「明日から本気出す」
礼次「ふぁ…眠い…めんどくさい」
気怠そうな声を出しながら歩いているのは帯田礼次。学生会『七つの大罪』の『怠惰』担当である
礼次「あー歩くのめんどくさい…」
めんどくさいと言いながら、ゆっくり歩いている礼次。そして、下水道のある辺りに差し掛かった
礼次「…?」
すると下水道から白い鰐が飛び出して…大きな尻尾できつい一撃をお見舞いしようとした
礼次「ああ畜生めんどくさい! 『明日から本気出す』!」
鰐の尻尾は礼次に直撃。しかし礼次はピクリとも動かない
(…? どうしてこの衝撃で吹き飛ばない?)
その様子を物陰から怪訝な表情で見ている男、『下水道の白い鰐』の契約者
礼次「あー本当面倒なことに…こいつ野生? 契約者持ち?」
しかも礼次はこの一撃を受けて、かすり傷一つ負ってなかった
(…!)
これは流石におかしいと思い、男は礼次に近づく
「よぉ、あんた。コイツの攻撃を食らって吹き飛びもせずしかも無傷ってのはどういうわけだい?」
礼次「…誰です貴方?」
「下水道 鰐白(しもみのみち わにあき)。ちょっとした爬虫類マニアだよ」
礼次「そういうことを聞いてるんじゃ…あーもうめんどくさい…。貴方がコイツの契約者かどうか聞いてんですよ…」
鰐白「ああ、そういうことか。…お察しの通り、俺は下水道の白い鰐の契約者だよ。さ、俺は答えたんだ。今度はこっちの質問に答えてもらうぜ?」
礼次「吹っ飛ばされるのがめんどくさかったから。ダメージを受けるのがめんどくさかったから」
鰐白「…は?」
素っ頓狂な声を上げる鰐白
鰐白「『めんどくさい』…それだけの理由であの攻撃を無効化したってのか?」
礼次「無効化はしてないよ。それにこれは僕の契約都市伝説の能力」
鰐白「なんだよ、その契約都市伝説」
礼次「…教えるとでも?」
鰐白「だよなぁ…。だったら自分で調べるまでだ! 行くぞ白子!」
白子と言うのは彼が『下水道の白い鰐(♀)』につけた名前である。鰐→クロコダイル→クロコ→白いからシロコ→白子といった具合だ
鰐が大きな爪で礼次に襲い掛かる。直撃すれば出血多量ではすまないだろう
礼次「…幾らなんでもこれは拙いな。『眠り姫』」
礼次がそう唱えると、礼次の周りに茨が出てきて、鰐に応戦した
鰐白「ほう、『眠り姫』か…。なかなか珍しいのと契約してんじゃねぇか。だがさっきの謎の防御とは関係ねーみたいだな。
どうしてさっきのを使わなかった?」
礼次「…言ったでしょう。無効化はできないって」
鰐白「意地でも吐かしてやるぜ! どんな都市伝説かをなぁ! 食いちぎれ、白子!」
茨を食いちぎって無効化し、礼次に襲い掛かる『下水道の白い鰐』
礼次「く…『眠り姫』!」
『眠り姫』の茨で自分の身体を掴み、投げ飛ばすことで攻撃をかわす礼次
鰐白「な…かわされた!? …だが、この高さではダメージは免れまい…」
礼次は2階くらいの高さから地面へと真っ逆さまに落ちていく。だが…
礼次「10秒後に本気出す!」
地面につくギリギリでそう唱えると、礼次の身体は空中に固定された。そして礼次は身体の向きを変え、10秒が立つ
礼次「明日から本気出す!」
礼次は足から勢いよく地面に落ちたが、やはり傷一つついていない
鰐白「…やはり分からないな。何だその不可解な能力は?」
礼次「…仕方ないですね。読者の皆のこともあるから解説しましょう。『明日から本気出す』ですよ」
礼次の契約都市伝説、『明日から本気出す』。能力は今しなければならないことを指定した時間に先送りする、と言う物である
礼次「殴られたならダメージを受けなきゃいけない。落ちてもダメージを受けなきゃいけない。空中に居るなら落ちなきゃいけない。それらを先送りしただけです」
鰐白「成程、合点がいった。つまり…死ぬほどのダメージなら先送りしたって同じだよなぁ! 行け白子! ご飯の時間だぜ!」
大口を開けて白い鰐が礼次に襲い掛かる
礼次「…そろそろ疲れてきたんじゃないかな。あんなに攻撃したのに、あんなに頑張ったのに、僕は傷一つ付いてない…
でも、もう良いんだよ。頑張らなくて良いんだよ。…さぁ、眠りなさい」
礼次の身体から悪魔のような物が飛び出し、『下水道の白い鰐』に取り憑く。すると鰐は眠ってしまった
鰐白「な…!? なんだ!? どういうことだおい!」
礼次「何って、『睡魔』に襲わせただけですよ」
鰐白「『睡魔』だって…!?」
礼次「そ。『睡魔』。…貴方もそんなに叫んで疲れたでしょ? もういいんですよ。こんな無駄な争いもうやめましょう。さぁ、眠りなさい…」
今度は鰐白に『睡魔』が襲い掛かる。成す術もなく、鰐白は眠ってしまった…
礼次「うん…これでよし…っと。ふぁ…久しぶりに戦ったら眠くなっちゃった…。ま、これで一人と一匹は幸せになったわけだし、早く帰って寝よう…『かくかくしかじか』」
『かくかくしかじか』によって家に帰るまでの過程を省略し、一瞬で家に着く礼次
礼次「ふぁ…やっぱりどんなことをしている時よりも…眠っているときが一番、幸せだよねぇ…。どーせ明日は痛みで動けないし、このまま三日くらい寝てよう…ZZZ」
こうして礼次は深い眠りにつくのだった。皆さん、最近無理してませんか? 頑張りすぎてませんか? 人生は長いんだし、そんなめんどくさいこと全部放り投げて、ぐっすり眠りましょう
誰もが何もしなければ、良いことも嫌なことも何も起こらない…世界は平和になるのだから…
礼次「ふぁ…眠い…めんどくさい」
気怠そうな声を出しながら歩いているのは帯田礼次。学生会『七つの大罪』の『怠惰』担当である
礼次「あー歩くのめんどくさい…」
めんどくさいと言いながら、ゆっくり歩いている礼次。そして、下水道のある辺りに差し掛かった
礼次「…?」
すると下水道から白い鰐が飛び出して…大きな尻尾できつい一撃をお見舞いしようとした
礼次「ああ畜生めんどくさい! 『明日から本気出す』!」
鰐の尻尾は礼次に直撃。しかし礼次はピクリとも動かない
(…? どうしてこの衝撃で吹き飛ばない?)
その様子を物陰から怪訝な表情で見ている男、『下水道の白い鰐』の契約者
礼次「あー本当面倒なことに…こいつ野生? 契約者持ち?」
しかも礼次はこの一撃を受けて、かすり傷一つ負ってなかった
(…!)
これは流石におかしいと思い、男は礼次に近づく
「よぉ、あんた。コイツの攻撃を食らって吹き飛びもせずしかも無傷ってのはどういうわけだい?」
礼次「…誰です貴方?」
「下水道 鰐白(しもみのみち わにあき)。ちょっとした爬虫類マニアだよ」
礼次「そういうことを聞いてるんじゃ…あーもうめんどくさい…。貴方がコイツの契約者かどうか聞いてんですよ…」
鰐白「ああ、そういうことか。…お察しの通り、俺は下水道の白い鰐の契約者だよ。さ、俺は答えたんだ。今度はこっちの質問に答えてもらうぜ?」
礼次「吹っ飛ばされるのがめんどくさかったから。ダメージを受けるのがめんどくさかったから」
鰐白「…は?」
素っ頓狂な声を上げる鰐白
鰐白「『めんどくさい』…それだけの理由であの攻撃を無効化したってのか?」
礼次「無効化はしてないよ。それにこれは僕の契約都市伝説の能力」
鰐白「なんだよ、その契約都市伝説」
礼次「…教えるとでも?」
鰐白「だよなぁ…。だったら自分で調べるまでだ! 行くぞ白子!」
白子と言うのは彼が『下水道の白い鰐(♀)』につけた名前である。鰐→クロコダイル→クロコ→白いからシロコ→白子といった具合だ
鰐が大きな爪で礼次に襲い掛かる。直撃すれば出血多量ではすまないだろう
礼次「…幾らなんでもこれは拙いな。『眠り姫』」
礼次がそう唱えると、礼次の周りに茨が出てきて、鰐に応戦した
鰐白「ほう、『眠り姫』か…。なかなか珍しいのと契約してんじゃねぇか。だがさっきの謎の防御とは関係ねーみたいだな。
どうしてさっきのを使わなかった?」
礼次「…言ったでしょう。無効化はできないって」
鰐白「意地でも吐かしてやるぜ! どんな都市伝説かをなぁ! 食いちぎれ、白子!」
茨を食いちぎって無効化し、礼次に襲い掛かる『下水道の白い鰐』
礼次「く…『眠り姫』!」
『眠り姫』の茨で自分の身体を掴み、投げ飛ばすことで攻撃をかわす礼次
鰐白「な…かわされた!? …だが、この高さではダメージは免れまい…」
礼次は2階くらいの高さから地面へと真っ逆さまに落ちていく。だが…
礼次「10秒後に本気出す!」
地面につくギリギリでそう唱えると、礼次の身体は空中に固定された。そして礼次は身体の向きを変え、10秒が立つ
礼次「明日から本気出す!」
礼次は足から勢いよく地面に落ちたが、やはり傷一つついていない
鰐白「…やはり分からないな。何だその不可解な能力は?」
礼次「…仕方ないですね。読者の皆のこともあるから解説しましょう。『明日から本気出す』ですよ」
礼次の契約都市伝説、『明日から本気出す』。能力は今しなければならないことを指定した時間に先送りする、と言う物である
礼次「殴られたならダメージを受けなきゃいけない。落ちてもダメージを受けなきゃいけない。空中に居るなら落ちなきゃいけない。それらを先送りしただけです」
鰐白「成程、合点がいった。つまり…死ぬほどのダメージなら先送りしたって同じだよなぁ! 行け白子! ご飯の時間だぜ!」
大口を開けて白い鰐が礼次に襲い掛かる
礼次「…そろそろ疲れてきたんじゃないかな。あんなに攻撃したのに、あんなに頑張ったのに、僕は傷一つ付いてない…
でも、もう良いんだよ。頑張らなくて良いんだよ。…さぁ、眠りなさい」
礼次の身体から悪魔のような物が飛び出し、『下水道の白い鰐』に取り憑く。すると鰐は眠ってしまった
鰐白「な…!? なんだ!? どういうことだおい!」
礼次「何って、『睡魔』に襲わせただけですよ」
鰐白「『睡魔』だって…!?」
礼次「そ。『睡魔』。…貴方もそんなに叫んで疲れたでしょ? もういいんですよ。こんな無駄な争いもうやめましょう。さぁ、眠りなさい…」
今度は鰐白に『睡魔』が襲い掛かる。成す術もなく、鰐白は眠ってしまった…
礼次「うん…これでよし…っと。ふぁ…久しぶりに戦ったら眠くなっちゃった…。ま、これで一人と一匹は幸せになったわけだし、早く帰って寝よう…『かくかくしかじか』」
『かくかくしかじか』によって家に帰るまでの過程を省略し、一瞬で家に着く礼次
礼次「ふぁ…やっぱりどんなことをしている時よりも…眠っているときが一番、幸せだよねぇ…。どーせ明日は痛みで動けないし、このまま三日くらい寝てよう…ZZZ」
こうして礼次は深い眠りにつくのだった。皆さん、最近無理してませんか? 頑張りすぎてませんか? 人生は長いんだし、そんなめんどくさいこと全部放り投げて、ぐっすり眠りましょう
誰もが何もしなければ、良いことも嫌なことも何も起こらない…世界は平和になるのだから…
続く…