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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 舞い降りた大王-Z03

最終更新:

Retsuya

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だれでも歓迎! 編集
勇弥「正義ィ!」 奈海「正義くん!」 楓「黄昏!」
大王「もう、俺達の負けだ。」
正義「うっ・・・。」

一瞬、光が見えたかと思うと、剣のドラゴニュートが血を噴き出しながら弾き飛ばされる。

ドラゴニュート「ギャ、ギャ・・・?」
コイン「“な、なに?!何が起こったの?!”」
大王「あの光・・・まさか!?」

だんだんと光が薄れてきて、中に何人かの人影が見えた。正義はその内の1人に見覚えがあった。

正義「お兄ちゃん!?どうしてこんな所に?!」

そう、いつかの悪人、[黄昏裂邪]だった。

裂邪「正義ィ! お前こそ何でこの中に入っちまってんだ!?」
正義「そ、それは・・・。」

正義は改めて現状を整理する。
入ってきた時の事から話す?それともゴブリンの辺りから?ドラゴニュートの辺り?どう説明しようか・・・?
そう考えているうちに、斧を持ったドラゴニュートが裂邪に襲い掛かる。

正義「あっ!お兄ちゃん逃げて!」
ドラゴニュート「ガワァァア!」

忠告は聞こえていたのだろうか、いや考え事をしていたようだった。
どうであれ、裂邪は斧のドラゴニュートを簡単に叩き飛ばす。あんなに苦戦したにも関わらず。

正義「・・・すごい。」
裂邪「なぁ、俺は別にお前らが何しようが怒りゃしねぇよ。
   ぶっちゃけお前らも余計なお世話だとか思ってるだろうし。
   でもさ、他人に心配かけちゃいかんと思うんよ。」
正義「え?どういう・・・。」

正義が訊こうとした瞬間、裂邪の影から見覚えのある姿が飛び出す。
なんと【ベッド下の男】【テケトコ】【赤マント青マント】【注射男】そして【白ワニ】だった。
他にも2名ほど知らない人が見えたが、そんな事を気にしている暇は無かった。

下男「少年殿!助太刀に来た!」
テケトコ「少年くん!もう大丈夫だからね!」
正義「【ベッド下の男】!【テケトコ】!」
裂邪「お前ら喋れるんじゃねぇか!!あ、メリーさんにレイちゃん、この『回復薬』をあいつらに。」
少女「わかったわ!」
赤毛少女「ライサ、貴方もあの子達をお願いできる?」
青髪少女「任せてお姉様!」

[ライサ]と呼ばれる少女が正義の手を包み込むように握る。

ライサ「あなたを、癒してあげる。」
正義「え、あ・・・?」

すると、周りから青い光が現れ、少女の手の中へと流れるように入っていく。
気が付くと、正義の傷も疲れもみるみるうちに回復していった。

正義「な、なんで・・・?」
大王「(こいつら、まさか・・・。)」

一方、[メリー]と呼ばれる少女と[レイ]と呼ばれる少女が勇弥達に何かの薬を渡す。

メリー「はいこれ。」
勇弥「ん、これは・・・『回復薬』?オレ達にも効くのか?」
楓「そこまでゲームの世界に準拠するのか。」
奈海「だ、大丈夫なのぉ?」
コイン「飲みなさいよ。私はノーダメージだから要らないけど。」

勇弥達は覚悟して回復薬を飲む。

奈海「苦・・・。」
コイン「え?!は、吐き出した方がいいんじゃ・・・?」
楓「そうか?薬はこれぐらいが、おぉ!傷が治ったぞ。」
勇弥「ん。MPも回復したな。なら、っとと。」

ふらふらとする勇弥の肩をテケトコが支える。

テケトコ「大丈夫?ゲームのキャラクターになってても元は人間なんだから。無理はダメだよ?」
勇弥「すまねぇ、って喋れたのか?」
下男「この世界ではチャットとやらのせいか、拙者でも発言が可能らしい。」
白ワニ「そういう事だぜ、ボーイズ&ガールズ!」
奈海「(へぇ、白ワニってこんな喋り方だったんだ・・・。)」
楓「・・・すまない、もしかして彼らが、黄昏の仲間にしてきた・・・?」ヒソヒソ
コイン「正、解。皆元々人を襲う悪い子だったのよ。」ヒソヒソ
正義「おぉい皆、大丈夫?」

すると向こうから、元気になった正義と、少し元気の無い大王がやってきた。

奈海「あ、正義くん。こっちは大丈夫だけど、正義くんは?火傷とかも平気?」
正義「うん。大丈、・・・心配しなくても良いよ!それより、あいつらを・・・。」

ふとあちらを見ると、ドラゴニュートが裂邪達を囲んでいた。既に作戦を立てられているなら、こちらが不利だ。

下男「少年殿。ここは拙者達に任せて、休んでいてほしい。」
正義「えっ、でも・・・。」
赤青マント「よし、あの鎚の奴と棍棒の奴を引き受けよう。」
注射男「あれか、骨が折れそうだ。」
白ワニ「シャアァ!あれぐらいなら噛み砕いてやるぜ!」
テケトコ「じゃあ、行ってきまーす。」

白ワニとテケトコがドラゴニュートへと向かう。
白ワニは汚水を纏いながら鎚のドラゴニュートに噛み付いて投げ飛ばし、
テケトコは自慢の蹴りで棍棒のドラゴニュートを蹴り飛ばす。

ドラゴニュート「ガワァァァ!?」「ギャワワワワァ!?」ヒュウゥゥゥ・・・ドサッ
下男「お、来たな。」
大王「気をつけろ。あいつの棍棒は今の所、雷と炎を跳ね返している。」
注射男「なるほど。物理的なものは問題ないなら、あいつのオペはベッド下の男とテケトコに任せる。」
白ワニ「イエッサー!俺も水を纏うから、念のためハンマーの方だ!」

全員相手を決め、飛んできたドラゴニュートの前に立つ。

ドラゴニュート「ギャワ、ギャワワワ?」
下男「少年殿のためにも、素早く片付ける!」
テケトコ「えぇ?ゆっくり片付けた方が休めるんじゃない?」

ドラゴニュート「・・・ガワァ!」
赤青マント「赤と青、染まるならどちらが良い?」
注射男「手術を始める。すぐに楽にしてやるぞ!」
白ワニ「ヘィ、Our enemy!お前には退場してもらうぜ!」

まずは棍棒のドラゴニュートが動き出した。
ベッド下の男はパーカーのポケットからサバイバルナイフを取り出す。

下男「拙者の得物の錆になってもらう!」
ドラゴニュート「ギャワワ、ワァ!」

ドラゴニュートが思い切り棍棒を振り下ろす。しかしそれをベッド下の男はナイフで受け止める。
そしてそのまま棍棒を払いのけ、ドラゴニュートにナイフを突き刺そうとする。

ドラゴニュート「ギャ!ギャワワワッワワァ!」
下男「ちぃ、これを避けるとは、なんという身のこなし。」

しかし払いのけられた棍棒を軸に、ドラゴニュートは派手に左へと回避する。そしてベッド下の男に追撃

テケトコ「スーパー、パンチ!」
ドラゴニュート「ギャワッ!?」

しようとした瞬間、いつの間にかいたテケトコにパンチを腹に喰らい、軽く吹っ飛ぶ。

テケトコ「うぅん・・・やっぱり『セーラー・ナックル』の方が良いかな?」
下男「技名をいちいち叫んでいたら、その内に避けられるぞ?」
ドラゴニュート「・・・。」ピクピク
下男「さて、止めといくか!」
テケトコ「任せて!」

気を失いかけているドラゴニュートに対し、ベッド下の男はナイフを構え、テケトコは何を思ったか飛び上がる。

ドラゴニュート「ギャ・・・?」
下男「終わりだ!」
テケトコ「いくわよぉ!『メテオ・セーラー』!」

ベッド下の男は素早く何度か斬り裂いてそのまま後退、その後テケトコがスカートをたなびかせて流星のように飛び蹴りする。

ドラゴニュート「ギャワァァァ!ギャ、ワ・・・ワ。」バタッ
テケトコ「よし、終っわりぃ!」
下男「時間をかけ過ぎたか?いや、充分みたいだな。」

一方、鎚のドラゴニュートも動き出していた。

赤青マント「おい、赤は好きか?」
ドラゴニュート「ガワァァァ!」
赤青マント「『赤は好きか』と聞いている!」

突如、彼のマントの色が黒から赤に変わり、中心に『J』のような青い模様が浮かび上がる。
そしてマントから大きな刃物を取り出し、ドラゴニュートを迎え撃つ。

ドラゴニュート「ガワッ!?グゥ、ガワァァァ!」
赤青マント「隙だらけなんだよ。赤く、染まれ!」

赤マント青マントは流れるように鎚を避け、ドラゴニュートの腹部を斬る。すると腹部から大量に出血しだす。

赤青マント「ふぅ、染色終了。」
ドラゴニュート「ガワァ!?ガワァァァ!!」ブシュウゥゥゥ
注射男「出血が酷いようだな。今、楽にしてやる。」

そう言うと、懐から3本ほどの注射器を投げ、ドラゴニュートの腹部に刺す。

ドラゴニュート「ガワァ?!」
注射男「安心しろ、ただのニトロ注射だ。」

言い終わった、ドラゴニュートが注射器を抜こうとした時、注射器が爆発する。

注射男「ぅん?分量を間違えたかな。」
ドラゴニュート「ガワァァァ!」ブゥン
白ワニ「おっと、次は俺だぜ!」カンッ

ドラゴニュートが鎚で注射男に殴ろうとした時、白ワニが間に入って鎚を背中で受け止める。

ドラゴニュート「ガワァ!?」
白ワニ「俺の牙を、ボディで噛み締めなァ!」

白ワニがドラゴニュートの腕に噛み付くと、白ワニはそのまま高速回転を始める。
そしてその回転でドラゴニュートの腕が千切れそうになりながら回りだした。
どんどんどんどんぐるぐるぐるぐる・・・、そのまま回転の勢いでドラゴニュートを投げ飛ばす。

白ワニ「シャアァ!『スピニング・バイト』!」
ドラゴニュート「ガワァァァ・・・!」ヒュウゥゥ・・・ドシャ
赤青マント「おぉ、よく飛んだな。」
注射男「よし、手術完了。」

そこには、血が止まり、生気が全く感じられないドラゴニュートの姿があった。

一同「「・・・。」」
下男「少年殿、今終わりました!」
テケトコ「いぇーい!どう?格好良かったでしょ?」
大王「俺があんなに苦戦した敵を、あっさり・・・。」
正義「大王、武器を降らしていたら良かったんじゃない?あいつ魔法攻撃を吸収していたみたいだったし。」
大王「『魔法』?あぁ、そうだったのか。ゲームの中だったな。」

楓「ほ、本当に、あんなに強い都市伝説を、黄昏が説得したのか?」
奈海「えぇ、その気になれば倒せるわよ?」
勇弥「辛かったけどな。」
コイン「だいたい私達はあの怪物と1対1よ?3対1だったら私達でも勝てるって。」

一段落ついたところで、正義がある事に気付く。

正義「あ!残りのドラゴニュートは?」
注射男「ん?そちらの手術の、必要はないみたいだな。」
勇弥「な、なんだよあれ・・・。」

正義達は、空に浮かぶ黒い人型の化物を見ていた。その下では、その化物の影に溺れていくドラゴニュートの姿があった。
ドラゴニュートが沈みきった時、その化物が落下しながら人間の姿へと戻っていく。裂邪の姿に。

楓「あれが、人間だったのか・・・?」
コイン「ん、あ・・・。」
赤青マント「ん?おぉ、綺麗な赤だな。」

コインの声に振り返ると、そっちでは極太の赤い光がどこかから放たれていた。
光が放たれた後、そこには少し前に裂邪の傍にいた赤髪の少女が立っていた。

勇弥「もうこいつら人間じゃねぇよ・・・。」
奈海「もう帰りたい・・・。」
楓「・・・怪物に変身する人間か、興味深い。」
コイン「え?」

白ワニ「シャア!終わったぜ、フレンド。」
正義「・・・信じられないというか、いまだに何が起こったのか分からないや。」
大王「・・・全くだな。」

―――結論:持つべきものは友

舞い降りた大王CoA編第話「光と闇の救い」―完―



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