「才能を求める者」
この世界では結局才能のある奴が得をする。幾ら努力したって、どんなに鍛練したって、凡人は天才に敵わない
「結構才能を奪ってきたけど…まだまだ足りない。まだまだ完璧には程遠い…」
ナルトだって努力以前に九尾と異常なチャクラがあるわけだし、ルフィだってゴムゴムの実とドラゴンの血がある
結局、努力だ何だといったってやはり才能が全てを決めるのだ。努力する天才と努力する凡人では努力する天才のほうが優れるに決まっている
「ああ、本当道行く人全てが羨ましい…。あの人の運動神経、相当なものだな。あそこの人はかなり優れた頭脳を持ってる。あの人は…」
そんな風に、ブツブツと、まるで才能が見えるかのように、道行く人の才能を呟く彼の名は羨道 望(えんどう のぞむ)。彼もまた都市伝説契約者であり、そしてある異常を抱えている
望「それにしても不便だなぁ。対面しないと才能を奪えないなんて…。まぁ、いい加減もう慣れたけど…」
彼の契約都市伝説は『才能の原石』。他人や自分の才能を鉱石として取り出し、奪ったり与えたり出来る。さらにその石を物理的に磨き、輝かせれば、その才能に磨きをかけられる
望「取り合えずあの人に話しかけよう…」
さらに彼の抱える異常は才念調。見ただけで他人の才能、能力、ステータスが分かってしまう
望「ねぇ、そこのお兄さん」
「ん? 俺に何か用かな?」
望「お兄さん、良い身体してますよね。スポーツ選手かな? ジャンプ力に自信あるでしょ。
足も速いみたいだし、羨ましいなぁ…」
「え?ああ、ありがとう! そういわれると照れるねぇ! ハッハッハッ」
望「だから貴方のその才能…ぜーんぶ僕に分けてください! 僕が完璧に近づくために…」
その言葉とともに、スポーツ系青年の身体から石が取り出される。なかなか綺麗に輝いている
「げほ、君、いったい何を…」
望「なかなか磨きがかかってますね。貴方の能力は僕が貰いましたよ…。ありがとうございました!」
そう言って走っていく望
「待ちたまえ! …!? なぜだ…? 追いつけない…!?」
望「だから言ったじゃないですか…。才能を貰ったって。貴方のジャンプ力も足の速さも。既にもう僕の中ですよ」
「なっ…待て!」
望「さよなら…」
そういってスポーツ選手並みの速度で走っていく望。ついに中央高校までやってきた
望「あれ、学校まで来た…。ま、いいか…。休みだけど人は多そうだし、ここで才能でも…」
『あれー?』『何してんの、君!』『そんなところでブツブツ言ってさ!』
望「うわぁっ!?」
後ろから誰かが突然話しかけてきた。あまりに突然だったため、腰を抜かしてしまった望
『何だよー』『そんなに驚くこと無いだろ?』『僕の名前は鷽月 頼也(うそつき らいや)。』『君は?』
どこぞの負完全のような顔としゃべり方の青年だ
望「え、あ、羨道望です…」
頼也『ふーん』『よろしくねっ!』『ところで』『君のあの目的は』『順調に進んでるの?』
望「え、僕が完璧になりたいってこと、知ってるんですか?」
思わず驚いて口を滑らす望
頼也『いや、全然』『僕は君の名前も今まで知らなかったよ』『でもふーん』
『君の目的は完璧になることなんだー』『覚えとこーっと!』
望「ッ…!?」
望の背筋に悪寒が走る。鳥肌が立つ。嫌な汗が出てくる。そういえばさっきからおかしい…
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
望(この人の才能が見えない…。いつもなら勝手に見えてしまうのに。なんていうか…最初から才能がないみたいな。
というか…この人の心と正面から向き合いたくない!)
頼也『まぁ君とは仲良くなれる気がするよ!』『一緒に不幸(マイナス)になろーね!』『じゃ、またいつか!』
そう言って何処かへ歩いていく頼也。望はその姿をただ呆然と見るしかなかった
望(…! …!? …!!!??)
望「…ハッ!? いったい何が…。…そうだ、僕は確か誰かに話しかけられて…」
ようやく正気を取り戻した望。まだ若干恐怖が抜けない
望「取り合えず帰ろう…。また会ったりしないように…」
こうして家まで急いで走っていく望なのであった…
この世界では結局才能のある奴が得をする。幾ら努力したって、どんなに鍛練したって、凡人は天才に敵わない
「結構才能を奪ってきたけど…まだまだ足りない。まだまだ完璧には程遠い…」
ナルトだって努力以前に九尾と異常なチャクラがあるわけだし、ルフィだってゴムゴムの実とドラゴンの血がある
結局、努力だ何だといったってやはり才能が全てを決めるのだ。努力する天才と努力する凡人では努力する天才のほうが優れるに決まっている
「ああ、本当道行く人全てが羨ましい…。あの人の運動神経、相当なものだな。あそこの人はかなり優れた頭脳を持ってる。あの人は…」
そんな風に、ブツブツと、まるで才能が見えるかのように、道行く人の才能を呟く彼の名は羨道 望(えんどう のぞむ)。彼もまた都市伝説契約者であり、そしてある異常を抱えている
望「それにしても不便だなぁ。対面しないと才能を奪えないなんて…。まぁ、いい加減もう慣れたけど…」
彼の契約都市伝説は『才能の原石』。他人や自分の才能を鉱石として取り出し、奪ったり与えたり出来る。さらにその石を物理的に磨き、輝かせれば、その才能に磨きをかけられる
望「取り合えずあの人に話しかけよう…」
さらに彼の抱える異常は才念調。見ただけで他人の才能、能力、ステータスが分かってしまう
望「ねぇ、そこのお兄さん」
「ん? 俺に何か用かな?」
望「お兄さん、良い身体してますよね。スポーツ選手かな? ジャンプ力に自信あるでしょ。
足も速いみたいだし、羨ましいなぁ…」
「え?ああ、ありがとう! そういわれると照れるねぇ! ハッハッハッ」
望「だから貴方のその才能…ぜーんぶ僕に分けてください! 僕が完璧に近づくために…」
その言葉とともに、スポーツ系青年の身体から石が取り出される。なかなか綺麗に輝いている
「げほ、君、いったい何を…」
望「なかなか磨きがかかってますね。貴方の能力は僕が貰いましたよ…。ありがとうございました!」
そう言って走っていく望
「待ちたまえ! …!? なぜだ…? 追いつけない…!?」
望「だから言ったじゃないですか…。才能を貰ったって。貴方のジャンプ力も足の速さも。既にもう僕の中ですよ」
「なっ…待て!」
望「さよなら…」
そういってスポーツ選手並みの速度で走っていく望。ついに中央高校までやってきた
望「あれ、学校まで来た…。ま、いいか…。休みだけど人は多そうだし、ここで才能でも…」
『あれー?』『何してんの、君!』『そんなところでブツブツ言ってさ!』
望「うわぁっ!?」
後ろから誰かが突然話しかけてきた。あまりに突然だったため、腰を抜かしてしまった望
『何だよー』『そんなに驚くこと無いだろ?』『僕の名前は鷽月 頼也(うそつき らいや)。』『君は?』
どこぞの負完全のような顔としゃべり方の青年だ
望「え、あ、羨道望です…」
頼也『ふーん』『よろしくねっ!』『ところで』『君のあの目的は』『順調に進んでるの?』
望「え、僕が完璧になりたいってこと、知ってるんですか?」
思わず驚いて口を滑らす望
頼也『いや、全然』『僕は君の名前も今まで知らなかったよ』『でもふーん』
『君の目的は完璧になることなんだー』『覚えとこーっと!』
望「ッ…!?」
望の背筋に悪寒が走る。鳥肌が立つ。嫌な汗が出てくる。そういえばさっきからおかしい…
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
望(この人の才能が見えない…。いつもなら勝手に見えてしまうのに。なんていうか…最初から才能がないみたいな。
というか…この人の心と正面から向き合いたくない!)
頼也『まぁ君とは仲良くなれる気がするよ!』『一緒に不幸(マイナス)になろーね!』『じゃ、またいつか!』
そう言って何処かへ歩いていく頼也。望はその姿をただ呆然と見るしかなかった
望(…! …!? …!!!??)
望「…ハッ!? いったい何が…。…そうだ、僕は確か誰かに話しかけられて…」
ようやく正気を取り戻した望。まだ若干恐怖が抜けない
望「取り合えず帰ろう…。また会ったりしないように…」
こうして家まで急いで走っていく望なのであった…
続く