「とある化学の都市伝説(フォークロア)」
初めまして。源 修希(みなもと しゅうき)です。得意科目は化学。どうぞよろしく
修希「遅いなー…」
と、まぁそんな僕は待ち合わせをしているわけですが。なかなか来ないのです
「よー! 早いな修希!」
彼は葉入 電次(はにゅう でんじ)。僕の友人その1です。得意科目は物理です
修希「遅い! 僕なんか30分前から待ってたんですよ!」
電次「初デートか!? お前が早すぎるんだよ!」
修希「…一理ありますね」
電次「一理どころじゃないけどな」
「うわーみんな早いね!まだ10分前だよー」
僕たちがこんな会話をしている内にやってきた、やけにモコモコした暑そうな服を着ているのは雷 熱志(かみなり あつし)。僕の友人その2です。得意科目は同じく物理
電次「お前も十分早いと思うぞ」
熱志「そぉかなー…?エヘヘ」
電次「いや、褒めてはいない」
と、そんな会話をしているうちに…
「あ、皆さん待ちましたぁー?」
「まぁ、時間はきちんと守ってんだけどね」
「早いね、君たち…」
「張り切り過ぎでしょ、幾らなんでも」
「何を張り来ることがあるのかは分からないがね」
「神のみぞ知る、ってやつだね。神かどうかは知らないけど」
一気に全員集まりました。手抜き過ぎでしょう。あ、一応紹介しましょう。一番上の彼女は大森 林(おおもり りん)。僕の友人その3で、得意科目は生物(特に植物)です
2番目の彼は味本 油(あじもと ゆう)。僕の友人その4、得意科目は天文学です
3番目の彼は作造 創(ありみ しょう)。僕の友人その5。物理と工学が得意です
4番目の彼は萌黄 素則(もえぎ もとのり)。僕の友人その6で、得意科目は僕と同じ化学です
5番目の彼は天野 宇宙(あまの そら)。僕の友人その7、得意科目は天文学です
で、最後の彼が明日雲 栄玖(あすくも えいく)。僕の友人その8、得意科目は地学(特に地震)です。
修希「よし、皆集まりましたね。では出発しま…」
『貴様達、死にたくないだろう? 拙者の命令に従え』
修希「!??」
電次「敵か!?」
熱志「たぶんそうだと思うよぉ!」
林「拙いですわね…!」
油「やばいね、これ。都市伝説じゃない?」
萌黄「何だっけか? えっと確か…」
創「『トンカラトン』…だと思う」
宇宙「そう、確かそんな都市伝説だったと思うよ」
栄玖「何かしないと斬られる都市伝説だったね。何をしないといけないかは覚えてないけど」
『ククク…ご名答…。拙者の名は『トンカラトン』。剣術が得意な都市伝説だよ…。ところでそこの貴様』
そう言って『トンカラトン』は創の方を見る
創「え…?」
『拙者が命令する前に…“トンカラトン”と言ったな? 勝手なことをする者は…斬る!』
いきなり刀を抜き、創に斬りかかってきた『トンカラトン』。しかし…
創「ひらりマント…」
その斬撃は弾かれる。唯の布にしか見えない物に
『な…貴様何をした!?』
創「知らないの?ド○えもんの最終回。のび太が電池切れのドラ○もんの電池を交換するために、ロボット工学者になるって奴。
僕の契約都市伝説『ドラえ○んの最終回―のび太ロボット工学者エンド―』。今のはその能力で出した秘密道具だよ」
『成程、貴様は契約者なのか。用心せねばな…。では、命令だ“トンカラトン”と言え。言わねば斬る!』
電次「…嫌だといったら?」
修希「トンカラトン」
熱志「トンカラトン」
林「…仕方ありませんわね。トンカラトン」
油「トンカラトン…これでいいよね」
素則「トンカラトン」
宇宙「トンカラトン。これで満足かね?」
創「トンカラトン」
栄玖「トンカラトン。で良いんだったね。断った人が約一名居るみたいだけど」
電次「何でお前ら素直に従ってんだよ!?」
『クク…どうやら命令を聞けないのは貴様だけらしいな。…斬る!』
刀を素早く振り、電次の首を捉えようとする『トンカラトン』しかし、何故か腕が軽い
『…? ! 刀が…!』
電次「残念。お前の刀は引き寄せられたよ。後ろの電信柱にな」
『…! まさか貴様も…』
電次「ご名答。俺の契約都市伝説、『死の入れ歯』。電磁石で入れ歯が引き寄せられて、脳みそに刺さって死んだっつー都市伝説だよ
能力は磁力の操作と周囲の物の磁石化、磁極化だ。今、お前の後ろにある電信柱は超強力磁石になってる。鉄の武器は無意味だぜ?」
『成程。拙者の得物は刀のみ。それさえ封じれば怖くないということか。ふん…』
突如、周囲の木陰から包帯を巻いた妖怪…『トンカラトン』が沢山現れ、修希達を取り押さえて首筋に刀を当てた
『出番でござるか、将軍』
『ここは我らにお任せを』
『つーかなんでアンタら武士語なワケ?』
『どうでも良いであろう。総帥のご命令、我輩達が承った!』
『君は軍人口調なのか。まぁそんなことはどうでも良い』
『ヒヒヒ…殺しちまって良いのか…? うずうずしてんだ…』
『落ちつきなよ。こいつらはまだ将軍の命令に逆らってないんだからさ』
『あー眠ぃ…。大人しくしとけよ? 俺は早く帰って寝たいんだ』
電次「くっ…」
修希「うわ…」
熱志「うぅ…」
林「拙いですわね…」
油「うん。ピンチって奴だね…」
素則「やばいね…これ」
宇宙「君達、離したまえ…」
創「…絶体絶命」
栄玖「これ、脅されてるんだよね。素直に従う気はないけど」
将軍ト『…命令に従った奴なら何もされないと思ったか? 主役サイドなら安全だと思ったか?
拙者が慌てた表情をしたから。一人相手なら死なないと思ったか?
甘いぞ。 ……が、その甘さ。嫌いではないぞ?』
電次「…『死の入れ歯』…」
将『おおっと! そいつは無駄だ。鉄の刀を使っているのは拙者一人。他の物どもの物は鉄製ではない…
では、改めて名乗り上げようぞ。拙者…否。拙者達は…』
『『『『『『『『“集団”トンカラトンだ』』』』』』』』
G『ああ、そうそう。あの時は『将軍の命令には逆らってない』って言ったけど…君達全員、僕らが言う前にトンカラトンって言っちゃったよねぇ?』
修希「それってもしかして…」
F『その通り。てめぇらはどっちに転んでも殺られる運命なんだよォ!』
C『つーかー私達が出てきた時点でー警戒するべきなんですけど』
H『ふぁーあ…。ま、そんな訳だ。大人しく眠りな』
熱志「…しょうがない。寒いけど、死ぬよりはずっとましだぁ…」
F『あ? …ぐぁ! てめぇ、何しやがッた…?』
次の瞬間、熱志の身体から電流が流れ、僕トンカラトンFの身体を貫く
熱志「『体熱電力』だよ。僕と僕に触ってる人の体温を使って電気を起こすんだぁ。ちなみに1℃で100W。結構効率いいでしょ?」
F『なるほどなァ…。電気で俺様を感電させたッて訳かァ。だが、てめぇの口ぶりからして! 電気起こす度に、体温失うンだろォ?
つまり、そう大量には使えねぇッてわけだァ。そうだろォ!!』
熱志「…たしかにそうだよ。…でも、戦えるのは僕と電次君だけじゃあないんだよ?」
F『…何言ッてやがンだ?』
E『…あの電気少年が言うには。君も契約者らしいな。まぁ、そんなことはどうでも良い。使う前に殺せばいいのだからな…』
栄玖「うん。確かにそうすれば能力を使うまでもなくやられるね。…大人しくやられる気はないけど!」
その言葉と共に、地震が起こる。そして『集団トンカラトン』は皆、修希達の首を離してしまう
E『何だ…これは?』
栄玖「既に準備してたんだよ。君達に会う前からね。その様子だと気づいてないみたいだけど。
『鯰が暴れると地震が起こる』…僕の契約都市伝説なんだよね。契約してるのはこれだけじゃないけど」
E『成程、それは予想外だった…』
将『…貴様ら、仕方あるまい。…斬れ!』
『『『『『『『『御意!(おーけー)(サーイエッサー!)(了解した)(よっしゃ、やっと殺れる…!ヒヒヒ)(分かったよ)(…眠ぃ)』』』』』』』』
それぞれがそれぞれの返事をし、問答無用で斬りかかる
油「…ところが、そうは行かないんだよねこれが。」
油が小瓶を取り出し何かを蒔いた。すると、それを踏んだ『集団トンカラトン』は滑って転んでしまった
油「君達も聞いたことくらいあるよね、『味の素の原料は石油』って都市伝説。これと契約したおかげで僕は石油と石油製品を味の素に、味の素を石油に出来るんだよ」
将『…くっ…。だが、それもその場凌ぎに過ぎん! 拙者達は直ぐに立ち上がり…』
林「立ち上がってどうしますの?」
林がそう聞いているとき、『集団トンカラトン』の周囲には水で濡れた紙オムツと紙ナプキンが落ちてきていた
将『言うまでもなく…斬る!』
林「まぁ怖い! …でも、そんな状態で出来ますのかしら?」
将『何を… ッ…!?』
林が投げた紙オムツと紙ナプキンから木が生えて、『集団トンカラトン』の身体を縛り付けた
林「私の契約都市伝説、『紙オムツとナプキンで砂漠緑化運動』ですわ。
そして、もう一つの契約都市伝説『植物にクラシックを聞かせると良く育つ』の御蔭であっという間に成長しますの」
将『…あまり拙者達をなめない方がよい。こんな枝など、直ぐに斬って…!?侵されている!? 電柱に付いた拙者の刀まで…』
修希「F、つまりフッ素ですよ。高い酸化性、腐食性を持つ元素番号9にして、2周期17族の元素ですよ。
僕の契約都市伝説、『科学のテストで元素周期表を書けば点が貰える』…。僕は書いた元素記号の元素を具現化し操れるんですよ」
将『…万事急すか。貴様ら、一時退却だ! …と、言いたいところだが。まずはこの木を何とかせねばな…』
宇宙「…逃げる前に手を打っておこうかね」
その言葉と共に、宇宙の手元に黒いものが現れ…『集団トンカラトン』の刀と自転車を吸い込んだ
宇宙「安心したまえ。きちんと解説する。今のはブラックホールだ。『ブラックホールはホワイトホールに通じている』…私の契約都市伝説だよ」
将『…くッ…! …ところで、貴様らも何か喋ったらどうだ?』
A『面妖でござる…』
B『なんということか…』
C『マジやばくない?』
D『我輩、この展開は予想していなかったのである…』
E『拙いな。このままでは確実にやられる』
F『やられる? 俺様が? ふざけんじゃねェぞ! こンな所で死ねッかよォ!』
G『落ち着きなよ。あんま不用意な発言すると、死亡フラグが立つよ?』
H『ZZZ…』
素則「…ところで君達、物が何で燃えるか知ってる?」
E『…ふん。戯言を。物質の急激な酸化だろう…』
素則「…一般的には大正解。でも…」
先程油が蒔いた石油と、林が出した木から、火が出る
素則「都市伝説…いや、“似非科学”的には外れ…ってとこかな! 『燃素』…物質からこれが出ることで燃焼するっていう都市伝説。
僕の契約都市伝説だよ、これがね」
将『ぐ…ぁ…』
『集団トンカラトン』の身体がメラメラと燃えていく
宇宙「おい、君達。忘れ物だぞ。受け取りたまえ」
『集団トンカラトン』の頭上にホワイトホールが現れ…吸い込んでいた刀と自転車を吐き出した
『『『『『『『『『う、うああああああああああああああああああああああああああ!!!!(ZZZZZZZZZZZ…)』』』』』』』』』
そして遂に、『集団トンカラトン』は消滅した。
修希「ふぅ。酷い目に遭いましたね」
林「全くですわ。今日のところは一先ず帰りましょう」
電次「異議なーし」
熱志「同じく…」
修希「…では、そうしましょう。今日はもう疲れましたしね。解散!」
「「「「「「「さよならー」」」」」」」
こうして『集団トンカラトン』を倒した修希一行は、それぞれの帰路につくのであった…
初めまして。源 修希(みなもと しゅうき)です。得意科目は化学。どうぞよろしく
修希「遅いなー…」
と、まぁそんな僕は待ち合わせをしているわけですが。なかなか来ないのです
「よー! 早いな修希!」
彼は葉入 電次(はにゅう でんじ)。僕の友人その1です。得意科目は物理です
修希「遅い! 僕なんか30分前から待ってたんですよ!」
電次「初デートか!? お前が早すぎるんだよ!」
修希「…一理ありますね」
電次「一理どころじゃないけどな」
「うわーみんな早いね!まだ10分前だよー」
僕たちがこんな会話をしている内にやってきた、やけにモコモコした暑そうな服を着ているのは雷 熱志(かみなり あつし)。僕の友人その2です。得意科目は同じく物理
電次「お前も十分早いと思うぞ」
熱志「そぉかなー…?エヘヘ」
電次「いや、褒めてはいない」
と、そんな会話をしているうちに…
「あ、皆さん待ちましたぁー?」
「まぁ、時間はきちんと守ってんだけどね」
「早いね、君たち…」
「張り切り過ぎでしょ、幾らなんでも」
「何を張り来ることがあるのかは分からないがね」
「神のみぞ知る、ってやつだね。神かどうかは知らないけど」
一気に全員集まりました。手抜き過ぎでしょう。あ、一応紹介しましょう。一番上の彼女は大森 林(おおもり りん)。僕の友人その3で、得意科目は生物(特に植物)です
2番目の彼は味本 油(あじもと ゆう)。僕の友人その4、得意科目は天文学です
3番目の彼は作造 創(ありみ しょう)。僕の友人その5。物理と工学が得意です
4番目の彼は萌黄 素則(もえぎ もとのり)。僕の友人その6で、得意科目は僕と同じ化学です
5番目の彼は天野 宇宙(あまの そら)。僕の友人その7、得意科目は天文学です
で、最後の彼が明日雲 栄玖(あすくも えいく)。僕の友人その8、得意科目は地学(特に地震)です。
修希「よし、皆集まりましたね。では出発しま…」
『貴様達、死にたくないだろう? 拙者の命令に従え』
修希「!??」
電次「敵か!?」
熱志「たぶんそうだと思うよぉ!」
林「拙いですわね…!」
油「やばいね、これ。都市伝説じゃない?」
萌黄「何だっけか? えっと確か…」
創「『トンカラトン』…だと思う」
宇宙「そう、確かそんな都市伝説だったと思うよ」
栄玖「何かしないと斬られる都市伝説だったね。何をしないといけないかは覚えてないけど」
『ククク…ご名答…。拙者の名は『トンカラトン』。剣術が得意な都市伝説だよ…。ところでそこの貴様』
そう言って『トンカラトン』は創の方を見る
創「え…?」
『拙者が命令する前に…“トンカラトン”と言ったな? 勝手なことをする者は…斬る!』
いきなり刀を抜き、創に斬りかかってきた『トンカラトン』。しかし…
創「ひらりマント…」
その斬撃は弾かれる。唯の布にしか見えない物に
『な…貴様何をした!?』
創「知らないの?ド○えもんの最終回。のび太が電池切れのドラ○もんの電池を交換するために、ロボット工学者になるって奴。
僕の契約都市伝説『ドラえ○んの最終回―のび太ロボット工学者エンド―』。今のはその能力で出した秘密道具だよ」
『成程、貴様は契約者なのか。用心せねばな…。では、命令だ“トンカラトン”と言え。言わねば斬る!』
電次「…嫌だといったら?」
修希「トンカラトン」
熱志「トンカラトン」
林「…仕方ありませんわね。トンカラトン」
油「トンカラトン…これでいいよね」
素則「トンカラトン」
宇宙「トンカラトン。これで満足かね?」
創「トンカラトン」
栄玖「トンカラトン。で良いんだったね。断った人が約一名居るみたいだけど」
電次「何でお前ら素直に従ってんだよ!?」
『クク…どうやら命令を聞けないのは貴様だけらしいな。…斬る!』
刀を素早く振り、電次の首を捉えようとする『トンカラトン』しかし、何故か腕が軽い
『…? ! 刀が…!』
電次「残念。お前の刀は引き寄せられたよ。後ろの電信柱にな」
『…! まさか貴様も…』
電次「ご名答。俺の契約都市伝説、『死の入れ歯』。電磁石で入れ歯が引き寄せられて、脳みそに刺さって死んだっつー都市伝説だよ
能力は磁力の操作と周囲の物の磁石化、磁極化だ。今、お前の後ろにある電信柱は超強力磁石になってる。鉄の武器は無意味だぜ?」
『成程。拙者の得物は刀のみ。それさえ封じれば怖くないということか。ふん…』
突如、周囲の木陰から包帯を巻いた妖怪…『トンカラトン』が沢山現れ、修希達を取り押さえて首筋に刀を当てた
『出番でござるか、将軍』
『ここは我らにお任せを』
『つーかなんでアンタら武士語なワケ?』
『どうでも良いであろう。総帥のご命令、我輩達が承った!』
『君は軍人口調なのか。まぁそんなことはどうでも良い』
『ヒヒヒ…殺しちまって良いのか…? うずうずしてんだ…』
『落ちつきなよ。こいつらはまだ将軍の命令に逆らってないんだからさ』
『あー眠ぃ…。大人しくしとけよ? 俺は早く帰って寝たいんだ』
電次「くっ…」
修希「うわ…」
熱志「うぅ…」
林「拙いですわね…」
油「うん。ピンチって奴だね…」
素則「やばいね…これ」
宇宙「君達、離したまえ…」
創「…絶体絶命」
栄玖「これ、脅されてるんだよね。素直に従う気はないけど」
将軍ト『…命令に従った奴なら何もされないと思ったか? 主役サイドなら安全だと思ったか?
拙者が慌てた表情をしたから。一人相手なら死なないと思ったか?
甘いぞ。 ……が、その甘さ。嫌いではないぞ?』
電次「…『死の入れ歯』…」
将『おおっと! そいつは無駄だ。鉄の刀を使っているのは拙者一人。他の物どもの物は鉄製ではない…
では、改めて名乗り上げようぞ。拙者…否。拙者達は…』
『『『『『『『『“集団”トンカラトンだ』』』』』』』』
G『ああ、そうそう。あの時は『将軍の命令には逆らってない』って言ったけど…君達全員、僕らが言う前にトンカラトンって言っちゃったよねぇ?』
修希「それってもしかして…」
F『その通り。てめぇらはどっちに転んでも殺られる運命なんだよォ!』
C『つーかー私達が出てきた時点でー警戒するべきなんですけど』
H『ふぁーあ…。ま、そんな訳だ。大人しく眠りな』
熱志「…しょうがない。寒いけど、死ぬよりはずっとましだぁ…」
F『あ? …ぐぁ! てめぇ、何しやがッた…?』
次の瞬間、熱志の身体から電流が流れ、僕トンカラトンFの身体を貫く
熱志「『体熱電力』だよ。僕と僕に触ってる人の体温を使って電気を起こすんだぁ。ちなみに1℃で100W。結構効率いいでしょ?」
F『なるほどなァ…。電気で俺様を感電させたッて訳かァ。だが、てめぇの口ぶりからして! 電気起こす度に、体温失うンだろォ?
つまり、そう大量には使えねぇッてわけだァ。そうだろォ!!』
熱志「…たしかにそうだよ。…でも、戦えるのは僕と電次君だけじゃあないんだよ?」
F『…何言ッてやがンだ?』
E『…あの電気少年が言うには。君も契約者らしいな。まぁ、そんなことはどうでも良い。使う前に殺せばいいのだからな…』
栄玖「うん。確かにそうすれば能力を使うまでもなくやられるね。…大人しくやられる気はないけど!」
その言葉と共に、地震が起こる。そして『集団トンカラトン』は皆、修希達の首を離してしまう
E『何だ…これは?』
栄玖「既に準備してたんだよ。君達に会う前からね。その様子だと気づいてないみたいだけど。
『鯰が暴れると地震が起こる』…僕の契約都市伝説なんだよね。契約してるのはこれだけじゃないけど」
E『成程、それは予想外だった…』
将『…貴様ら、仕方あるまい。…斬れ!』
『『『『『『『『御意!(おーけー)(サーイエッサー!)(了解した)(よっしゃ、やっと殺れる…!ヒヒヒ)(分かったよ)(…眠ぃ)』』』』』』』』
それぞれがそれぞれの返事をし、問答無用で斬りかかる
油「…ところが、そうは行かないんだよねこれが。」
油が小瓶を取り出し何かを蒔いた。すると、それを踏んだ『集団トンカラトン』は滑って転んでしまった
油「君達も聞いたことくらいあるよね、『味の素の原料は石油』って都市伝説。これと契約したおかげで僕は石油と石油製品を味の素に、味の素を石油に出来るんだよ」
将『…くっ…。だが、それもその場凌ぎに過ぎん! 拙者達は直ぐに立ち上がり…』
林「立ち上がってどうしますの?」
林がそう聞いているとき、『集団トンカラトン』の周囲には水で濡れた紙オムツと紙ナプキンが落ちてきていた
将『言うまでもなく…斬る!』
林「まぁ怖い! …でも、そんな状態で出来ますのかしら?」
将『何を… ッ…!?』
林が投げた紙オムツと紙ナプキンから木が生えて、『集団トンカラトン』の身体を縛り付けた
林「私の契約都市伝説、『紙オムツとナプキンで砂漠緑化運動』ですわ。
そして、もう一つの契約都市伝説『植物にクラシックを聞かせると良く育つ』の御蔭であっという間に成長しますの」
将『…あまり拙者達をなめない方がよい。こんな枝など、直ぐに斬って…!?侵されている!? 電柱に付いた拙者の刀まで…』
修希「F、つまりフッ素ですよ。高い酸化性、腐食性を持つ元素番号9にして、2周期17族の元素ですよ。
僕の契約都市伝説、『科学のテストで元素周期表を書けば点が貰える』…。僕は書いた元素記号の元素を具現化し操れるんですよ」
将『…万事急すか。貴様ら、一時退却だ! …と、言いたいところだが。まずはこの木を何とかせねばな…』
宇宙「…逃げる前に手を打っておこうかね」
その言葉と共に、宇宙の手元に黒いものが現れ…『集団トンカラトン』の刀と自転車を吸い込んだ
宇宙「安心したまえ。きちんと解説する。今のはブラックホールだ。『ブラックホールはホワイトホールに通じている』…私の契約都市伝説だよ」
将『…くッ…! …ところで、貴様らも何か喋ったらどうだ?』
A『面妖でござる…』
B『なんということか…』
C『マジやばくない?』
D『我輩、この展開は予想していなかったのである…』
E『拙いな。このままでは確実にやられる』
F『やられる? 俺様が? ふざけんじゃねェぞ! こンな所で死ねッかよォ!』
G『落ち着きなよ。あんま不用意な発言すると、死亡フラグが立つよ?』
H『ZZZ…』
素則「…ところで君達、物が何で燃えるか知ってる?」
E『…ふん。戯言を。物質の急激な酸化だろう…』
素則「…一般的には大正解。でも…」
先程油が蒔いた石油と、林が出した木から、火が出る
素則「都市伝説…いや、“似非科学”的には外れ…ってとこかな! 『燃素』…物質からこれが出ることで燃焼するっていう都市伝説。
僕の契約都市伝説だよ、これがね」
将『ぐ…ぁ…』
『集団トンカラトン』の身体がメラメラと燃えていく
宇宙「おい、君達。忘れ物だぞ。受け取りたまえ」
『集団トンカラトン』の頭上にホワイトホールが現れ…吸い込んでいた刀と自転車を吐き出した
『『『『『『『『『う、うああああああああああああああああああああああああああ!!!!(ZZZZZZZZZZZ…)』』』』』』』』』
そして遂に、『集団トンカラトン』は消滅した。
修希「ふぅ。酷い目に遭いましたね」
林「全くですわ。今日のところは一先ず帰りましょう」
電次「異議なーし」
熱志「同じく…」
修希「…では、そうしましょう。今日はもう疲れましたしね。解散!」
「「「「「「「さよならー」」」」」」」
こうして『集団トンカラトン』を倒した修希一行は、それぞれの帰路につくのであった…
続く…