宴会③
…そういえば、今日は宴会がどうとか言ってた日だったな。とりあえず手土産を用意しようかな。
すっかり忘れてた。部屋いっぱいに置かれた食材の数々を。どうしようか…。
「しょうがない、軽トラでも使うか。」
何故かは知らないが、実家から送られてきた軽トラに部屋いっぱいの食材を載せていく。
…結構重労働だなこれ。米一袋だけで30kgはゆうにある。野菜類も段ボールいっぱいに入っている。先程届いたばかりの魚介類も発泡スチロールの箱いっぱいに入っている。
「…すっかり秋だな、この食材を見る限り。」
箱の中身はすべて旬の食材だった。魚介類ならば秋刀魚、鯖、車海老、鰯があるから持っていこう。
果物ならば葡萄、梨、柿を持っていこう。
野菜はこれからの季節ぴったりの南瓜と薩摩芋、それに高級食材松茸もつけて持っていくことにしよう。
米については実家から届いた「ひとめぼれ」と親戚から譲ってもらった「あきたこまち」を持っていくことにしよう。
…食材を運ぶだけで筋肉痛を起こしそうだった。
「さて、行くとしようかな。」
そう言って俺は西に向けて軽トラを走らせた…