しく燃える炎のように赤くなり、
彼女の右手に、怒りと篭った
ローゼの穏やかな紫の目が、激しく燃える炎のように赤くなり、
彼女の右手に、怒りと篭った
(蓮華>今回の件は、これまでのような野良の契約者を相手にする場合とは大きく違いすぎます
既に、彼女も罪を重ねすぎてますし
後戻りは出来ません・・・このまま、罪が増える前に安らかに――――――
既に、彼女も罪を重ねすぎてますし
後戻りは出来ません・・・このまま、罪が増える前に安らかに――――――
ぱちんっ!
大きく、乾いた音が響き、蓮華の小さな身体がよろめいた
大きく、乾いた音が響き、蓮華の小さな身体がよろめいた
(蓮華>・・・ッ!?
(ローゼ>え・・・?
(ローゼ>え・・・?
はたいた主はローゼではなく、
話を聞いて2人に割って入った、R-No.3――栄日天だった
話を聞いて2人に割って入った、R-No.3――栄日天だった
(日天>蓮華さん・・・あんた、本気で言ってるのか?
(蓮華>・・・R-No.3、突然何を
(日天>答えろ!!
(蓮華>・・・R-No.3、突然何を
(日天>答えろ!!
いつの間にか、怒りの矛の持ち手が、ローゼから日天へと変わってしまい、
動揺しているローゼを他所に、日天は蓮華を睨み続けていた
ぶたれた頬を押さえながら、彼女はゆっくりと口を開いた
動揺しているローゼを他所に、日天は蓮華を睨み続けていた
ぶたれた頬を押さえながら、彼女はゆっくりと口を開いた
(蓮華>・・・無論、本気ですが? これ以上は被害を出す訳には行きませんからね
(日天>殺す以外にも、何か方法がある筈だろ!? あいつも・・・ルートも、元はオレ達の仲間だったんだ!
ルートを殺せば、あんたも同罪だぞ!!
(蓮華>彼女は「組織」を抜けています。そんな頓智は通用しませんよ
そもそも部下を殺したような方を仲間と認めて良いものなのでしょうか?
(日天>ルートは、あんなことをする奴じゃなかった・・・きっと、何か理由がある筈だ!
理由も聞かずにあいつと別れるなんて、オレは認めない!!
(日天>殺す以外にも、何か方法がある筈だろ!? あいつも・・・ルートも、元はオレ達の仲間だったんだ!
ルートを殺せば、あんたも同罪だぞ!!
(蓮華>彼女は「組織」を抜けています。そんな頓智は通用しませんよ
そもそも部下を殺したような方を仲間と認めて良いものなのでしょうか?
(日天>ルートは、あんなことをする奴じゃなかった・・・きっと、何か理由がある筈だ!
理由も聞かずにあいつと別れるなんて、オレは認めない!!
ポケットから携帯電話を取り出し、操作をして耳に当てる
(日天>R-No.30! 大至急、戦闘班を召集しろ! 手の空いている者だけで十分だ!
(蓮華>っ・・・何をするつもりですか?
(蓮華>っ・・・何をするつもりですか?
蓮華の問いに、彼女は携帯電話を閉じながら、
(日天>ルートは、オレが探し出す・・・もう、あんたの好きにはさせない
睨みつけながらそう答え、足早に部屋を出ていった
(ローゼ>R-No.3・・・
(蓮華>・・・クスッ、ならゆっくりしてはいられませんね
(ローゼ>ッ! どちらへ?
(蓮華>私は私の考えを突き通します。R-No.3に先を越される前に・・・元R-No.10を討伐します
(蓮華>・・・クスッ、ならゆっくりしてはいられませんね
(ローゼ>ッ! どちらへ?
(蓮華>私は私の考えを突き通します。R-No.3に先を越される前に・・・元R-No.10を討伐します
そう言って、彼女も部屋を出ていった
残されたローゼは、
残されたローゼは、
(ローゼ>・・・とにかく、あの子を見つけ出すことが先決ですわ!
赤い光に包まれて、部屋の中から忽然と、消えた
...To be Continued